とと姉ちゃん 18週108話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 108話 ネタバレ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」18週108話のあらすじネタバレと感想です。

まずは18週107話の振り返りを少し。

花山は宗吉の店を借り、鞠子の書いた記事を基に水田にホットケーキを作らせますが、記事の内容が上手く伝わらず散々な出来栄え。

「料理記事を読んで、百人いたら百人が同じように作れなきゃいけない」そう考える花山は、調理の工程をその都度見せる料理の”分解写真”を提案します。

数日後、完成した”分解写真”記事を見て綾たちに試作してもらうと、「簡単に出来るもんだねえ~」と評判は上々。

いよいよ発売日を迎え、常子の心配をよそに”分解写真”による調理解説は大きな話題となり、”あなたの暮し”最新号は爆発的な売り上げを記録します。

そして・・”今は社内がこんな時ですから”と言って水田の告白を保留していた鞠子は、正式に交際の申し込みを受け入れることにしたのでした。

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とと姉ちゃん 18週108話のあらすじネタバレ

雑誌が順調に売り上げを伸ばす中・・・

昭和二十五年、キッチン森田屋も無事に開業、客の入りも順調のようです。

―――常子にとって、毎日新聞にくまなく目を通すことは、雑誌作りのための大事な習慣になっていました

「どう?気になるニュースはあった?」店のカウンター席で新聞を読み耽る常子に、照代が尋ねました。

「・・・今日は・・後楽園球場でナイター設備を完備・・ですかね」”あなたの暮し”には直接関係ないものの、流行を知れば読者が気になることが分かる・・と言う常子。

戦時中の灯火管制を思えば隔世の感があるだけに、照代も感心して頷きます。

「ずい分と変わって来たよなあ・・食材だって色々手に入るようになって来たしなあ・・」宗吉も話に加わりました。

少しずつ暮しが変わりつつあることに、「お前んとこの雑誌が、一役買ってんじゃねえか?」そう感じている宗吉。

照れ臭そうに俯く常子ですが、雑誌の部数も順調に伸びており、思わず笑みがこぼれます。

「・・・宗吉さんが、料理監修して下さってるおかげです」常子におだてられ、宗吉もまんざらではありません。

改めて宗吉に頭を下げる常子でしたが、腕時計を見て「原稿取りに行かないと!」慌てて店を飛び出すのでした。

―――”あなたの暮し”の出版部数は順調に推移して、社員も増やし、経営も確固たるものになって来ておりました

「はい・・あなたの暮し出版です・・はい・・あ、申し訳ありません・・ただ今花山は外出しておりまして・・・」

活気づく編集部の中で、電話の対応に忙しい常子。

―――順調なのは売上だけではなく・・・

「常子さん・・受話器相手にあんなに頭下げちゃって・・・」水田が、隣の席の鞠子にこっそり耳打ち。

すると鞠子は、「あら・・水田さんだって、いつもあんな感じですよ?」可笑しそうに答えます。

「いや・・いつもって・・鞠子さん・・そんなに僕の事見てたんですか?」水田は何だか嬉しそうです。

それを聞いた鞠子は、「何ですか!・・イジワル言わないで下さい・・・」そう言って水田をじっと見つめています。

そんな二人の様子を、美子も常子もニヤニヤしそうになるのを我慢しながら、じっくりと観察しているのでした。

その日の晩、夕飯の席で「まだなのかしら・・・」美子が思わず呟きました。

鞠子と水田が付き合い始めてずい分経つだけに、二人の結婚がいつになるのか、気になって仕方がない様子。

