とと姉ちゃん 3週14話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 14話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」3週14話のあらすじネタバレと感想です。

まずは3週13話の振り返りを少し。

君子から、それまで死んだと聞かされていた祖母・滝子の世話になろうと思っていることを告げられた常子。

このまま浜松に居ても、女学校に通い続けることは出来ず、ととの願いにも反することになる。

そう考えた三姉妹は、東京・深川へ行くことに賛成します。

引っ越しの準備のため、家の中の荷物を片付けていると竹蔵との思い出の品が。

そして、何より最も多くの思い出が詰まった家を綺麗に拭き清め、浜松の暮らしに別れを告げるのでした。

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とと姉ちゃん 3週14話のあらすじネタバレ

浜松の生活に別れを告げる小橋家

引っ越しの当日、小橋家の表札を君子が外していると、山田たち遠州浜松染工の社員たちが見送りにやってきました。

「お見送りしか出来ず、申し訳ありません」そう言って謝る山田の背後でうな垂れる男が。

小橋家が浜松を出ることになったのは自分のせいだと気に病んでいる杉野社長は、ばつの悪そうな表情を浮かべながら、山田に促されて渋々前へ出ます。

「お気になさらないで下さい」君子の言葉に少しホッとした様子の杉野。

「体だけは大事にの。頑張って下せえよ」これまでの援助にお礼を述べる君子たちを、杉野が励ましているところへ、三姉妹の友達もそれぞれ見送りにやってきました。

「また、面白いあだ名考え付いたら、手紙書くね」友達に冗談を飛ばす常子。

大家さんや杉野社長、工場の社員たち、三姉妹それぞれの友達に見送られ、小橋家の四人は家を出たのでした

善良さと小心さの溢れる、田山涼成さん演じる杉野社長ともこれでお別れです。

どうせなら本当に一杯ひっかけてきた、というお芝居でも面白かったと思うのですが。

君子たちに対する罪悪感から木の陰に隠れ、山田に連れ出されて申し訳なさそうに帽子を取り、逆に君子から気遣われるシーンはまさに、抜きの芝居の名手だなと感じました。

玉置三兄弟ともお別れ

「あのー・・・」玉置長男・茂雄がため息交じりに仕事をしているところへ、常子が訪ねてきました。

驚く茂雄、干場から駆け下り「おい、何しに来たで!」いきなり突っかかる次男・正雄は茂雄に引っ叩かれます。

「見送りいけなかったで、丁度よかった」朝顔の柄が染められた手拭を餞別として常子に渡し、一人で照れる茂雄。

素直に喜ぶ常子、茂雄は常子が何をしに寄ったのか気がかりでなりません。

「・・・おらに、なにか?」期待を込めて訪ねる茂雄に、「・・・最後に、上りたくて」もう一度干場の上に上りたいだけの常子でした。

親方に許可を取ってもらおうと茂雄に話しかけたのですが、「やっぱり自分で聞いてみる!」常子はあっさりしたものです。

「正雄君、立派な職人さんになってね、期待してるわ!」鞠子から話しかけられ、少し照れた様子の玉置次男。

「幹雄君、いままでありがと、廊下に立たされないようにね!」美子の意外な言葉に、返事も出来ずボーっとしている玉置三男。

常子は親方に頼み込み、干場の上にずんずんと登って行きます。

「女にしとくには勿体ないね!」相変わらずいい度胸してる、と常子を褒める親方。

美子と鞠子も常子に続いて登って行きます。

風にはためく沢山の染物、干場の上では浜松の風景を目に焼き付けている三姉妹。

「もう、お別れだね」鞠子が呟くと、美子は寂しそうに頷き、二人の姉の手を取ります。

常子が思い出しているのは子供の頃、干場に上って降りられなくなった時のこと。

人に迷惑をかけたことを叱りつつも、「自分で考え、自分で行動したことは素晴らしいと思います」そう言って褒めてくれたとと。

―――常子は竹蔵との約束を胸に、浜松の生活に別れを告げたのです

日頃、憎まれ口を叩かれる事に慣れている玉置次男・正雄と三男・幹雄は、鞠子と美子から素直な言葉を掛けられ、どう反応していいかわかりません。

