とと姉ちゃん 22週132話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 132話 ネタバレ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」22週132話のあらすじネタバレと感想です。

まずは22週131話の振り返りを少し。

武蔵と子供たちが小橋家に遊びに来ると聞き、さらに美子の提案で鞠子たちや大昭も呼ぶことになり、君子は「何作ろうかしら?」と本当に楽しそう。

一方、泣き落としに失敗したアカバネの社員たちが再びあなたの暮し出版に現れ、”誠意”を見せると称して札束を積み上げ、都合のいい記事を書くよう迫ります。

「馬鹿にするのもいい加減にして下さい!」生産者としての矜持の見えないアカバネに、ついに常子の堪忍袋の緒が切れました。

そんな常子を「スカッとした!」と絶賛する花山でしたが、武蔵と子供たちが遊びに来た日曜日、皆で楽しい時間を過ごしている時に突然石が投げ込まれ台無しに。

翌日確認すると花山の家でも同様の被害があったらしく、あからさまなアカバネの嫌がらせに怯える社員たちを前に、常子は・・・

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とと姉ちゃん 22週132話のあらすじネタバレ

嫌がらせはさらに続き・・・

「やっぱり・・アカバネの仕業ですよ・・・」繰り返される嫌がらせに、水田や美子は同じ考え。

花山の家にも石が投げ込まれ、警察に通報したものの証拠が無く取り合ってもらえませんでした。

不安に怯える社員たちを前に、常子はどうすることも出来ません。

「そう・・花山さんの所もなの・・・」その夜、水田家では話を聞いた鞠子が不安に駆られていました。

「僕が会社に行ってる間に、おかしなことはなかった?」鞠子とたまきの身を案じる水田。

鞠子には特に思い当たる節はありませんでしたが、水田は不安を拭えません。

「う~ん・・心配ねえ・・・」両親の様子を見ていたたまきがポツリと。

ませた口調で大人の話に加わってきたたまきに、水田も思わず苦笑い。

「・・・あんまり心配し過ぎると、怖~い夢みてオネショしちゃうわよ~」鞠子が可笑しそうに、たまきのほっぺたをツンツンとつつきます。

「オネショなんかしないもん!」と、思わずへそを曲げるたまき。

二人の様子を幸せそうに見つめる水田でしたが、突然、ガシャン!とガラスの割れる大きな音が。

びっくりして泣き出すたまきを鞠子が咄嗟に抱きかかえ、さらに水田が二人に覆いかぶさります。

―――嫌がらせはさらに続き、他の社員の家も狙われたのです

常子は、武蔵の元に謝罪に訪れていました。

「先日は・・大樹君と青葉ちゃんに怖い思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでした」深々と頭を下げる常子。

