とと姉ちゃん 5週29話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 29話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」5週29話のあらすじネタバレと感想です。

まずは5週28話の振り返りを少し。

貧血で倒れた星野武蔵を森田屋と連れて帰った常子。

押し売りかと身構える宗吉たちでしたが、武蔵が帝大生と知るや手のひらを返したように歓迎します。

武蔵の面倒くさそうな性格にやや引き気味になりつつも、両親への恩返しのため新種の植物の発見に取り組む姿勢に、感心した森田屋の面々。

そんな武蔵と常子の様子を見て妄想を膨らませる鞠子でしたが、ちょっと羨ましい思いもあるのでしょうか。

そして君子は改めて常子の幸せを願うのでした。

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とと姉ちゃん 5週29話のあらすじネタバレ

新種?常子が見たキノコはどこに?

星野の新種発見にかける思いに心を打たれた常子と森田屋の面々。

翌日、美子は学校の宿題でしょうか、森田屋の仕事風景を絵に描いています。

「あ、とと姉ちゃん!動いちゃダメ!」美子に言われ常子は慌てて元の位置に戻ります。

その時、まつと一緒に武蔵が改めてお礼を言うため、森田屋を尋ねてきました。

「わざわざいいのに・・」そんな大人たちの会話をよそに、美子は武蔵が持っているノートが気になります。

このあたりで見つかる可能性のある植物を写しておいたんだ、そう言ってパラパラとノートをめくって見せる武蔵。

「絵・・上手なんですね!」感心する常子たち、武蔵は少し照れています。

「ん?」一枚のスケッチに目を留める常子。

「このキノコ・・どこかで見た気が・・」教科書で見たのでは?君子は娘の勘違いと思い確認しますが、常子には確かに実物を見た記憶が。

「どこで見たんです!」勢い込んで尋ねる武蔵、常子は眉間にしわを寄せしばらく考えると、「あ!」小さく声を上げました。

常子は青柳商店に武蔵を案内します。

確かここの中庭に・・そう呟く常子の後ろで、若干腰が引けている武蔵。

「・・ここですか・・・」どうも青柳商店で何かあったようです。

ここは・・と武蔵が言いかけたところで、「こらー!またお前か!」隈井の怒声が響きます。

「おい!みんな!つまみ出せ」隈井の指図で武蔵に詰め寄る職人たち。

またここでも押し売り扱いされているのか・・・ややウンザリした常子が隈井に事情を説明します。

帝大の学生と聞いても、まだどこか胡散臭そうに武蔵を見る隈井。

「・・・中庭の植物を見せていただいてもよろしいでしょうか?」慌てて両者の間を取り持つ常子。

頭でっかちな人間が嫌いな隈井、一応常子の顔を立てて許可しますが、「おかしな真似したら・・・」武蔵を牽制することも忘れませんでした。

隈井にしてみれば、滝子の留守中に余所者を入れたくないところですが・・・

ふと、常子と青柳商店の関係が気になった武蔵。

「・・私ここの孫娘なんです」色々あって森田屋さんにお世話になってるんですけど、との常子の説明に取りあえず頷きます。

「隈井さん・・このあたりにキノコ生えてませんでした?」記憶を頼りに庭の植え込みを探す常子でしたが、どこにもキノコが見当たりません。

常子の隣で調べていた武蔵は、つい最近キノコが採られた痕跡を見つけました。

「あー!だったら清さんだあ」断りなしに朝帰りした清が、滝子から掃除を命じられたというのです。

その頃、その清は掃除で集めたごみを笊に入れ、眠そうな顔でどこに捨てようかと歩いていました。

常子が新種のキノコを発見!しかも青柳商店の中庭で!しかし・・・

随分狭い範囲で展開される物語だな、と思わないでもないですが、それはともかく武蔵はここでも押し売り扱いで散々ですね。

もっとも森田屋と違って、屈強な職人たちを大勢抱える青柳商店の対応は、些か荒っぽいながらも堂々としたものです。

職人たちを指揮する隈井は生粋の江戸っ子、不審者相手に穏便に済ませるという選択肢はないのかもしれません。

ですが、さすがに日ごろ気にかけている常子の頼みとあっては、むげにも出来ず情に厚い一面をのぞかせていましたね。

新種ではなかった・・がっかりする常子でしたが・・・

大きなアクビが止まらない清は、職人たちが焚火で温まってるところに出くわしました。

嬉しそうに駆け寄っていく清、一方で常子は清を探し回っています。

「いやー大目玉喰らっちまってさあ・・」職人たちと談笑する清は、丁度いいからとゴミを焚火で燃やそうと思いつきました。

バサッバサッとゴミを焚火に投げ入れる清が、黄色いキノコを投げ込もうとしたその時、「ちょっと待って!」ようやく常子が追い付きました。

常子に気付き手を止める清、「ちょっと失礼します!」清がキノコの鑑定を始めます。

「どういうことだい?こんな押し売りなんか連れてきて・・」困惑する清。

このキノコが新発見かもしれないんです!押し売りと思っていた男が実は帝大生、しかも今燃やそうとしたキノコが新発見かもしれない・・・

突然の話に驚いた清でしたが、「・・私が採ったんだから、私が発見者ということに・・」さすがに抜け目がありません。

一方で「このキノコの在り処を教えたのは俺ですからねえ」と、隈井も権利を主張し常子を慌てさせますが、当の武蔵は実にあっさりしたものです。

