とと姉ちゃん 24週139話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 139話 ネタバレ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」24週139話のあらすじネタバレと感想です。

まずは23週138話の振り返りを少し。

「毎月・・月賦で欲しい物を買っていたら・・首が回らなくなってしまって」テスターの情報を週刊誌に漏らしたのが社員の松永と知り、ショックを受けた常子。

編集者として会社に入ったものの、連日”商品試験”ばかりやらされ嫌気がさしていた松永は、「もうウンザリなんですよ!」と吐き捨て会社を辞めてしまうのでした。

「独りよがりだったのかな・・・」松永の一件に加え、国実から”あなたの暮し”の持つ影響力について執拗に追及される常子は、改めて社員の気持ちを確認することに。

すっかり自信を無くした常子でしたが、「私は・・とてもやりがいを感じています!」緑がハッキリと断言すると、他の社員たちも次々に賛同し、ホッと胸を撫で下ろすのでした。

一方、国実による”あなたの暮し”へのバッシング報道は続き、新聞に電化製品の販売店を対象にしたアンケート調査が掲載され、”商品試験のやり方に疑問がある”との声が47.2%に上り・・・

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とと姉ちゃん 24週139話のあらすじネタバレ

国実はメーカーを巻き込み・・・

執拗に”あなたの暮し”を追及する国実は、新聞に新たなバッシング記事を載せてきました。

”雑誌『あなたの暮し』に迫る”と題し、販売店の意見として”商品試験”のやり方に疑問があると言う声が、47.2%に上ると指摘。

”使用面だけでなくデザインも評価すべき”、”まったくの素人テストで話にならない”などという声も載せ、徹底的にこき下ろします。

一方、大東京新聞には”あなたの暮し”の件をはっきりさせて欲しい・・という投書が数多く寄せられていました。

国実は自分の予想通りの展開となり、「世間は確実に、騒ぎ始めた・・・」と満足気。

常子と花山を逃げ隠れ出来ない場所に引きずり出したい・・国実は次の一手をどうするか、思案に暮れている様子。

「ああ・・確か今、洗濯機の”商品試験”やってるって話だよな・・メーカーもヒヤヒヤしてることだろうよ・・・」

読者からの投書に目を通していた国実は、デスクの一言で何か思いついたようです。

そして、アカバネ電器では・・・

「はい、アカバネ電器です・・村山は私ですが・・大東京新聞の国実さん?」電話を取った村山がそう呟くと、酒井が思わず振り向きます。

「ええ・・それはどういった・・ほお・・なるほど・・・」話を聞いた村山は、思わずニヤリと・・・

「いい加減にしつこいぞ君たちは!」会社に戻ってきた常子を迎えたのは、花山の怒鳴り声でした。

「だったら受けてくださいよ・・花山さん」何と国実が、村山たちメーカの担当者を率いて乗り込んできたのです。

洗濯機の”公開試験”を提案しに来たという国実は、”あなたの暮し”の”商品試験”のやり方を開示して欲しいと要求します。

