とと姉ちゃん 2週10話のネタバレと感想
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」2週10話のあらすじネタバレと感想です。
まずは2週9話の振り返りを少し。
ふらっとやって来た鉄郎に備蓄米を食べつくされ、ピンチを迎えた小橋家。
常子は一位の賞品・米一俵を手に入れるべく、町内運動会の二人三脚への出場を決めます。
「あたしも、ととみたいに一位になれたら、美子喜んでくれるかな・・・」そんな思いも秘めながら。
ところが、一緒に出るはずの君子が不注意から転んで怪我をしてしまいます。
嫌がる鞠子を拝み倒して、欠場を回避した常子ですが、果たして米一俵の行方は・・・
とと姉ちゃん 2週10話のあらすじネタバレ
玉置三兄弟の挑発に鞠子は・・・
―――小橋家のお米を賭けた戦いが、今始まろうとしていました。
町内運動会は大盛況ですが、歓声をあげる観客のなかで一人美子だけは浮かない表情です。
「勝てっこないよ」君子から常子と鞠子の応援に誘われても、「とと姉ちゃん、諦めが悪いよ」と美子はネガティブなまま。
本番直前まで鞠子と共に特訓を続ける常子でしたが、なかなか息が合いません。
「本気で走っていいんだよ?」そう語りかける常子に対し、「これで全力ですが・・・」バテバテになって答える鞠子。
諦めかける鞠子に「一位になって美子を喜ばせたいの・・・」米のためだけではない、「ととみたいに勝つとこ見せて、あの子に認められたい」そう訴える常子。
気が乗らないながらも出場だけは承諾した鞠子でしたが、「あのバカ兄弟には勝てない・・・」どうせ無駄だと初めから諦めています。
「誰が馬鹿だよ!」何故かいつもそこにいる玉置兄弟、「人生あきらめが肝心だ」と上から目線で常子たちを挑発します。
無視して立ち去ろうとする常子に「おまえらの父ちゃん、躾も禄に出来ねえのけ」躾のなってない女だ、と暴言を吐く玉置兄弟。
「もういっぺん言って見なさいよ!」激怒した常子を押しとどめる鞠子でしたが、常子と同様怒りに打ち震えています。
ついにやる気に火が付いた鞠子、「あたし、頑張るから!絶対勝つわ!」勝負に勝って玉置兄弟に恥をかかせてやると、意気込みますが、「でも、どうしたら・・・」勝てるのか?
「うーーん、あっ!富士山!」突然遠くに見える富士山を指さし、常子が叫びます。
集中し、二人の息を合わせるために「何の感情も持たずに、富士山のことだけ考えて走る」その常子のアイディアに頷く鞠子。
お米問題の解決のため、そしてずっと落ち込んだままの美子を励ますため、常子と鞠子の戦いが幕を開けました。
前回、いやいやながら君子の代わりに二人三脚への出場を承諾した鞠子でしたが、バカ兄弟の暴言に闘志を奮い立たせます。
いよいよ直接対決することとなったわけですが、勝つための秘策が「富士山」
息を合わせるための掛け声ですが、何故、富士山なのでしょうか。
ここまで、特に富士山に触れられたことは無かったと思うのですが、考えすぎでしょうか?
いよいよ始まった、二人三脚
スタートラインに並んだ出場者たち、玉置兄弟の挑発を無視して一心不乱に何かを呟く常子と鞠子。
「富士山、富士山、富士山、」集中力を高めるようにひたすら呟く二人は、真っ赤な鉢巻きをきつく締めて気合十分です。
「パン!」スタートの合図とともに、一斉に走り出す出場者たち。
まずは玉置兄弟が先行しますが、息が合わず転倒。
他の出場者と共に抜き去る小橋姉妹の姿を見て、慌てて立ち上がり後を追う玉置兄弟。
懸命に走る常子たち、美子の目にはととの姿が重なって見えます。
「頑張れ、とと姉ちゃん」既に他のチームが次々とゴールし、もはや一位はなくなったなか、それでも懸命に走り続ける常子たちに思わず声を掛ける美子。
そして、追いすがる玉置兄弟をタッチの差でかわし、常子と鞠子がゴール!
