【とと姉ちゃん】登場人物のモデルまとめ

朝ドラ「とと姉ちゃん」の登場人物にはモデルがいるのをご存知でしたか?

今回は、とと姉ちゃんのモデルになった人たちをご紹介したいと思います。

ドラマとの違いを見比べてみても面白いですよ!

ヒロイン・小橋常子のモデル

ヒロイン・小橋常子のモデルは、大橋 鎭子(おおはし しずこ)さんです。

〈幼少期~少女時代〉

東京で生まれるも、1歳で父親が肺結核を患い北海道に移住。

療養所を探し各地を転々としましたが、大橋鎭子さんが小学5年生の時に父親が亡くなります。

〈青年期〉

現・東京都立三田高等学校を卒業後、日本興業銀行に入行しますが3年で退行。

日本女子大学に入学するも、肺結核となり1年で中退します。

〈社会人〉

日本読書新聞に入社し、編集部に所属。

ここで天才編集者の花森 安治(はなもり やすじ)さんと知り合います。

〈会社設立〉

1946年、花森安治さん、妹の晴子(はるこ)さん、芳子(よしこ)さんとともに、現・暮しの手帖社を設立し、女性のための雑誌『スタイルブック』を創刊します。

後に「暮しの手帖」を創刊、現在も続く大ヒット雑誌となりました。

〈役職〉

1978年に花森安治さんの死去を受けて編集長となります。

〈表彰〉

「戦後の一般人の暮らしを豊かにした」として第10回東京都文化賞を受賞します。

〈引退〉

2004年妹の息子の嫁に社長を譲り社主となります。

〈死去〉

2013年3月23日に自宅にて死去。93歳でした。

幼いながらも家族のために父に代わって家長になり、戦後すぐ起業するなんて素晴らしい方ですね。

苦労、涙、愛。

まさに朝ドラにふさわしい生涯です。

天才!鬼の編集長、花山伊佐次のモデル

編集長・花山伊佐次のモデルは「一番うまいアサヒビール」や「ビールといえば吾妻橋」のキャッチコピーを生み出した、花森 安治(はなもり やすじさん)です。

〈誕生〉

花森安治さんは1911年、兵庫県神戸市に誕生しました。

〈性格〉

男性ですがおかっぱ頭やスカート姿をしていて、豪放な性格ですが仕事には真摯に接する人だったそうです。

スカートを履くのも「女性の気持ちを理解するため」だったそう。

〈会社設立〉

1946年、大橋鎭子さんたちと共に衣装研究所を設立し、雑誌『スタイルブック』を創刊して成功に導きます。

そして1948年には生活雑誌、後の『暮しの手帖』を創刊します。

花森安治さんは編集長として、死の2日前まで紙面デザインや取材に奔走したそうです。

〈死去〉

67歳で心筋梗塞により死去。

大橋鎭子さんが後を継ぎます。

〈表彰〉

著書『一銭(正しくは金を略した字)五厘の旗』で第23回読売文学賞随筆・紀行賞を受賞され、同年『暮しの手帖』の活動によりラモン・マグサイサイ賞を受賞されました。

やはりすごい方の周りにはすごい方が集まるんですね。

その他の実在モデル

小橋家の家族や常子と深く関わって行く人には実在モデルが多数存在します。

以下、役名とモデルをまとめました。

役名 キャスト モデル 備考
小橋常子 高畑充希 大橋鎭子  
小橋竹蔵 西島秀俊 大橋武雄 常子の父
小橋君子 木村多江 大橋久子 常子の母
小橋鞠子 相楽樹 大橋晴子(横山晴子) 小橋家の次女(常子の妹)
小橋美子 杉咲花 大橋芳子 小橋家の三女(常子の妹)
青柳滝子 大地真央 大橋きん 常子の祖母
中田綾 阿部純子 中野家子 常子の親友
花山伊佐次 未定 花岡安治 天才編集長

上記が現在判明している実在モデルです。

他にも親戚関係は実在していたと思いますが、名前や情報は出ておりません。

上記の登場人物の役どころは、モデルの人生をかなり忠実に再現している模様です。

実話に基づいた、波乱万丈な「とと姉ちゃん」ご期待下さい。

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