女の子に対し免疫がないのは長男・茂雄も同じで、常子を意識しまくり「ひょっとしたら・・・」という期待が全面に表れていましたね。

玉置三兄弟ともこれでお別れかと思うと、なんだか惜しい気もします。

次男・正雄役の加藤諒さんにはもう少し出番が与えられても良かった気がしますが、キャラが強烈過ぎて露出を増やすのに限界があったのでしょうか。

最後に鞠子から「期待してるわ!」と声を掛けられ、「おぉ・・・」と少しにやけて答える様子が、茂雄と同じく無駄な期待感が表情に表れていて、思わず笑ってしまいました。

常子、ついに祖母と対面

汽車に乗って東京へと向かう常子たち。

車内でおむすびを頬張っていると、「東京で一山当てようと」思っている鉄郎が現れます。

「新潟行くんじゃなかったでしたっけ?」常子の問いかけに曖昧な返事で誤魔化す鉄郎ですが、「また失敗したんだ・・・」美子にさえ見透かされる始末。

いよいよ東京・深川へと出てきた小橋家の四人と鉄郎。

威勢のいい職人たちが行き交い、活気にあふれる深川ですが、どうもあまり余所者を歓迎する空気ではありません。

居心地の悪さを感じながら、君子の案内で青柳商店の前までやって来た五人。

「じゃあ、お暇すっか!」驚く三姉妹をけむに巻くように、さっさと立ち去る鉄郎。

どうやら、困ったときにせびれる様、常子たちの居場所を確かめるためだけにくっ付いて来たようです。

相変わらず身勝手な鉄郎に呆れる三姉妹でしたが、君子はそれどころではなく、青柳商店の前に佇み緊張の面持ち。

「何か御用ですかい?」四人に話しかけてきたのは青柳商店の番頭、隈井栄太郎です。

「君子御嬢さんですかい?」旧知の間柄の隈井はすぐに君子に気付きました。

常子たち三姉妹を隈井に紹介する君子、隈井は三姉妹を見て思わず目が潤みます。

「このたびは、母のお世話になることになりました」隈井に挨拶する君子でしたが、隈井は何も聞かされていない様子。

驚く隈井を見て君子は、母にとって自分たちはその程度の存在に過ぎないのか、と動揺を隠せません。

そんな母の様子を見て常子は不安を募らせます。

隈井に案内され、店の奥に通される四人。

取り留めもなく思い出話を語る隈井に、「お祖母様ってどんな方なんですか?」そう尋ねる常子。

「一言で言うなら、青柳家そのもの」隈井の言葉になお不安が募ります。

黙って二人のやり取りを聞いている君子。

隈井が滝子を呼びに行こうと障子を開けると、そこには既に君子が立っていました。

慌てる隈井。

滝子は部屋へ入ると、黙って君子たちの向かいに腰を下ろします。

―――常子はこの日ついに、祖母・滝子と出会ったのでした

本当は心配も不安もある中、「かかを育てた方だから、どうしてもお会いしてみたい」そんな風に思って決断した常子でしたが、祖母・滝子との対面を控え、不安が募ります。

本当にこれでよかったのか?

自分たちは歓迎されていないのではないか?

「母にとっては取るに足りないことなんですね・・・」君子の言葉に、東京へ出てきたことは間違いだったかもしれない、常子はそう思っているのではないでしょうか。

木場の男たちの閉鎖的な態度も、常子たちにとっては不安材料ですね。

唯一の救いは片岡鶴太郎さん演じる隈井栄太郎の存在。

ですが、滝子を「青柳家そのもの」と言い切る隈井の言葉からは、絶対的な支配者の滝子に表立って逆らうことなど出来ないようにも思えます。

君子や常子たちを気遣い、滝子との間のバランスを取りつつ、陰からそっと支える。

そんな役どころでしょうか。

3週14話の感想まとめ

ようやく深川の青柳商店にたどり着いた常子たちを迎えた滝子は、固い表情のまま。

番頭の隈井にさえ、娘の君子たちが帰ってくることを伝えていないとは、この先が心配になります。

早々に母娘の衝突となるのでしょうか。

常子は自らの決断を後悔することになるのか、滝子の存在は常子たち三姉妹にどんな試練となるのか、期待と不安が入り混じりますね。

以上、とと姉ちゃん3週14話のあらすじネタバレと感想でした!

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