「皆さんの前で、各メーカーの洗濯機をどういうやり方で試験していたのかを・・説明して頂きたい」

自分で声を掛けて集めた担当者と共に、挑発的な態度で”公開試験”の実施を繰り返し求めます。

「実は新聞社にも、”あなたの暮し”の”商品試験”に信憑性があるのか調べてもらいたいという声が・・多く届いてましてね・・・」

国実の言葉に、「我々も疑っておりましてね・・・」村山たちメーカーの担当者も同調して騒ぎ出しました。

「本当に正しい試験をやってると言うなら、目の前で見せて頂きたい!」やましいところが無いのなら見せられるはず、と言う担当者たち。

「やましいところなどございません!」正しい結果を載せているという自負がある常子は、毅然と反論しますが・・・

「疑わしいですな・・現に、テスターに結果を改ざんさせたという記事が週刊誌に載ったではありませんか」

ぬけぬけと週刊誌の記事を引き合いに出し、冷たい視線を浴びせる村山。

「事実無根です!」美子が声を上げると、他の社員たちもいきり立ちます。

「お前らが出鱈目を言わせたんだろう!」水田が疑いの目を向けると、「失敬な言い掛かりはよせ!」担当者の側も興奮気味に怒鳴り返し、一触即発の空気に。

一方の国実は、「こうした疑いを晴らすためには・・”公開試験”が打って付けだと思うんですよ」と、都合のいいことを。

これまでの”商品試験”は密室で行われたもの、それを正しいと主張するなら、衆人環視の中自分たちのやったことを見せるしかない・・勝ち誇ったように迫る国実。

ですが花山は、「一方的に疑いをかけているのは君たちだろう!私たちは疑われるようなことは何もしていない!」と一蹴します。

「記事の中で、試験方法も記載している・・これからも自分たちのやり方を貫くだけだ!」頑として突っぱねると、社員たちからも次々と賛同の声が上がりました。

「逃げるんですか?」尚もチクチクと挑発を繰り返す村山ですが、花山は見え透いた手には乗りません。

「では、いつまでも疑いの目を持たれたままでいいんですか?」追及の手を緩めるつもりはない、脅す様に迫る国実。

が、「御勝手に!我々は自分たちの力だけで信用を取り戻してみせる」花山は最後まで、首を縦に振ることはありませんでした。

もう話は終わった・・とばかりに知恵の輪を弄り始めた花山を見て、これ以上は無駄と察したのか、国実は最後に常子に確認します。

「小橋社長も同じ考えですか?」そう問われ、「もちろんです・・私たちの”商品試験”に、間違いはありませんから」冷静に答える常子。

「どうだかねえ・・口では何とでも言える」さらにしつこく挑発する村山でしたが、社員たちが再び騒ぎ出したのを見て、国実は引き際と感じたようです。

「考えが変わりましたら、いつでも連絡をください」そう言い残すと、メーカーの担当者を促し撤退していくのでした。

何とアカバネをはじめメーカーの担当者を引きつれて乗り込んでくるという、露骨すぎる挑発に出た国実でしたが、それでも花山は一顧だにしません。

さすがにここまで来ると、花山の強烈な信念に感心してしまいますが、国実はさらに執拗に追及する構えを見せ、不安を残す展開。

去り際に村山に目配せし、裏でつながっているのでは・・と疑わせますが、両者が連携して”あなたの暮し”を罠に嵌めようと画策しているのでしょうか?