結果は三位でしたが、観客からは割れんばかりの歓声が上がっています。
「ま、あのバカ兄弟に勝っただけでも良しとしよう」鞠子にとってはそれだけで十分。
一方、ふて腐れて座り込む玉置長男・茂雄のもとには常子が。
「あんたたちのおかげで鞠ちゃんがやる気になってくれたから」常子は淡々とお礼を述べます。
尚もふて腐れて悪態をつく茂雄ですが、「うわーー!血出てるじゃない!」擦りむいた膝を見て、思わず手当てを始める常子。
その姿に見惚れる茂雄でしたが、鞠子に呼ばれた常子は「自分でやって」とあっさり行ってしまうのでした。
傷の手当てをする常子に見惚れる茂雄の姿に、おや?と思った人も多いのではないでしょうか。
今初めて意識したの?だったらなんで今まで常子たちに執拗に絡んでいたの?等々。
それまでの敵役に素直にお礼を述べて、更に傷の手当までしてあげて、普通であればその先がありそうですが、相変わらず常子は微塵も意識していない様子。
「とと姉、何してるの?お米取りに行こう!」鞠子から三位にも商品が出ることを聞き、飛んでいく常子の姿には何の予感もしませんね。
茂雄の活躍?はここまでなのでしょうか。
もうちょっと、楽しませてほしい気もするんですが。
小橋家にまた、新たな問題が・・・
三位の商品として米五升を得た小橋家。
「勝って手にした米は美味じゃのう」幸せそうにご飯をほおばる常子でしたが、改めて姿勢を正すと「よっちゃん、今日はごめんね」美子に向かって頭を下げます。
「本当はととみたいに一位になりたかったんだけど、だめだった・・・」力不足を謝る常子に、「ううん、すごかったよ。嬉しくなった!」と笑顔で答る美子。
二人三脚の直後、美子は大勢の友達に囲まれ「かっこよかったで、とと姉ちゃん」と玉置三男・正雄からも言われ、無事仲直りを果たしていました。
「みんなととがいて良いなと思ったけど、あたしも”良いな”と思われることあったんだね」そう言った美子の表情は吹っ切れたように見えます。
「なのに私、ごめんなさい」これまでの意固地な態度を謝る美子に対し、「ううん、私も独りよがりだったよね・・・」そういって頭を下げる常子。
二人の話を聞いていた君子は「ととはとと、とと姉ちゃんはととねえちゃん」そう言って、常子に気張り過ぎないよう諭します。
ずっと重苦しい空気に包まれていた小橋家に、久しぶりに明るい雰囲気が戻ってきました。
―――その時。
「ドン!ドン!ドン!」突然、玄関を激しく叩く音が。
泥棒か?と怯える君子たち。
「よし!」意を決し玄関に向かった常子は、ホウキを構え一気に戸を引き「誰だー!」と威嚇します。
「わあーーー!」玄関の外にいたのは杉野社長でした。
どうやらお酒が入っているらしい杉野社長、「どうしたんですか?」夜更けに訪ねてきたことをいぶかる君子。
小橋家の居間に通され、神妙な面持ちでなかなか要件を切り出せない杉野社長でしたが、「聞いてもらった方がええか・・・」意を決して話し始めます。
「実は、援助を打ち切らせてもらいてえんだ」
―――小橋家に、また新たな問題が起ころうとしていました
口々に姉の活躍を褒め称える友達の言葉に、頑なだった美子もようやく、常子と和解しました。
玉置三男も意外と素直な一面を見せ、美子も笑顔になれてよかったですね。
二人三脚という一大イベントを終え大団円、というところでしたが、ここでさらなる波乱が待っていようとは。
2週10話の感想まとめ
これまで支えてくれた杉野社長から、まさかの援助打ち切りを告げられた小橋家。
一難去ってまた一難、いや、それにしても鉄郎の盗み食いとは比較にならないほどの大ピンチです。
常子の頑張りで団結を取り戻した小橋家は、果たしてこの危機にどう立ち向かっていくのでしょうか。
浜初編はこのまま終わりを迎えるのでしょうか。
以上、とと姉ちゃん2週10話のあらすじネタバレと感想でした!