とと姉ちゃんの原作は何?脚本はあの西田征史!
NHK連続テレビ小説第94作、4月から放送開始の「とと姉ちゃん」。
高視聴率で大ヒットの「あさが来た」の次作とあって、期待も高まります。
今回は、とと姉ちゃんの原作と、脚本を手掛ける西田征史さんについてご紹介します!
とと姉ちゃんのあらすじをネタバレ
ヒロインの小橋 常子(こはし つねこ)は父・小橋竹蔵(こはしたけぞう)、母・君子(きみこ)の間に誕生しました。
妹が2人いて、比較的裕福で、家族愛に溢れた家庭で育ちます。
しかし常子が11歳の時に、竹蔵が結核にかかってしまいます。
竹蔵は常子に「とと(父)の代わりに、かか(母)と妹たちを頼む」と言い残し亡くなってしまいます。
常子は父の遺言通り「とと(父)姉ちゃん」として、亡き父の口癖の「ありきたりの毎日を大切に」の言葉をモットーに、小橋家の家長として家族を支えていきます。
戦前、不自由な暮らしを強いられている女性たちに接していくうちに「女性たちの暮らしに寄り添う仕事がしたい」と思うようになり、終戦直後、妹たちと天才編集者・花山伊佐次(はなやま いさじ)とともに、女性のための雑誌「あなたの暮らし」を創刊します。
以上が、とと姉ちゃんのあらすじです。
「とと姉ちゃん」という不思議な名前にはそんな経緯があったんですね。
ドラマのあらすじは発表されていますが、とと姉ちゃんに原作はありません。
ただし、実は主人公の常子にはモデルがいます。
「暮しの手帖」を創刊した大橋鎭子(おおはし しずこ)さんです。
ドラマでは、その生涯をかなり忠実に再現するようでして、原作はありませんが、大橋鎭子さんの生涯を振り返ることで、ある程度ドラマの展開が見えてきます。
これは、前作の朝ドラ「あさが来た」と同じパターンですね。
大橋鎭子さんはエッセイを出版されていますが、自伝的な内容ではありませんので原作とは言えないでしょう。
ですが、恐らく放送開始前後には、その生涯をまとめた本が出版されると思いますので、それを楽しみに待つとしましょう。
大橋鎭子の生涯
ヒロインのモデル・大橋鎭子さんは東京で産まれました。
鎭子さんが5歳の時に父が肺結核を患うと、家族で各地を転々とし、5年後の父の葬儀には喪主を務めています。
その後、日本女子大学に入学しますが肺結核を患いわずか1年で退学。
療養を経て日本読書新聞に就職します。
雇われの身の給料では一家を養うことが出来ないと起業を決意し、妹や仲間たちと生活誌創刊を決めたのが戦後2ヶ月のことでした。
その後、資金難や経営困難におちいると、日本読書新聞で出会った編集者・花森安治の指導のもと改善を行い、『暮しの手帖』を成功に導きました。
幻想的な物語の脚本家
とと姉ちゃんの脚本は「怪物くん」・「妖怪人間ベム」・「信長協奏曲」などで知られている西田征史(にしだ まさふみ)さんが手がけました。
「妖怪人間ベム」は亀梨和也さん主演で、あまりの人気に映画化までしたのが記憶に新しいですね。
ご自身で書かれた小説「『小野寺の弟・小野寺の姉』」は、のちに映画化・舞台化していますが、その脚本も西田征史さんがされています。
西田征史さんは「絶対ありえないけど、もしかしたらありえるかも」の世界を作るのがとても上手な方なので、とと姉ちゃんもそのような物語になるかもしれませんね。
ドラマのヒットには、キャスト・演出・題材と色んな要素が必要ですが、中でも脚本は1,2を争う重要な要素。
西田征史さんが担当されるなら、期待していいのではないでしょうか。
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