とと姉ちゃん 2週8話のネタバレと感想
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」2週8話のあらすじネタバレと感想です。
まずは2週7話の振り返りを少し。
美子が密に抱えていた悩みを知った常子たち。
無理にでも明るい顔を作ってみたら?と提案する君子に対し美子は「楽しくないのに笑えない」と前向きになれません。
そんな美子に「妖怪おはじき婆!」と変顔で迫る常子。
突拍子もない常子の行動に、その場では笑顔を見せた美子でしたが・・・
とと姉ちゃん 2週8話のあらすじネタバレ
とと姉、思いっきりすべる
自分のカバンの中に美子のお弁当が紛れ込んでいることに気付いた常子は、大急ぎで尋常小学校へ駆けてゆきます。
小学校の廊下を駆け抜け、美子の教室にたどり着いた常子が見たのは、相変わらず独りぼっちでクラスに馴染めないでいる妹の姿でした。
「よっちゃん!」わざと明るく声掛け、教室に入っていく常子。
「まだ話しかけていないの?」心配して尋ねる常子に、「いいの!」ちょっとふて腐れたように答える美子。
そこへ絡んできた玉置三兄弟の三男・幹雄、「おい、とと姉何しにきた」と年上の常子に強気に迫ります。
玉置・三男を睨み返し「ふんっ」と軽く鼻息を鳴らすと、教壇に立ちクラス中に呼びかける常子。
「近頃、東京・大阪はもとより、ここ浜松で大流行している物真似があります」と言って披露したのは美子の持ちネタ、聖徳太子の爆笑物真似。
「やるじゃん」今まで知らなかった美子のひょうきんな一面を知り、盛り上がるクラスメートたち。
ところが調子に乗った常子は、余計な事をばらしてしまいます。
「私がお風呂入っている時に『ああ、お腹すいた』って呟いたら」美子がお尻を向けて「ほら、桃があるよ」、お尻をパチンと叩きドヤ顔の常子に対し、美子は唖然。
「あれ?」一瞬凍りつく教室、「恥ずかしくねえのけ!」馬鹿にして美子を取り囲む男子たち。
「いい加減にして!」怒りを露わにして常子を教室から追い出す美子。
思わずやり過ぎてしまった常子。
昭和十年頃の小学生の感覚というのはよく分かりませんが、男子だったらともかく、女の子の美子の場合はギリギリアウトだったようです。
まあ、明らかに踏み込み過ぎでしたね。
ギリギリのところで止まれないのが、とと姉ちゃんなのかもしれませんが。
美子を心配するあまりの暴走でしたが、顔から火が出るような恥ずかしい思いをさせられた美子は、常子を拒絶してしまいます。
教室の外から、背を向ける美子を見つめる常子の表情がいかにも悲しげでしたね。
意固地になる美子
「余計なことするから」常子から話を聞き、鞠子はあきれてしまいます。
耳を塞ぎ悩む常子でしたが、なかなか帰ってこない美子を心配していると、大家さんが運動会のお知らせを持って訪ねてきました。
そして、大家さんが玄関に呼び込んだのは家に入れず、うろうろしていた美子でした。
「喧嘩でもしたのけ?」心配する大家さんをよそに、美子は部屋に駆け込んでしまいます。
「もう、とと姉ちゃんなんで信じない!」何とか美子の機嫌を取ろうとする常子に、きつい言葉が浴びせられます。
泣きじゃくる美子を前に、無力感に苛まれる常子。
「常子も悪気はなかったのよ」「美子のためを思ってやってくれたんだから」そう言って慰める君子でしたが、美子の気持ちは晴れません。
「どうしたもんじゃろのう」美子のことが心配で授業中も上の空の常子。
一人で家路を歩く美子は仲の良さそうな父娘とすれ違い、ととのことを思い出します。
「よっちゃん!」常子と鞠子が追いついてきましたが、「一緒に帰ろう!」と常子が差し出した手を無視して、さっさと歩きだす美子。
「おーーい、とっと姉ちゃーーん」無神経に絡んでくる玉置三兄弟ですが、落ち込んでいる常子は言い返すことが出来ません。
「よ、桃尻女!」玉置三男・幹雄にからかわれ、居たたまれずにその場から逃げる美子。
美子を気遣う常子でしたが、「やめて、ついてこないで!」そう言い捨てて走り去る妹に、何も声を掛けられず呆然と見送るのでした。
美子を追いかけ、何とか常子をフォローして二人の仲を取り持とうとする鞠子でしたが、意固地になっている美子の耳には届きません。
前回に引き続き、常子たちにねちっこく絡んできた玉置三兄弟。
ですが、今回は美子の件で心に余裕のない常子は、何も言い返すことが出来ませんでした。
なかなかにイラつく三兄弟です。
常子が制服を着て女学校に通っていることに対し、「とととか言っときながら、仕事してねえのけ!」等と稼ぎが無い常子を馬鹿にするようなことを言っていましたが、コンプレックスの裏返しでしょうか。
しかし、果たして自分にととの代わりが務まっているのか、自信を失っている常子にとっては、玉置三兄弟の幼稚な煽り文句も胸に突き刺さるのでした。
突如、鳴り響く半鐘
「今はそっとしといてあげよ?」常子に語りかける鞠子。
かえって素直になれなくなる、と心配する鞠子に対し「とともそうしたのかなあ・・・」と悩む常子。
「ととだったら、きっとお友達との仲を上手に取り持って・・・」そう言いかけた時、家の外に半鐘の音が鳴り響いていることに気付きました。
「火事だあ!」その声を聞くや、常子はバケツを持って家を飛び出します。
騒ぎのする方へ駆けていく常子。
ようやくたどり着いた火事場では、懸命の消火活動を繰り広げている男たちの姿が。
一瞬、圧倒されるものの、気を取り直しバケツに水を汲んで火元に走る常子でしたが、水の重さにバケツをこぼしてしまいます。
「何やってんだ!」飛び交う罵声に動揺しつつも、再び水を汲みに走る常子ですが、明らかに足手まとい。
殺気立った火事場で常子を気遣う余裕のあるものなど一人もいません。
「いい加減にしろ!お前は所詮女なんだよ!邪魔すんな!」
何の役にも立たない常子、そして野次馬の中から見つめる美子たち。
見ていてさすがに常子が可哀想になってきました。
あさイチの朝ドラ受けでも井ノ原さんや柳澤さん、そして有働アナも相当ご立腹でしたね。
火事の現場で完全に孤立した常子を見つめる家族の表情も、切ないものでした。
やはり、どう頑張ったところで力では男にかないません。
自分の限界を思い知らされた常子は、どうやって立ち直ることが出来るのでしょうか。
或いはさらなる試練に晒されるのでしょうか。
2週8話の感想まとめ
―――常子はますます悩んでしまいました。
―――自分はどうしたらととになれるのだろう、と。
気合だけでは乗り越えることの出来ない大きな壁にぶつかり、挫折する常子。
竹蔵との約束が重くのしかかります。
湖の畔で一人悩む常子でしたが、とととの思い出は彼女が再び立ち上がる支えになってくれるのではないでしょうか。
以上、とと姉ちゃん2週8話のあらすじネタバレと感想でした!