とと姉ちゃん 5週25話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 25話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」5週25話のあらすじネタバレと感想です。

まずは4週24話の振り返りを少し。

試験で不正を行ったとの濡れ衣を着せられた常子は、疑いを晴らすためには再試験で一番になるしかないと考え、クラス一の優等生・中田綾に勉強を教えてもらうことに。

事情を知った森田屋の人々の協力も得て、勉強に打ち込んだ常子は、綾に続くクラス二位の成績を収めることが出来ました。

それでも一部のクラスメートは、常子が綾の答案をカンニングしたに違いない!と言い張りますが、常子が全問正解した”応仁の乱”関連の問題を綾がわざと?一部空欄のままにしていたため、追及は不発に終わります。

このことがきっかけで、常子と綾の友情がスタートしたのでした。

無事に不正疑惑を晴らし、常子も一安心というところでしたが、新たな事件が・・・

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とと姉ちゃん 5週25話のあらすじネタバレ

鞠子の制服は一体どこへ?

森田屋での仕事も覚え、ひと波乱あった女学校への編入もなんとか無事に済ませ、ようやく新しい生活も軌道に乗り始めた常子でしたが、小さな事件が起こります。

一階に干してあった鞠子の制服が無くなったというのです。

「あ?制服?」常子は念のため宗吉に確認してみます。

「おお!知ってる!知ってる!」さっき庭に掛かってたぞ、という宗吉でしたが、「・・・それが無くなったんです」ちょっとがっかりする常子。

誰かが間違えて持って行ってしまったのでしょうか?それともわざと・・・

まさか、と宗吉が思い出したのは制服を着た常子と鞠子を見た、長谷川の言った一言。 

「女学校の制服ねえ・・良いもんすね!」そう言ってにたにたしていた長谷川に疑いの目を向ける宗吉。

長谷川に女装癖が?常子は思わず想像してしまいました。

「そうだったんですか・・・」宗吉の冗談を真に受け、長谷川から逃げ回る三姉妹。

埒が明かないので今度は照代に聞いてみます。

「あー、知ってますよ!」そこの物干しに掛かってたわ、と笑顔で答える照代でしたが、「・・・それが無くなったんです」中々話が伝わらず、常子は苦笑い。

家の中を一通り探し回ったものの、制服は見つかりません。

「富江、知らないかい?」まつに聞かれた富江ですが、どうも様子が変です。

「どうしたもんじゃろのう・・・」首を捻る常子、「・・じゃろのう・・・」隣で真似をする美子。

作業を中断し、君子も制服探しを手伝うことに。

「私、ご不浄・・」君子に続いて席を外した富江は、人目を気にするように何故か自分の部屋へ入っていきました。

押入れの中から取り出したのは、紛れもなく常子たちが探し回っている鞠子の制服です。

「おーい!富江!手伝ってくれねえか!」階下から宗吉の声が響き、制服を再び押入れに戻し部屋を出る富江。

「それで結局、制服無かったの?」皆でその日の夕食を囲んでいると、照代が常子たちに尋ねます。

もしかして誰かが持って行ったのか?しかし勝手口を通った者は誰も確認できませんでした。

「風で飛ばされたか・・この家のどこかにあるのか・・」何気なく呟いた常子でしたが、その言葉に過剰に反応する宗吉。

「聞き捨てならねえな・・・家の人間の誰かが盗んだってことか?」気色ばんで詰め寄る宗吉に、慌てて言葉足らずを詫びる常子でしたが、食卓に重い空気が漂います。

そんな中、沈黙を続ける富江は・・・

短気で情に厚い性格が裏目に出て、他意のない常子の言葉に過剰反応して食って掛かった宗吉でしたが、実は富江が制服を隠し持っていることをまだ知りません。

図らずも森田屋の中に波風を立ててしまった常子ですが、ようやく不正疑惑を乗り越えたというのに心の休まる暇がありません。

最初は軽く考えていた常子でしたが、徐々に問題が大きくなっていく気配が・・・

事の真相が明らかになった時、宗吉の怒りが富江に向けられるのは必至ですが、果たして常子は二人の間を取り持つことが出来るのでしょうか?