だとすると、”公開試験”にも色々と仕掛けがあるかもしれず、どんな方法で試験して誰が判定するのか、国実が恣意的に決めるのでは公平とは言えません。

花山の言う通り、国実が一方的に疑いをかけ執拗にバッシングを繰り返している状況で、挑発に乗って”公開試験”を受け入れれば、何が起きるか分からないと考えるのが普通。

それにどれだけ因縁を付けられようが、正しい試験結果を誌面に載せているという自負もあり、常子も毅然と突っぱねるのでした。

が、それでも社員たちには悔しい思いが募り、まさに爆発寸前といった様子だっただけに、心配でもあります。

週刊誌の記事がアカバネの差し金であることは、社員全員が感じていることで、村山の人を食ったような態度にいきり立つのも無理はありません。

しかし、大東京新聞には”あなたの暮し”の件をはっきりさせて欲しい・・という投書も多く寄せられ、常子たちもそろそろ何らかの手を打つ必要がありそうですが・・・

悔しがる読者たち

―――次の休日、常子と美子は久しぶりに鞠子を訪ねました

「おばちゃん!早く、早く!・・これ、これー!」常子を急かして庭に案内し、たまきが駆け寄ったのは真新しい洗濯機でした。

「これかあ・・」常子も美子もさすがにちょっと興奮気味。

「そんなに感心しなくても・・”商品試験”で見慣れてるでしょ?」ちょっと呆れ気味の鞠子。

確かに試験では見慣れている常子でしたが、鞠子の自宅にあるのを見ると、やはり興奮するようです。

「同感です・・僕も、これが届いた日は・・そんな感じでしたから」と、やはり高揚感を覚えたのでした。

たまきも朝からずっと待っていたと言い、「うん!だって、お洗濯みーんなやってくれるなんて、すごい!」と大喜び。

「これが来てから、お母さん・・お洗濯が大好きになったんだよ!・・ねえー?」たまきに言われ、可笑しそうに笑う鞠子。

そこへ、鞠子の友達の近所の主婦たちが尋ねてきました。

「おじゃましまーす」裏口からそのまま庭に入って来た主婦たちは、「わあ・・本当に来てる・・・」と興奮気味に洗濯機に駆け寄ります。

「こんにちは」たまきが声を掛けると、三人組の主婦も挨拶を返し、つられるように常子と美子も「こんにちは」と挨拶しますが・・・

「あら?・・嘘でしょ・・・」珍しそうに洗濯機を撫でまわしていた三人組は、常子たちを見て驚いた様子。

「ああ・・”あなたの暮し”の?」常子たちの正体に気付いた三人組の反応に、常子と美子は顔を見合わせ思わず吹き出してしまいます。

「はじめまして・・小橋常子と申します・・いつも妹の鞠子がお世話になっております」改めて三人に頭を下げました。

なお一層感激する三人組に、「いつも言ってるじゃないですか、姉と妹はたまに遊びに来るって!」落ち着かせようと声を掛ける鞠子。

三人組は、”あなたの暮し”を毎号欠かさず読んでいる愛読者でした。

「励みになります」そう言って感謝する常子たちでしたが、三人は最近の新聞や週刊誌による批判に憤っていました。

「あれ見ると私、腹が立ってもう自分の事のように悔しくて・・・」と、腹に据えかねているようです。

常子も美子も、鞠子たちも複雑な表情で聞いています。

「うちの旦那なんて、新聞の方が信頼できるとか言って・・・」批判記事を鵜呑みにしている向きも。

改めて読者の声をじかに聞きいた常子は・・・

読者の生の声に触れ、常子は一体どう感じたのでしょうか?