しかし、常子が悪い訳ではなく、武蔵の方がかえって恐縮してしまいます。

「誰の仕業か・・分かったんですか?」武蔵も犯人が何者か気になっているようです。

ですが、「・・・目星は付いているんですが、証拠が無くて」と、常子ははっきりしたことが言えません。

嫌がらせは社員全体に広がり、子供たちに危険が及ばないよう、常子はしばらく星野家に来るのを控えることに。

一方、「しかし・・常子さんが心配です」率直な気持ちをぶつける武蔵。

「私は大丈夫です・・卑劣な脅迫に、屈する訳にはいきませんから」常子は無理に笑顔を作って答えました。

武蔵も常子の覚悟を尊重することにしたようですが、やはり心配なことに変わりありません。

「何かあったらすぐに連絡をください・・あ、何かあってからじゃ遅いか・・・」自分で言って苦笑いする始末。

常子もそんな武蔵の心遣いが嬉しいのか、笑顔で玄関を出ようとしますが・・・

「常子さん」武蔵が後ろから声を掛け、そっと常子を抱きしめます。

「出来れば・・僕がずっと守ってあげたいです」改めて気持ちを打ち明ける武蔵。

ゆっくりと振り返った常子は、武蔵の顔を見上げ、そのまま二人はじっと見つめ合います。

しかし、常子は躊躇いがちに視線を逸らすと、「・・・失礼します」か細い声で別れを告げるのでした。

出来るだけ武蔵や子供たちを巻き込みたくない・・そんな思いから距離を取ることにした常子でしたが、一方の武蔵は複雑な思いを抱えているようです。

常子の判断はもっともな事で、大樹と青葉の安全を考えても、そうすべきだと頭では分かっているはずです。

しかし、しばらく常子に会えなくなったことで、武蔵の常子に対する気持ちはより強まったのかもしれません。

何とか常子の力になりたい・・との思いを滲ませる武蔵ですが、若干未練がましくもあります。

常子も辛い気持ちを抱えているはずですが、そこをグッと堪え武蔵に別れを告げるあたり、強い覚悟を感じさせます。

社長としての責任もあるでしょうし、その辺りは武蔵との立場の違いがあるのかもしれません。

ですが一方で、一旦覚悟を決めたら女性の方が潔い面があるのでは・・という気もします。

武蔵にはもう少ししっかりして欲しいところです。

アカバネの嫌がらせのせいで子供たちに被害が及ぶことになれば、常子との関係も危機的な状況になることは必然だけに、冷静な判断で乗り越えて欲しいのですが・・・

「私たちは屈しませんから」

アカバネによる嫌がらせはさらにエスカレートし、扇田や緑たちも被害に遭っていました。

多くの社員たちが憤り、不安に駆られていましたが、石を投げ込んできているのがアカバネだという証拠がない以上、どうすることも出来ません。

社員が無力感に苛まれ、編集部が重苦しい空気に包まれているところへ、何と赤羽根が部下を引き連れ乗り込んできました。

突然の事に驚く社員たちを尻目に、余裕の笑みを浮かべる赤羽根。

常子と花山が赤羽根の前に進み出ました。

「これはこれは・・小橋社長に、花山編集長さんですね!・・お姿は雑誌の方で」赤羽根の空々しい挨拶に、白けた空気が漂います。

村山と酒井の失礼を詫びに来た・・という赤羽根ですが、ふてぶてしくも自分から嫌がらせの話に触れてきました。

「ところで・・どうかしたんですか?・・立ち聞きをするつもりはなかったんですが・・石を投げられただの聞こえましたもんで」

あまりの図々しさに呆気にとられる社員たち。

「ええ・・社員たちの家に石を投げ込まれる嫌がらせが、立て続けに起こっておりまして」努めて冷静に答える常子。

それは物騒ですなあ・・全くです・・同感です・・どこまでも白を切る赤羽根たち。

「しかし、そうなったのも・・あなた方のせいでもあるんじゃないですか」あくまで他人事のような態度で、チクリと嫌味を。

「あれだけほかの会社の製品にケチをつけてりゃあ・・恨みを買って、当然でしょ」独善的な屁理屈を振りかざす赤羽根を、全員が一斉に睨み付けます。

「そんな怖い顔をしないで下さい・・私は一般論を言ったまでですよ」赤羽根は余裕の態度で、勝手に花山の席に座ってしまいました。

「しかし、よくもまあ・・人が汗水たらして作った製品を・・あんなひどい表現で・・・」聞こえよがしに呟く赤羽根。

ですが、真剣に試験を行った試験結果を基に書いた記事だけに、「責任を持ってペンを取っている」と花山も譲りません。

「ペン・・そうですかあ・・へえ・・・」赤羽根は机の上のペンを取り、薄ら笑いを浮かべて投げ捨てました。