「・・・水田さんがそろそろはっきりするべきよ」かなり焦れている美子ですが・・・

常子は苦笑いを浮かべると、「水田さんには水田さんの考えがあるのよ・・・」と、大人の意見。

一方美子は、「いや、こういう時は・・やっぱり周りの配慮が肝心だと思うの!しっかり背中を押してやらないと」そう言って譲りません。

周囲がとやかく言う事ではない・・ひとしきり笑った後、君子がやんわりと諭します。

「じゃあ・・かかは二人がいつまでも結婚しないままでいいんですか?」ちょっとむくれる美子。

さすがにそう言われては、君子としても反論できません。

「鞠姉ちゃんだって待ってると思うの・・水田さんの言葉」美子の言い分に、常子もゆっくり頷きます。

鞠子と水田の仲が気になって仕方がない美子と常子ですが、雑誌の売り上げが順調に伸びていき、会社の経営が安定したことで、余裕が生まれているのかもしれません。

ちょっと前までは、とてもそれどころではありませんでしたから、一応いい方向に進んでいると言えるのでしょうか。

それにしても、とにかく一日でも早く二人をくっつけようと世話を焼きたがる美子は、少々暴走気味の様にも思えます。

傍目にも鞠子と水田の仲は順調そうに見えるだけに、一番近くで見ている美子がじれったく感じるのは当然かもしれませんが。

だからと言って、自分の相手もいない美子が上から目線で二人の事を語るのは、ちょっと滑稽ですね。

比較的歳の離れた二人の姉の陰で、ずっと子供扱いされてきただけに、鞠子の恋愛の応援でちょっと背伸びがしたいのかもしれません。

常子も君子も、何だか徐々に美子のペースに巻き込まれつつあるようで、その点が若干心配になります。

せめて君子には、一歩引いた立場から三姉妹を見守っていてほしい気がしますが・・・

ついにプロポーズ!しかし・・・

水田は鞠子を送るため、二人並んで歩いていました。

「あの・・ずっと・・言おうと思っていたことがあるんですが・・・」真剣な面持ちで話しかける水田。

鞠子は緊張して次の言葉を待ちます。

二人は立ち止まり向かい合った後・・・

「その赤い靴・・素敵・・ですね」水田の言葉を聞き、一瞬キョトンとする鞠子。

鞠子は、水田と映画の”赤い靴”を見に行った後、「つい、買っちゃった」のでした。

映画の影響で赤い靴が流行っているらしい・・そんな話をよく知っている水田に、鞠子はちょっと感心しました。

「・・・鞠子さんのおかげです・・鞠子さんとお付き合いしてから、色々な事を知るようになりました」穏やかな笑顔を見せる水田。

「私もそうです・・水田さんのおかげで、楽しく過ごすことが出来ています」鞠子も幸せそうに微笑んでいます。

「鞠子さん・・・」改めて何か言いかける水田でしたが・・・

「・・・お休みなさい」ひとつ小さなため息をついて、それだけ鞠子に伝えました。

息を呑んで待っていた鞠子でしたが、拍子抜けしたように「・・・お休みなさい」そう答えるしかありません。

そして、トボトボと帰っていく水田をじっと見つめていました。

翌日、「昨夜は何を食べに行ったんですか?」会社で弁当を食べている水田に、美子が話しかけました。

「昨日は・・鞠子さんの好きなお蕎麦を」食べに行ったという水田ですが、一方「鞠子さんと一緒なら・・どんなものでも、美味しいです」などとのろけて見せます。

「仲の良い事・・・」思わず吹き出してしまう美子と常子。

「だったらそろそろ結・・・」”結婚”と言いかける美子を、常子が慌てて止めに入ります。

そんな二人の様子を見ても、水田は余程鈍いのか何のことか分からないようです。

しかし、「水田君!鞠子さんとの結婚はいつだ?」突然部屋に入って来た花山が、何の躊躇もなく質問をぶつけました。

花山は、次号で新婚女性に役立つ家事の特集を考えているようですが・・・

