とと姉ちゃん 5週26話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 26話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」5週26話のあらすじネタバレと感想です。

まずは5週25話の振り返りを少し。

どこかへ消えてしまった鞠子の制服を巡って、森田屋の中に小さな波紋が広がります。

富江の部屋の前で拾ったボタンが、綾の制服の袖についているボタンと同じであることに気付き、何があったのか富江に尋ねる常子。

「・・・羨ましかったの・・だから」鞠子の制服を見て、ちょっと着てみたいとの衝動に駆られ、袖を通してみたところ制服を破ってしまった、富江がぽつりぽつりと真相を話してくれました。

どうしていいか分からないと落ち込む富江を見て、常子は「私にやらせてくれない?」と協力を申し出ますが、あいにく小橋家のミシンは故障中。

そこで常子の取った行動は・・・

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とと姉ちゃん 5週26話のあらすじネタバレ

青柳商店へ来たものの・・・

富江が破ってしまった鞠子の制服を直そうとした常子でしたが、しかしあいにく小橋家のミシンは引っ越しの時に故障してしまったようです。

部屋を飛び出し青柳商店までやって来た常子でしたが、君子のことを思うと勝手に滝子を頼るのには気が引けます。

「気まずいのね・・・」詳しい事情は知らないものの、富江にも大体の察しはつきます。

店の前で職人たちに指示を出す滝子を陰から見つめながら、思案に暮れる常子でしたが、滝子は清に後を任せると店の中に戻っていきました。

「・・清さん」こっそり駆け寄り、ミシンを貸してほしいと頼み込む常子。

ですが、「・・・いや・・そう言うのはお母さんに聞いてみないと」煮え切らない態度の清。

一瞬考え込む常子でしたが、すぐに清の”操縦法”を思いつきます。

「あ!そう言えば森田屋の皆さんが言ってたなあ・・」青柳の若旦那は有能で、今すぐにでも一人で店を切り盛り出来るなあって・・・常子はそっと目配せし、富江も話を合わせます。

「・・・そうかい?」すっかりその気になった清。

その頃森田屋では、君子が評判の漬物を味わっていました。

毎日富江が丁寧に糠床を返し、丹精込めた漬物は照代から仕込まれたものです。

「こんな小せえ頃から、くせえだ何だのって嫌な顔せず、毎日さあ・・」宗吉にとって富江は何より自慢の娘。

小学校を卒業したその日に、森田屋で働くことを宣言し、女学校へ行きたいなどと一言も言わなかった富江。

「ご自慢の娘さんですね」君子からそう言われ、そんなんじゃねえよ、と笑って否定する宗吉ですが、いかにも上機嫌です。

そんな事とはつゆ知らず、富江はこっそり青柳商店の中の様子を窺っています。

そして店の中では、常子にこっそりミシンを使わせていることが滝子にばれはしないかと清がビクビクしています。

「早くしてくれよ・・」勝手に使っていることが滝子に知られたらと、気が気ではない清の様子が常子には可笑しくてたまりません。

二百年続く青柳商店を守ってきた滝子は、自分が正しいと思っている事から外れれば、容赦なく雷を落とします。

「・・どうしてここを出て行くことになったんだい?」清も知らなかったのか・・・そう思う常子でしたが、常子自身詳しい話は聞かされていません。

「・・・お祖母様と母が分かり合えなかった、ということだけ」その常子の言葉に、実の娘でもそうなんだ、と呟く清。

常子に聞こえたことに慌てて、「いやー、養子の私が分かり合うなんて到底無理な話なのかなあ・・」とおどけて誤魔化す清ですが、その時急に部屋の障子が勢いよく開き、滝子が入ってきました。