新聞や週刊誌のバッシング記事に、「腹が立ってもう自分の事のように悔しくて」と感じる読者がいることに、心強さを感じるとともに、申し訳なさも感じたのでは・・・

”あなたの暮し”が信用を失えば、楽しみにしてくれている多くの読者を失望させることになる。

庶民の暮しを豊かにする、という本分を全うするだけではなく、不当な言い掛かりに対してもっと毅然と対応すべきでは無いのか。

そんな風に考え、自分たちがアカバネの妨害や国実の追及から逃げている、と感じたのかもしれません。

だとすると、これまでも猪突猛進で問題に立ち向かってきた常子だけに、一気に動き出しそうですが・・・

「闘う姿を見せましょう!」

花山は、会社で一人原稿の執筆に取り組んでいました。

しばらく仕事に集中していた花山でしたが、ちょっと疲れたのかペンを置くと、部屋の隅の書棚に目を向けます。

そして、おもむろに読者からの投書を手に取り・・・

一方常子は、鞠子たちに見送られ帰ろうとしていました。

「それじゃ・・かかによろしくね・・・」鞠子がそう言うと、「バイバイ!」たまきが小さな手を振ります。

「バイバイ!」と美子は手を振り返しますが、常子は何か考え事をしているのか、じっと一点を見つめ黙ったまま。

美子に声を掛けられると、「うん・・ん?・・バイバイ!」たまきに向かって慌てて手を振り返しました。

「あたし・・ちょっと会社行ってくる」美子に先に帰るよう促すと、足早にその場を去って行くのでした。

その頃会社では、花山が読者からの投書にじっと目を通していました。

すると、階段の方からコツコツと足音が響き、花山が思わず顔を向けます。

「やっぱり・・お休みですが・・何かしらお仕事をなさっているのではないかと思っていました」

常子と共に、美子と水田までがやって来ました。

「花山さんにお話があって」と言う常子ですが、一方の花山も何か話があるとのこと。

「ふと、読者からの手紙が気になってね・・・」書棚から引っ張り出し、じっくり読み込んでいたようです。

およそ三割が新聞記事が出てから増え始めた批判の手紙、残りの七割が応援する読者からのものでした。

常子が改めて投書に目を通すと、掲載されていた童話を評価するものや、直線裁ちの頃からの読者の励ましの便りも。

”頑張れ、読者はここにいる”最後に記された一文を、声に出して読み上げる常子。

「今の”あなたの暮し”には・・安定した発行部数と、根強い愛読者がいる・・新聞で叩かれようが、部数を落とさない自信もある」

だからこそ、批判の声など無視してもいいと考えていた花山。

「まともに雑誌を読んでいない連中を相手にしなくても、自分たちを信じてくれる読者がいるからな・・・」

しかし、多くの投書を読むうち、”悔しい”という読者の声が聞こえてきたようです。

常子と花山は互いの考えを確かめ合うように、目を合わせます。

美子や水田も同様の考えで、「売られた喧嘩を買うようで、子供じみていますけど・・我々を信じてくれている読者の為にも・・・」覚悟を決めた様子。

それを見た常子は、「闘う姿を見せましょう!」花山に向かって訴えました。

「闘う姿か・・そうだな」花山も納得したように頷き、”公開試験”を受けることに。

「はい・・いいえ・・あなた方は必ず、受けて立ってくれると思ってましたよ」連絡を受けた国実は、言葉とは裏腹に幾分複雑な表情を見せていますが・・・

一方、赤羽根は知らせを受け、またとない機会を得たと満足気。

「そうか・・”あなたの暮し”側が”公開試験”を受け入れたか」アカバネ電器の主力商品である洗濯機を、世間に売り込むチャンスと考えているようです。

社運を賭け、カネと時間を掛けて作った洗濯機。

「他のメーカーよりも優れているとなれば、売り上げも伸びるだろう・・・」などという皮算用も。

「それに”あなたの暮し”試験方法におかしな点を見つけて、そこを指摘すれば・・向こうの信頼もがた落ちだ」不敵にほくそ笑む赤羽根。

その頃常子たちは、”公開試験”に向けて改めて洗濯機の試験に取り組んでいました。

「闘う姿を見せましょう!」読者の声に押される恰好で、決断を下した常子ですが、偶然にも花山も読者からの投書に目を通し、同じ結論に至っていました。

いよいよ花山が本気を出してくれそうで、そういう意味では心強いものの、花山はなぜ急に読者からの投書が気になったのでしょうか?

これまで特段注意を払う様子もなく、ちょっと唐突な印象を拭えませんが、さすがに編集長として日頃からチェックはしていたのかもしれません。

一方の国実は、自分の思惑通りに事が運び、ガッツポーズでも見せるかと思いきや、何やら複雑な表情で大きなため息をついていましたが・・・

まるで何か大きな心配事でも抱えているかのようでしたが、僅かな期間の間に何があったのか、気になるところです。

もしかすると、取材を進めていく過程で、アカバネの数々の嫌がらせの実態に気付いたのかもしれません。

週刊誌の記事にアカバネが関わっていたことを知ったのだとしたら、自分がまずい立場になりかねないと、懸念を強めていても不思議ではありません。

だとすると、この後の”公開試験”がどうなるのか、さらに心配になってきますが・・・

とと姉ちゃん24週139話の感想まとめ

アカバネ電器の村山に連絡し、各メーカーの担当者を引き連れあなたの暮し出版に乗り込んできた国実ですが、ジャーナリストとしてどうなのか・・・

露骨にメーカー側に肩入れし、花山を挑発する姿勢からは公平な報道をに努める姿勢は、微塵も感じられません。

一方の花山は挑発を突っぱね、常子も毅然と要求を撥ねつけますが、鞠子の友人の主婦たちの声を聴き、支持してくれる読者の為に闘う姿を見せることに。

”あなたの暮し”の信用を落とすチャンス・・とほくそ笑む赤羽根は、さらに卑怯な嫌がらせを目論んでいるかもしれません。

相手の土俵に乗ってしまうことに不安の種は尽きませんが、あくまで素人集団に過ぎない常子たちに勝算はあるのでしょうか?

以上、とと姉ちゃん24週139話のあらすじネタバレと感想でした!

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