不意を突かれ、驚いて弁当をのどに詰まらせ、苦しそうに咽る水田。

「はあ・・そうですか・・あの・・ですが・・僕たちは、まだ・・・」しどろもどろになりながら答えます。

が、その答えを聞いた美子は、「結婚したくないんですか!?」驚きの声を上げました。

「いえ・・もちろんしたいですよ!今すぐにでも!」水田がムキになって反論します。

一方美子も、「だったら!・・求婚すればいいじゃないですか」話しているうちに感情が昂って来たようです。

常子も一緒に頷き、水田に決断を促していますが、「もし、断られたらと思うと・・・」と煮え切らない態度。

女性陣の誰もが、そんなはずはない・・と口を揃えて急かす中、「花山さんもそう思いますよね」美子は花山にも同意を求めました。

しかし、「そんなものは知らん・・本人が断られると思うならそうなんじゃないのか?」と、にべもない答え。

がっくり肩を落とす水田を見て慌てた美子は、身振り手振りで何とか花山に状況を理解させようと四苦八苦。

「大丈夫じゃないか・・君たちは好き合っているように見える」一応、花山も空気を読んで発言を修正しました。

いつも冷静な花山の言葉を聞き、どうにか立ち直った水田。

「何だか勇気が湧いてきました・・早速今晩・・鞠子さんにプロポーズします」決然と美子たちに宣言します。

急展開に驚く常子に対し、思い立ったら吉日・・と言う水田を、美子が力強く励ましました。

その日の帰り、鞠子と並んで歩く水田は緊張でカチンコチン。

「今月、小津安二郎の新作が公開になるんです・・姉妹の話なので観てみたいのですが・・ご興味あれば一緒に!」

楽しそうに映画に誘う鞠子の言葉も、水田の耳には入ってきません。

ずっと上の空で・・と心配する鞠子ですが、水田は意を決していよいよ告白することに。

「・・・鞠子さん・・僕と、夫婦になって下さい・・僕と結婚してくださいませ!」

興奮のあまり「ください”ませ”」と気取った口調になり、思わず落ち込む水田。

「でも・・どうですか?・・お受け・・頂けませんか?」恐る恐る、もう一度訪ねます。

すると鞠子は、「良いんですか?・・私なんかで・・・」ちょっと思いつめたような表情を見せました。

「鞠子さんほど素敵な方はいません!」そう断言する水田ですが、「嘘です!私なんか・・どこがいいんでしょうか?」鞠子は自信が無さそうです。

「あなたの全てを・・愛しています!」真剣な表情で訴える水田を、じっと見つめる鞠子。

しばしの沈黙の後、「水田さん・・少し・・考えさせてもらってもいいですか?」意外な答えが。

呆然とする水田に、「今は・・お返事することが出来ません・・すみません」そう言って頭を下げると、鞠子は去って行きました。

その後ろ姿を、絶望したように水田が見送ります。

勇気を振り絞って求婚した水田でしたが・・鞠子から返ってきたのは「今は・・お返事することが出来ません」という、意外な答えでした。

一体なぜ、鞠子は躊躇しているのか・・美子や常子の見立てが間違っていたのでしょうか?

ここに至るまでにも、何度となくプロポーズの言葉を口に出そうとして、最後まで言えなかった水田。

鞠子の表情からも、そんな水田の気持ちに気付いて待ち望んでいた様子が見受けられましたが、いざその時が来て怖気づいてしまったのかもしれません。

待たせすぎた水田が悪いのか、それともこの試練は必然のものなのか、いずれにしても予想外の展開に、水田は心が折れてしまった様子。

鞠子を見送る水田の表情が、相当絶望的に見えましたが・・・

一方、ちょっと意外だったのは花山の行動。

美子が必至に身振り手振りで訴えるのを見て、空気を読んで発言を修正していましたが、美子たちともずい分馴染んできたという事でしょうか?