「何をしてんだい!」厳しい表情で常子を問い詰める滝子。

常子は椅子から立ち上がり、「はい・・ご説明します」滝子を真っ直ぐ見つめます。

その常子を見つめ返す滝子の表情からは、若干の戸惑いが滲んでいました。

言い方はきついものでしたが、内心では常子が再び青柳家へ戻ってきたことを喜んでいたのでしょう。

常子とて滝子のことを嫌う理由も恐れる理由もなく、コソコソしていたのは君子に遠慮していたから。

ですが、対照的に清は血の繋がらない滝子に、複雑な思いを抱いているようです。

もし、滝子が常子を自分の嫁にと考えていることを知ったら、どんな反応をするのでしょうか。

意外に心に闇を抱えていそうな清は、常子に対して敵意を向けてくるかもしれません。

「この青柳を継いでみたいとは思わないかい?」滝子の言葉に常子は・・・

「富江ーーー!」宗吉の声が響きます。

富江の姿が見えないことに気付いた森田屋の人々が近所を探し回っています。

「ちょっくらその辺探してくらあ!」長谷川を連れて宗吉が駆けだしました。

「どうしたんですか?」そこへ鞠子と美子も帰ってきました。

富江を見なかった?どこにも居なくて・・心配そうに話す照代の姿に、鞠子達も不安そうな表情を浮かべます。

「隈井さん・・富江ちゃん見なかったかい?」こちらは常子に言伝を頼まれ富江を探す清。

陰に隠れて様子を窺っていた富江ですが、丁度そこへ鞠子と美子が富江を探しに現れました。

二人の姿を見つけ、悪い虫が疼いてきた清は・・・

「良い手つきだ・・・」常子の作業を見守っていた滝子が、思わず感嘆の声を漏らします。

「こういう事は自分で出来なくちゃいけない」そう言って、君子からミシンや裁縫を教わったと話す常子。

常子の話を聞き、少し意外そうな、それでいてどこか嬉しそうな複雑な表情を見せる滝子。

黙って祖母の顔を見上げる常子は、どんな思いを抱いているのでしょうか。

「はあ・・出来た・・・」日が陰ってきたころ、ようやく制服を直し終わり、ホッと一息ついた常子に滝子も思わず微笑みかけます。

改めて黙ってミシンを使おうとしたことを詫びる常子に、「コソコソなんてするんじゃないよ!」孫なんだから堂々と使えばいい、と諭す滝子。

「君子に気兼ねしたのかい?」答えにくいことを聞かれ、思わず苦笑いで返す常子に「君子はどうしてる?元気にやってるかい?」滝子が重ねて尋ねます。

滝子が君子のことを気遣っていることが嬉しかったのでしょう、笑顔になって何度も頷く常子を見て、「お前たちは元気そうだねえ」笑って話しかける滝子。

「ええ、すこぶる」笑顔で繰り返し頷く常子を見ていた滝子は、不意に真剣な表情になり姿勢を正すと、「常子はどうなりたいんだい?」そう尋ねてきました。

常子が質問の意味を呑みこめずにいると、滝子がさらに言葉を続けます。

常子くらいの歳になれば、小学校を出て働く者もいれば女学校に進んでさらに上を目指す者もいる、結婚して家に入る者もいれば職業婦人になる者もいる。

どうなりたいのか?突然今後の人生について問われ戸惑う常子に、「この青柳を継いでみたいとは思わないかい?」思い切って尋ねる滝子。

予想外の滝子の言葉に、「考えたこともなかったです」そう答えた常子の表情には、多少の動揺も見られます。

「今の私は・・ただ妹たちを嫁に出し、家族を守ることさえ出来れば、それで!」自分の気持ちを確かめるように答えた常子に、「・・そうかい」滝子はそれ以上追及しませんでした。

