とと姉ちゃん 2週9話のネタバレと感想
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」2週9話のあらすじネタバレと感想です。
まずは2週8話の振り返りを少し。
美子をクラスの人気者にしようとした常子でしたが、調子に乗ってやり過ぎてしまいます。
逆に男子から馬鹿にされ、ますます孤立した美子は「もう、とと姉ちゃんなんで信じない!」と猛反発。
そんな時、近所の家から火の手が上がり、消防組の一員として現場に駆けつける常子でしたが、全く役に立てません。
「いい加減にしろ!お前は所詮女なんだよ!邪魔すんな!」一喝された常子は、呆然と立ち尽くすしかありませんでした。
とと姉ちゃん 2週9話のあらすじネタバレ
風来坊の鉄郎、再び
「おーい、おーーい誰か!」小橋家の玄関を激しく叩く男の影。
常子の叔父、風来坊・鉄郎が再びやってきました。
「弱ったな・・・」小橋家はどうやら留守らしく、誰も出てきません。
しかし、そこは目端の利く鉄郎、便所の窓があいていることに気付きます。
鞠子と美子が家に戻ると、そこには小橋家に勝手に上り込み、食事を掻き込んでいる鉄郎が。
「あたしのお茶碗とお箸・・・やめてよっ!」美子の抗議にも「ケチケチするな、減るもんじゃないだろう!」なんら悪びれる様子もありません。
身勝手な鉄郎に鞠子が呆れているところへ、常子も帰ってきました。
「なんだよ、不景気な面しやがってよお」元気のない常子に無神経な言葉を浴びせる鉄郎。
「ははあ、美子か?」何故か無駄に察しの良い鉄郎は「お前らのととが生きてたらな、喧嘩なんか直ぐ仲直りさせただろうよ」とさらに無神経に畳み掛けます。
「そうですよねえ・・・」言い返す元気もない常子に、「何だよ、それよお、言い返してこいよ、いつもみたいにほら、ほら来い!来い!」とけしかける鉄郎。
そこへ「えーー、何よこれ」突然、鞠子の悲鳴にも似た声が小橋家に響きます。
米櫃を覗いてみると、なんと空っぽ。
「今週いっぱい持つように計算して食べてたのに・・・」常子の嘆きをよそに、小橋家の備蓄米を食べつくした鉄郎はそそくさと逃げ出すのでした。
それにしても小言を言う鞠子に「うるせーな、そんなに言うならカブトの儲けで買ってやったアイス返せ!」なんて、流石に大人げない鉄郎。
もっとも、そんな鉄郎ですが、元気のない常子の様子に素早く事情を察するあたり、小橋家のことを日頃から多少は考えているということでしょうか。
「おいおい、しっかりしろよ。とと姉ちゃんなんだろ?家族を纏めなきゃダメじゃねえか」などと、風来坊の鉄郎に言われては常子も立つ瀬がありませんが、叔父としては心配なのかもしれません。
お米問題の解決策とは?