それとも事件の余波は森田屋の外にまで広がっていくのでしょうか?

浜松の制服で登校する鞠子を案じる常子でしたが・・・

「明日、制服どうしますかねえ・・・」悩む常子、普段着で登校する訳にはいきません。

対して鞠子は、浜松の時の制服で行くわ、とそれほど深刻には受け止めていない様子。

無いものは仕方ない、鞠子はサバサバしたものですが、常子は自分が制服の件で苛められたこともあり心配でなりません。

「平気よ、お友達もできたし・・」荷物の中から浜松の制服を引っ張り出し、ほつれでもないかと見ている鞠子。

常子にはそんな鞠子が如何にも呑気そうに見えるのか、妹のそばに座り直すと、「洗濯屋さんに出したって、誤魔化しなさい」と友達に本当のことを言わないよう、言い含めようとします。

無くなったと言ったら、どんな物騒な所に住んでいるのかと警戒されかねない、そうなったら鞠子とは付き合わないようにという話になりかねない。

「ん?どうかした?」一気に捲し立てた常子でしたが、鞠子や君子たちが唖然としていることにようやく気付きました。

「前のとと姉だったら、同級生にそんなことされるなんて考えもしなかった」一人だけ違う制服でよほど苦労したのか・・・かえって鞠子達から気遣われる常子。

皆に心配をかけてしまったことに、やや動揺する常子ですが、「今は綾さんもいますし・・・」大丈夫ですと慌てて弁解するのでした。

翌朝、いつも通り弁当の仕込で忙しい森田屋の板場。

「痛っ!」隅で糠床をかき混ぜていた富江が、小さく声を上げます。

大丈夫?と声を掛ける君子に対し、「傷口に沁みただけです」平静を装う富江ですが、その傷には実は秘密が・・・

「では、行ってきます」背後の声に思わず振り返り、浜松の時の制服に身を包んだ鞠子の姿をまじまじと見つめる富江。

「・・いってらっしゃい」君子たちに続いて富江が気まずそうに声を掛けます。

その時常子は、部屋で竹蔵の仏前に朝の挨拶をしているところでした。

「早くしなさーい!」君子の声に慌てて部屋を駆けだした常子でしたが、「痛っ!」廊下で何か踏みつけました。

一体何だろう?たった今自分が踏みつけたものを拾い上げ、しげしげと見つめる常子でしたが、それは見覚えのない変わったボタンでした。

「素敵じゃない鞠子さん。モダンに見えるわよ」鞠子が心配でクラスを覗きに来た常子でしたが、どうやら杞憂に過ぎなかったようです。

常子がホッとしていると、後ろから綾が声を掛けてきました。

「確かに、セーラー服もいいものね」二人並んで歩き出したところで、綾が話しかけてきました。

妹さんのを見たらそう思ったわ、という綾に「あたしじゃよく見えないみたいじゃない」ちょっとむくれてみせる常子。

「・・・ごめん」真顔で謝る綾、それでは似合わないことを認めていることになると笑って返す常子に、綾もつられて笑顔になります。

「常子さんはどちらがお好き?」綾に尋ねられた常子は、そちらの制服は着たことが無いから憬れもあるわ、と素直に答えます。

細かいところがお洒落だなと思うしそれに・・・そこまで言ったところでふと綾の制服の袖に目を留める常子。

袖に縫い付けられたボタンのデザインには見覚えがありました。

女学校が終り、大急ぎで家に戻った常子は、今朝踏みつけたボタンを確認します。

「やっぱり・・・」それは紛れもなく東京の女学校の制服のボタンでした。

平気なふりをしていても、やはり制服のことでクラスに馴染めず苛められていたことが、トラウマになっているのでしょうか?