採取した方に権利があるのは当然、とキノコを清に渡してしまいます。

中々物わかりが良いね・・上機嫌の清でしたが、「・・残念ながらそのキノコは新発見ではありません」武蔵に言われ、思わず「おい!」と突っ込む清。

呆れるやらがっかりするやらの一同、そこへ「隈井さん!」職人が慌てて駆け寄ってきました。

「なんだ!ずぶ生じゃないか!」取引先から送られてきた材木が生乾きで、このままでは使い物になりません。

乾燥させるのに随分かかる・・・途方に暮れる職人ですが、「いや・・一週間もありゃ十分だ!」ベテランの隈井は落ち着き払っています。

生乾きの材木を一晩堀に入れ、その後炭を焚いて温める。

それからこまめに向きを変えながら扇風機で風を当てる、それを一週間続ける。

的確に指示を出す隈井ですが、素人の常子には乾かしたいのに水につける理由が分かりません。

隈井も経験則から対処法は知っていても、理屈までは分かりません。

その時、武蔵がメガネをクイッと持ち上げ、「毛細管現象ですね!」水を得た魚のように語り始めます。

木から水分を抜くためにわざと水を多く吸わせる、多く水を含んだ木を内側から温めて、そのあとで風で表面を冷やせばドンドン水分が抜けていく、人間が汗をかくのと一緒です。

「えー!あー!へー・・そう言うことだったんですね!」武蔵の理路整然とした話に感心する常子。

素晴らしいですね!実に理にかなっている!武蔵に褒められ、隈井は途端に上機嫌に。

「頭でっかちの青瓢箪は気に食わないんじゃなかったでしたっけ?」常子にからかわれ、撤回しますわ!と調子のいい隈井。

とその時、何かに気付いた武蔵は道の端に座り込みます。

「あーーー!」慌ててルーペを取り出し、地面に腹ばいになって一心不乱に小さな花を観察し始めました。

「ゲラニウムです!ゲラニウム・カロリニアヌムなんです!!」興奮して叫ぶ武蔵、その姿に呆気にとられる常子たち。

自分の仕事に誇りを持つ青柳商店の番頭・隈井は、帝大生と聞いただけで位負けした森田屋の面々と違い、当初は学生ごときが・・・という反応でした。

ところが、長年仕事を通じて学んだ知恵を「理にかなっている」と称賛され、一転して武蔵を見直しました。

仕事を通じて分かり合う、というのがいかにも職人気質の隈井らしいと思いました。

宗吉からはくせ者と評されたメガネ”クイッ”ですが、隈井に対しては対照的な結果となりました。

同じ老舗の青柳商店と森田屋ですが、”二百年”と”八十年”の伝統の差が現れたのでしょうか。

今度こそ新発見!?しかし・・・

「おー!」やや控えめなどよめきが広がります。

「こいつはめでてえや!」宗吉が嬉しそうに声を上げました。

めでてえ!めでてえ!と連呼する宗吉をたしなめるまつ。

それでも興奮が収まらない宗吉、「だってめでてえじゃねえかよ!葉っぱの兄ちゃんの夢がかなったんだぜ!」森田屋の人々も興奮しています。

この花に両親の名前を・・今晩じっくり考えて明日教授に報告に行くと興奮して語る武蔵。

「こういうめでてえことは、ちゃんと祝わねえとなあ!」明日はちょうど休みだし、改めて昼間っから祝うとするか!宗吉の言葉に皆も盛り上がります。

昼間っから酒飲みたいだけじゃないのかい?まつの突込みに、「まあ・・チョットはな!」おどけて答える宗吉。

―――しかし、翌日のことでした

森田屋の板場ではお祝いのちらし寿司の準備が進んでいます。

「父ちゃん・・飲み過ぎないでよ!」富江にからかわれ、分かってるよ!楽しそうに答える宗吉。

居間ではまつが金屏風を引っ張り出し、君子は花を活けています。

「綺麗な箸置きが出来るもんだね!」常子と美子は千代紙で箸置きを折ってみました。

皆が楽しそうにお祝いの準備を進めているところへ、「大変です!!」鞠子が新聞を持って駆け込んできました。

「見て!ここ!」鞠子が指示した記事には「植物 ゲラニウム・カロリニアヌム 国内で初の確認」との見出しが。

武蔵の発見が新聞に!?興奮する君子とまつでしたが、「これ、今日の新聞じゃないんです!」鞠子の言葉に唖然となる一同。

何と記事に載っているのは別人の発見だったのです。

武蔵の”新発見”を我がことのように喜んでいた森田屋の人々ですが、急転直下の展開でこのお祝いムードを一体どう収拾すのでしょうか。

宗吉辺りがかなり荒れそうな予感がしますが、それとも真っ白に燃え尽きてお通夜のような展開になるのか、そもそも武蔵は一体どんな顔で現れるのか。

ともあれ、新種の発見はふいになってしまった訳ですが、今週のサブタイトル通りならば、さらにこの後常子がもうひと働きするのかもしれませんが・・・

果たして、森田屋の人々はこのまま失意のどん底に落ちて行ってしまうのでしょうか?

5週29話の感想まとめ

週前半とガラッと話が変わり、新種の植物を発見しようと日夜研究に打ち込む、星野武蔵を巡る話が展開されています。

話しが途中でブツッと途切れてしまったように感じないでもないですが、制服の盗難騒ぎを通じて常子が青柳商店に遠慮なく出入りできるようになったことが、唯一繋がっている部分と言えるでしょうか。

自分の将来について考え始めた常子は、新種を追い求める武蔵の姿から何かを学ぶことになるのでしょうか。

以上、とと姉ちゃん5週29話のあらすじネタバレと感想でした!

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