「おじさんも困った人ね」ただでさえ苦しい母子家庭だというのに、鉄郎のせいでさらに困難になった家計のやり繰りに君子と常子は頭を悩ませます。
「かか、やっぱり学校やめて働きたい」思い余ってそう切り出した常子に、「それは、散々話し合ったでしょ」と優しく諭す君子。
十五歳の常子では稼げる金額などたかが知れています。
「今はちゃんと学校に行って、色々身に着けてほしいの」それがととの願いであり、杉野社長からの援助もあるからと。
「あなたはお金の心配しなくていいから」君子の言葉にも常子は自分の力不足を思い、気が晴れません。
お金も稼げない、美子の悩みも解決出来ない、「これじゃ、ととやってると言えないもん」鞠子に愚痴をこす常子。
ただ、それよりもまずは目先のお米問題です。
試案に暮れていると、ふと大家さんが持ってきた町内運動会のお知らせが目に留まります。
「あーーー!」常子が気付いたのは、二人三脚の商品「米一俵」。
「これでお米問題解決よ!」笑顔で言い切る常子に対し、困惑する君子と鞠子。
男の人も出る競技で勝てるわけない、と正論を唱える鞠子に「そうかな?」といたって楽観的です。
鞠子は全く乗り気ではない、「・・・となると」君子を見つめる常子。
「あたし?」驚く君子に常子は「お米のために、一緒に走りましょう!」と詰め寄り、とうとう出場することに。
「あたしも、ととみたいに一位になれたら、美子喜んでくれるかな・・・」昔、竹蔵が運動会で二人三脚に出場し、一位になった思い出を振り返る常子。
「当たり前じゃない」君子の言葉に、常子のやる気に火が付きます。
「よーーーし!」気合十分です。
前回、玉置三兄弟に「”とと”とか言っときながら、仕事してねえのけ!」と言われたことがずっと引っ掛かっていたのでしょうか。
「ととになるって誓ったんだから、ちゃんと働いて、お金稼ぎたいです」責任を果たせていないことに悔しさを滲ませる常子を見ていると、改めて玉置三兄弟の厭らしさが引き立ちますね。
二人三脚でも玉置三兄弟が絡んでくるんでしょうか。
まあ、十中八九絡んでくるとは思いますが、前回の火事のシーンで力では男に勝てないことを思い知らされただけに、一体どんな勝負になるのか、難しいところだと思います。
気合で勝つ、というのは無理がありますし、ひょっとしたら鉄郎が助っ人に?などと想像してみるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
練習に励む常子、美子の反応は?
翌日から常子と君子の特訓が始まります。
「かか、もうひと踏ん張り!」時にはスカートが捲れ上がっても、時には筋肉痛に耐えながら、勝利を目指して特訓を続けました。
一方で、依然常子に対してわだかまりが消えない美子。
「ねえ、一位になったらすごいと思わない?」鞠子の問いかけにも、「無理よ、男の人も出るのに」と連れない態度です。
浜辺で特訓する常子と君子を、鞠子と共に遠くから眺める美子でしたが、その表情は暗く沈んだまま。
「早く走れるコツですか・・・」君子は、かつて竹蔵とペアで二人三脚に出場した山田に相談してみます。
そうは言われても、山田も「小橋さんも僕も無心だったもんで、よかったのかも・・・」としか答えようがありません。
「無心ですか・・・あーー!」不注意で転んでしまう君子。
その場ではなんともなかったのですが、翌日になって手首が大きく腫れてしまいます。
君子の出場は絶望的に。
「じゃあ、残念ながら欠場ってことか・・・」そう言って落ち込む鞠子に常子は、「どうして欠場って決めつけるの?」
驚いて常子を見返す鞠子。
「・・・出ればいいじゃない」常子の言葉に「私もそう思うわ、鞠子」と君子も同調します。
「えっ??」「待って、待って、待って・・・私に言ってるの?」動揺する鞠子に対し、そろって頷く常子と君子。
結局強引に押し切られた鞠子、お米を賭けた小橋家の戦いの最前線に立つことに。
君子の負傷で、突如お鉢が回ってきた鞠子でしたが、運動はからっきしの優等生です。
もっとも、体力的には君子とどっこいどっこいといった感じですから、それほどの戦力ダウンとも思えないのですが。
最大の問題は鞠子のやる気の無さですね。
常子と君子に拝み倒される形となりましたが、鞠子のモチベーションを高める方法があるのでしょうか。
2週9話の感想まとめ
前回、徹底的に打ちのめされた常子でしたが、二人三脚の練習に打ち込んでいるうちに少しずつ元気を取り戻したようです。
ということは、鉄郎のおかげ?と言っていいのか、まさに怪我の功名ですね。
小橋家の米櫃を空にしてさっさと逃げた鉄郎ですが、今週再び出番はあるのでしょうか。
流石にこのままではただの食い逃げ犯になってしまいますので、名誉挽回の機会が与えられるといいのですが。
以上、とと姉ちゃん2週9話のあらすじネタバレと感想でした!