確かに、常子が竹蔵が亡くなった後に決めた三つの目標「家族を守る」「鞠子美子を嫁に出す」「家を建てる」の中には自分の将来については書かれていませんでした。

突然、滝子から青柳家を継いでみないかと問われ、動揺する常子ですが、これが初めて自分の将来について考え始めた瞬間だった、ということになるのでしょうか。

常子の気持ちを揺さぶった滝子ですが、一気に畳み掛けなかったのは、気持ちを整理する時間を与えた方がいい、との判断でしょうか。

自分の考えを押し通し、君子と再び決裂することになった反省が、さらに一歩踏み込むことを躊躇させたのかもしれません。

それとも、常子は必ず自分の思いを汲んでくれるはず、と信じているのでしょうか。

真相を知り宗吉が激怒!その時常子は・・・

一体いつまで時間が掛かっているのか・・・気が気でない様子で待つ富江。

と、その時「富江さーん!」ようやく常子が青柳商店から出てきました。

「見て!」慌てて駆け寄ってきた富江に、直した制服を広げてみせる常子。

「よかったあ・・・」制服を胸に抱きしめ安堵する富江に、「帰ろっか!」常子が声を掛け歩き出しました。

時間が掛かっているから不安になって、そう呟く富江に「清さん、呼びに来なかった?」と確認しますが、清は来なかったとのこと。

一抹の不安を覚える常子。

それはさて置き、常子には富江に確認しておきたいことがあります。

「富江さん・・ひょっとして女学校に・・・」羨ましかったから制服を着てみた、そう話していたことが気になっていたのです。

富江が押し黙っていると、「おー、お二人さん!」隈井が声を掛け、鞠子が富江を探していたと教えてくれました。

居なくなったと森田屋が心配している、隈井からそう聞き、慌てて駆け出す富江。

「待って、待って、待って」今までどこに行っていたことにするのか、話を合わせる必要があると考えた常子は、制服は自分が庭先で見つけたことにしようと提案します。

鞠子は制服さえ返ってくれば気にしないはずだし、正直に話した時に宗吉が富江に何をするか心配する常子。

鞠子なら大丈夫だから、と気遣う常子に対し「やっぱりいけない!鞠子さんにも謝りたいし、皆にも・・・」富江は正直に話す覚悟です。

「・・分かったわ」常子もそれ以上は言えません。

「ただ今帰りましたあー」玄関を開け、大きな声で家の中に呼びかける常子。

森田屋の中は、宗吉たちをはじめ全員が下を向き重苦しい沈黙に包まれています。

「あの・・実は富江さんからお話が・・・」皆の様子に若干気おくれしつつ、常子が恐る恐る切り出しますが、すぐに宗吉に遮られました。

「制服のことか・・」実は清が鞠子達に、制服を縫うために気前よくミシンを貸してやったと自慢して、全てばれていたのでした。

「お前がやったのか!お前が制服を盗んだのか!」富江を問い詰める宗吉。

「ごめんなさい!」制服を差し出し、手をついて詫びる富江。

バンッと食卓を叩き、立ち上がって拳を振り上げ「バカ野郎!」富江を怒鳴りつける宗吉を見上げる常子は・・・

清の自慢癖が仇となり、ついに宗吉に真相がばれてしまいます。

自分の口から説明して謝罪するのと、人づてに話を聞かされるのとでは随分印象も変わります。

清のせいで宗吉の怒りが倍増したようなものだと思いますが、もはや後の祭り。

せっかく正直に話して謝ろうとしていた富江の気持ちは、無残に踏みにじられることになるのでしょうか。

怒声を張り上げる宗吉の迫力に、完全に気圧されている常子でしたが、富江のために勇気を奮い起こすことが出来るのでしょうか。

せっかく常子と富江の間に芽生えかけた友情は、この危機を乗り越えることが出来るのでしょうか。

そして、富江がひそかに抱く女学校への憬れは・・・

5週26話の感想まとめ

結果的に富江が盗んだ格好になった鞠子の制服、森田屋の人々だけでなく青柳商店の滝子や清も巻き込んで、事態が複雑になってきました。

ついに直接常子に「この青柳を継いでみたいとは思わないかい?」そう尋ねた滝子。

実の娘の君子でさえ分かり合えない養母・滝子に対して、複雑な感情を抱く清。

富江のことを根っからの森田屋の娘と信じる宗吉ですが、当の富江はひそかに女学校に憬れを抱いているようです。

それぞれの思いが交錯するなか、自分の将来について考え始めた常子は・・・

以上、とと姉ちゃん5週26話のあらすじネタバレと感想でした!

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