あまりに横柄な赤羽根の態度に、いきり立つ社員たち。

が、常子は静かにペンを拾い上げ机の上に戻すと、毅然と宣言しました。

「赤羽根社長・・私たちは屈しませんから・・何をされようが、私は社員たちのことを守って見せます」

薄ら笑いを浮かべたままの赤羽根に対し、どんな卑劣な行為にもとことん闘う・・そう断言します。

「ちょっと待って下さいよ・・我々が何かやったような言い草ですね・・・」横合いから口を挟む村山。

一方の酒井も、「証拠があるんですか、証拠が!」嵩に懸って声を荒げます。

あまりにふてぶてしい二人の態度に、険悪な空気が漂いますが、さすがに赤羽根も引き際と感じたらしく、部下の二人を抑え最後に常子に告げました。

「小橋社長・・社員を守りたいのは私も一緒です・・共存共栄と行くのが、一番望ましんですが・・・」

余裕の表情を見せる赤羽根でしたが、「お帰り下さい」常子は冷静に、きっぱりと拒絶します。

「ええ、今日はそうします・・では、また」最後まで薄ら笑いを浮かべたまま、赤羽根は去って行きました。

「最低な奴らだ!」水田が吐き捨てると、尻尾を掴んでやる!と扇田たちも気勢を上げます。

が、「でも!・・これ以上試験を続けたら・・益々危険な嫌がらせが増えるんじゃないですか・・・」不安を口にする松永。

さすがに社員たちも一瞬静まり返りますが、そこで花山がおもむろに口を開きました。

「みんな・・ジャーナリストとしての誇りを持て・・いいか、”あなたの暮し”は庶民の為のものだ・・我々は庶民の為にならない、いかなる権力とも闘わなければならない」

”ジャーナリストとしての自覚”を問う花山の言葉に、じっと聞き入る常子。

「ペンは剣よりも強い!」花山が力強く断言しました。

シンと静まり返った編集部の中で、最初に口を開いたのは水田でした。

「僕は経理ですが・・その覚悟です!」花山を真っ直ぐ見据え、宣言します。

水田の覚悟を見て、扇田を始め他の社員たちも次々に「俺たちもやります!」と声を上げ、全員で団結を確認するのでした。

「私たちは何もやましい事はしていないんだから、堂々としていましょう!」最後に常子が呼びかけると、一同は力強く頷きます。

ジャーナリストとしての自覚・誇りを問う花山に、最初に答えたのが水田だったということに、少なからず感慨を覚えます。

常子たちと出会ったころの水田は、軍隊で上官に厳しくしごかれたトラウマから、いつもどこかビクビクしていて、花山と堂々と話すことなど出来ませんでした。

しかし、あなたの暮し出版の最古参の社員として、ここまで会社の成長を支えてきたことで、すっかり自信を取り戻したのでしょう。

経理担当として、経費の問題に無頓着な花山に悩まされつつ、社長の常子をずっと支えてきた経験が、水田を逞しく変えたのかもしれません。

そして、誰よりも会社に愛着を持つ水田は、卑劣な嫌がらせで”あなたの暮し”を潰そうと暗躍する赤羽根に、誰よりも怒りを覚えたはずです。

初めの頃あれほど弱々しかった水田が、不安に駆られる社員たちをまとめ上げたということに、思わずグッときました。

そして、「私たちは屈しませんから」そう言って、社員たちを守ることを宣言した常子の毅然とした態度も、印象に残る場面でした。

不敵な薄ら笑いを浮かべたままの赤羽根に対し、怒りを押し殺して静かに覚悟を語る常子の真剣な表情が、これからの波乱の展開を予想させます。

一方の赤羽根ですが、「社員を守りたいのは私も一緒です」と”共存共栄”を求めているものの、どこまでが本心なのか分かりません。

単に私利私欲だけの人物と見ることも出来ますが、「人が汗水たらして作った製品を・・・」と言うセリフからは、少なからず生産者としての自負心も。

卑劣な嫌がらせを行ってまで自分の会社を守るのには、独りよがりな物ながら赤羽根なりの”誇り”があるのかもしれません。

電気釜の試験が終了し・・・

―――常子たちは、電気釜の”商品試験”を今まで通り進めて行きました

炊き上がり直後のフタやつまみの温度を測ったり、どうすれば程よい炊き具合になるか、何度も水の量を変えてみたり。

ラッシュアワーを想定して電圧を下げた状態で試験してみたり、様々な条件の元で電気釜の試験は一カ月続きました。

常子の指示の元、社員総出で行った試験で出揃った資料を前に、いよいよ現行の執筆に取り掛かる花山。

―――特別美味しいご飯が炊けるわけではなく、ご飯が炊けるまでの時間も電気代も余分に掛かる・・・

もちろん電気釜そのものも安くない・・それでも炊いている間は目を離せるので、少しだけ家事から解放される。