呑気に構える鞠子を過剰に心配する常子からは、そんな様子が窺えました。

何があったのか正直に話すよう君子に言われ、「・・・す、すこし・・だけです」上ずった声で答えた場面が、痛々しくも感じられました。

一転して女学校で綾と冗談を言い合う様子には、ホッとさせられましたね。

まだ若干空気の読めない綾とのちょっとちぐはぐな会話が、少しずつ立ち直りつつある常子の様子を表しているように思えました。

事件の真相とは?

弁当の配達の帰り道、とぼとぼと元気のない様子で歩く富江。

楽しそうにお喋りしながら、向かい側からやってくる二人の女学生に気付きますが、目を逸らしてやり過ごすと、今にもため息の出そうな表情で女学生を見送ります。

そこへ、「富江さん!」制服姿のままの常子が駆け寄ってきました。

「・・これ」拾ったボタンを差し出す常子。

富江の部屋の前で拾った、鞠子の制服のボタンです。

「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」突然頭を下げる富江に戸惑いつつ、何があったか教えてくれない?常子は出来るだけ穏やかに尋ねます。

二人は森田屋に戻り、富江は常子を自分の部屋に招き入れます。

「・・・これ」富江がおずおずと差し出したのは、裏地が破れた鞠子の制服でした。

これ・・富江さんが?そう尋ねる常子に、「・・・羨ましかったの・・だから」ぽつりぽつりと話し始める富江。

洗濯物を取り込んでいる時に、ちょっと着てみたいとの衝動に駆られ、袖を通してみたところこんなことに。

朝までに何とか直そうとしたものの、裁縫が苦手な富江は指を針でついて怪我をしただけでした。

「・・・そうだったの」どうしていいか分からなくなったと落ち込む富江を前に、考え込む様子の常子。

「富江さん、私にやらせてくれない?」常子は、目の前で尚も謝り続ける富江に協力を申し出ます。

懸命に直そうとした跡の残る制服を見て、常子はどうにかしてあげたいと思うのでした。

部屋の隅からミシンを引っ張り出し、糸を通して「そーれっ!」と勢いよくはずみ車を回す常子でしたが、ミシンが動きません。

引っ越しの時に壊れてしまったのか・・・がっくりと失望を隠せない富江。

森田家ではまつも照代も洋裁をやらないため、ミシンはありません。

「どうしたもんじゃろのう・・・」弱り果てた常子でしたが、「あ!」すぐにあることを思い出しました。

「行こう!」制服を持って部屋を飛び出す常子、富江が慌てて後を追います。

子供の時から当然店を継ぐものと考え、小学校卒業後すぐに森田屋に入った富江ですが、女学校の制服に憬れを持っていたのでした。

富江を演じるのは元AKB48メンバーの川栄李奈さんですが、彼女は舞台「AZUMI」での演技が絶賛されているとのことで、今回の朝ドラ起用が注目を集めています。

元アイドルという先入観を抜きにしてみれば、すれ違った女学生の後姿を見送るときの切ない表情など、とてもよかったと思うのですが。

これまであまり出番のなかった富江ですが、第5週では物語のカギを握る重要な役どころのようですから、期待が高まりますね。

5週25話の感想まとめ

鞠子の制服の紛失事件が、森田屋の人々をざわつかせています。

常子がまるで森田屋の中に泥棒がいると言っているかのように誤解し、猛然と食って掛かった宗吉。

盗んだ訳ではありませんが、制服を隠し持っていたのが娘の富江と知ったら、宗吉は振り上げた拳をどう下ろすのでしょうか。

ともあれ、まずは裏地の破れた鞠子の制服をどう直すかなのですが、常子が思いついた解決策とは?

そう言えば先週、誰かがミシンの話をしていましたね・・・

以上、とと姉ちゃん5週25話のあらすじネタバレと感想でした!

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