”空気を読む”なんて花山に最も似つかわしくない行動、ましてや水田の事はかなり軽く見ているだけに、気を使ったとも思えませんが。

次号の企画のため、早々に二人を結婚させて取材したい・・そんなところが本音なのかもしれません。

気持ちが揺れる鞠子

「鞠姉ちゃんどんな顔して帰って来るかな・・・」家で待ち受ける美子は、楽しみで仕方がない様子。

「う~ん・・”ニヤニヤ”じゃない?」常子も同じく、鞠子の帰宅が待ちきれないようです。

そんな二人に対し、「あなた達が盛り上がってどうするのよ」平静を装う君子ですが、いつもより豪勢な食事を用意し、楽しみにしているのは同じ。

「結婚のお祝いみたい」美子の言葉に、幸せそうな笑いがこぼれます。

そうこうしているうちに、「ただ今帰りましたー」玄関から声がして、鞠子が帰ってきました。

早く話を聞きたくて堪らない常子と美子は、鞠子を座らせると「それで・・どうだった?」と、促しますが・・・

「どうって・・何が?」告白の件を二人が知っているとは思いもよらない鞠子は、困惑を隠せません。

待ちきれない美子が、「だから・・私たちに何か言う事あるでしょ?」繰り返し催促します。

一向にピンとこない鞠子は、豪勢な夕食を見て「何かおめでたい事でもありました?」などと、逆に尋ねる始末。

「え?・・ああ・・そういう訳じゃないんだけど・・・」返事に困る君子。

鞠子が着替えるために茶の間から出て行くと、残された三人は額を寄せ合いヒソヒソと意見を交わします。

え?どういう事・・求婚されたようには見えなかったわ・・もしかして水田さん言えなかったんじゃ・・・悪い予感が過る三人。

翌日、仕事中の水田は時折手を止め、大きなため息をついています。

「ため息なんてついて・・幸せが逃げちゃいますよ」気になって話しかける美子ですが・・・

「もう・・とっくに逃げてますから・・・」意気消沈して答える水田。

またそんな悲観的な事を・・と呆れる美子ですが、「実は・・昨日・・鞠子さんに求婚をして・・・」水田は思い余って事情を打ち明けます。

「少し、考えさせてほしいと・・・」返事を先延ばしされたことを聞き、美子も常子も戸惑うばかり。

「僕と人生を共にしていいのか、不安になったんでしょう」気が小さくて頼りなくて、何をやらせても下手くそな男ですから・・自己嫌悪に陥る水田。

「考えすぎですって・・そんなこと気にしてたら、そもそもお付き合いしてませんから」

何とか励まそうとする常子ですが、すぐに返事をもらえなかった水田は納得出来ません。

その頃、鞠子は一人でぼんやりと外を歩いていました。

楽しそうな声に振り返ると、小さな女の子を連れた三人の親子連れの姿が。

通り過ぎる親子を、どことなく寂しそうに見送る鞠子。

―――鞠子の気持ちは、大きく揺れていたのです

完全にフラれてしまった・・と信じる水田は自己嫌悪に陥り、どうにも手が付けられない状態。

美子と常子から太鼓判を押され、一応花山からも肯定的な言葉を貰っていただけに、かえってショックが大きいようです。

美子は、自分が散々焚きつけてきたことに、多少なりとも責任を感じているのでしょうか?

常子の言う通り、水田のタイミングを待つべきだったのでは・・と、今更ながら感じているのかもしれません

それにしても、鞠子も少々鈍感すぎるのではないでしょうか?

日頃、美子が二人の事をくっつけたがっていたことを思えば、手ぐすね引いて待ちわびているような美子たちの様子といい、或いは豪勢な夕食といい、ピンと来ても良さそうなもの。

と考えると、鈍感で自分に自信が無い鞠子と水田は良く似ていますね。

やはり二人はピッタリなんじゃないかと思うのですが・・・

とと姉ちゃん18週108話の感想まとめ

”あなたの暮し”が順調に部数を伸ばし、会社の経営が確固としたものとなる中、鞠子と水田の関係が中々進展しないことが気になる常子たち。

鞠子への思いはありながらも、「もし、断られたらと思うと・・・」と躊躇する水田でしたが、求婚するよう美子に焚きつけられ、意を決して告白するものの・・・

「今は・・お返事することが出来ません・・・」そう言ってかわされ、すっかり意気消沈してしまうのでした。

水田は水田でとことん悲観的ですが、一方の鞠子もまた「私なんか・・どこがいいんでしょうか?」と、自分に自信が無さそうに見えます。

水田の告白を受け、気持ちが大きく揺れる鞠子の背中を押すものが何なのか、気になるところですが・・やはり、仕事の面で一人前と認められたいとの思いが?

以上、とと姉ちゃん18週108話のあらすじネタバレと感想でした!

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