これが今の電気釜に対する正しい説明である・・それが花山の出した結論でした。

―――特にアカバネは、フタやつまみが熱くなる危険のあることも明記しておらず、使う人の立場を真剣に考えているとはとても言えません

「我が炊飯器を各家庭に備えて欲しい」と願うなら、安全で使い易く、長く使える「胸を張って売れる商品」を作るべき。

各メーカー、技術者への警鐘として、一時的な収入を得るための「安易な宣伝文句」を戒める花山。

花山の下した総合評価を見ると、”おすすめできる”商品は・・なし。

”よろしい”の評価を得たのは二社、”普通”の評価が五社となり、唯一”おすすめできない”という評価を下されたのは、アカバネ一社のみ。

原稿を確認した常子は、すぐに印刷に回すよう指示を出します。

そして、扇田に次の企画について指示を与えていると、一本の電話が掛かってきました。

それは久しぶりの武蔵からの電話でした。

「すみません、会社にお電話してしまって・・今ならちょうどお昼休みかと・・・」ちょっと遠慮気味の武蔵。

一方常子は、「はい、今ちょうどお昼休み・・・」喜んで返事をしかけて、周りがまだ仕事中なのに気づき、慌てて声を潜めます。

その様子をじっと見守る美子。

落ち着いた頃合いを見計らって電話を掛けてきた武蔵は、常子を息抜きに誘うつもりらしく・・・

「今度の日曜に、大樹と青葉を連れて動物園に行くことになったんです・・常子さんもよかったら、ご一緒にいかがですか?」

人の多い場所なら相手も手出し出来ないはず、「僕が付いていますから」常子を安心させるように、武蔵が受け合いました。

「分かりました・・最近は嫌がらせも無いですし・・お言葉に甘えてご一緒させて頂きます・・大樹君や青葉ちゃんにも会いたいですし」

武蔵の心遣いに、嬉しくなって笑みがこぼれる常子。

武蔵も同じく笑顔になり、「では、日曜日に」もう一度念を押します。

一方、赤羽根は・・・

社長室で一人黙々と蟹にしゃぶりついていました。

そこへ、村山と酒井が報告にやって来ました。

「どうやら・・電気釜の試験を終えたようです」村山が告げますが、赤羽根は平然と蟹を食べ続けます。

「社長!このままでは我が社はまた!」焦って取り乱す酒井に対し、「静かにしろ!」と一喝する赤羽根。

「・・・せっかくの蟹がまずくなる」苛立ちをぶつけるように蟹の足をバキッとへし折った赤羽根でしたが、やがてニヤリと不敵な笑みを浮かべ・・・

予想通り、アカバネに対して辛辣な評価を下した花山ですが、さらなる報復を呼ぶのではないか・・との懸念を拭えません。

不敵な笑みを浮かべる赤羽根は、一体何を企んでいるのか分からないだけに不気味な存在です。

しかし、常子たちの前ではあくまで余裕を見せていた赤羽根ですが、酒井の焦りようを見ると会社の内情は相当厳しいのかも・・という気がします。

赤羽根自身も相当苛立っていたようですし、”あなたの暮し”とアカバネ電器の闘いは、あまり長引かないのかもしれません。

しかし、それは追い詰められた赤羽根がより過激な、或いは卑怯な手段に訴える可能性が高いということ。

武蔵から息抜きに誘われ、大樹や青葉に会いたい思いもあり、一緒に動物園に行く約束をした常子ですが、良からぬことが起こりはしないか、心配になります。

大樹の火傷の件もあり、常子は電気釜の試験に特別な思い入れがあったはず。

それだけに試験が終了してひと段落した状況で、思わぬ油断が生まれなければいいのですが・・・

とと姉ちゃん22週132話の感想まとめ

良く言えば大胆不敵、有り体に言えば傲岸不遜・・そんな赤羽根があなたの暮し出版に直接乗り込んでくるという、なかなかの修羅場。

毅然とした態度で「私たちは屈しませんから」と宣言した常子ですが、これで赤羽根との対立は決定的となり、いよいよ全面戦争の予感がします。

ジャーナリストとしての覚悟を持って、電気釜の”商品試験”の原稿を書き上げた花山も、常子と共に闘う決意のようですが・・・

次週、アカバネはさらなる卑怯な妨害工作を企て、それが原因で常子は青葉に嫌われてしまうようなのですが・・・

そして謎の男・国実恒一の目的は?果たして敵か?味方か?・・”あなたの暮し”の危機に、常子はどのように立ち向かっていくのでしょうか?

以上、とと姉ちゃん22週132話のあらすじネタバレと感想でした!

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