とと姉ちゃん1週のネタバレ!詳しいあらすじ
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」1週のネタバレです。
かなり詳しいあらすじになっていますので、ネタバレが嫌いな方は読まない事をお勧めします。
とと姉ちゃん 1週のあらすじネタバレ
昭和五十三年、春。
とある雑誌社の編集部では、人々があわただしく働いている。
戦後に創刊された「あなたの暮し」という雑誌。
人々の生活に寄り添った、生活にまつわる様々なアイディアを盛り込んだこの雑誌はある三姉妹の手によって世に広められた。
その中心は長女の小橋常子。
彼女がこの物語の主人公である。
おてんば常子
時は遡り昭和五年、常子10歳。
常子は静岡県浜松市で暮らしていた。
家族は、
- 父・竹蔵
- 母・君子
- 次女・鞠子
- 三女・美子
姉妹は竹蔵のことを「とと」、君子のことを「かか」と呼んでいる。
また、常子は妹から「つん姉ちゃん」と呼ばれていた。
ある日、常子は川岸で妹たちと遊んでいた。
常子は活発で好奇心旺盛のいわゆる「おてんば」な少女。
この日は染色会社の高さ7メートルもある物干し台のハシゴを登って遊んでいる。
登ったまでは良かったが、いざ降りようとするとあまりの高さに急に怖くなってしまった。
下では染色会社の職人や妹たちが騒ぎ始める。
その騒ぎを聞いて竹蔵も駆けつけてきた。
皆がハラハラと見守る中、なんとか無事に降りたものの当然常子は竹蔵に叱られる。
しかし竹蔵は変わった男で、叱るだけではなく褒めもした。
それは常子がハシゴに登った理由にあった。
常子は「きれいなもの」というタイトルの作文を書くために物干し台からの景色を見ようと思ったという。
これを聞いて竹蔵は、「自分で考えて行動したことは良い事だ」と頭を撫でるのであった。
小橋家の家訓が破られる!
小橋家には竹蔵により作られた三つの家訓がある。
- 朝食は家族全員で揃って食べる
- 自分の服は自分で畳む
- 月に一回は家族全員で外出する
竹蔵は染色会社で営業部長をしており、仕事はとても忙しく深夜まで働くことも多い。
そんな忙しい状況でも竹蔵はこの家訓を守り通してきた。
常子たち姉妹は、家訓で決められた月に一度のお出かけを非常に楽しみにしており、三女の美子はお出かけ用の帽子を前日から被るほど楽しみにしている。
しかし、ついにこの家訓が破られる日が来てしまった。
お出かけを翌日に迎えたある日、竹蔵は暗い面持ちで帰宅した。
聞くと竹蔵の会社が契約を結びたがっている大手紡績会社の専務・大迫の引っ越しの手伝いをしなければいけなくなったと言う。
相手のご機嫌を取るのも立派な仕事。
常子はその事を理解したが、まだ幼い鞠子と美子は納得がいかずムスッとした数日が過ぎた。
そんなある日、大迫の接待が小橋家で開かれた。
大迫は気分よく酔い、引っ越しのお礼にと有名な画家の絵を竹蔵にプレゼントしてくれた。
貰った絵がとんでもない事に…
その翌日、まだ怒りが収まらない美子は、その絵に墨で落書きをする。
慌てた常子と鞠子が何とか消そうとするが、染みが広がるばかりで落ちない。
やがて竹蔵が帰宅し絵を見て呆然とする。
実は大迫からやはり絵を返してほしいと言われていたのだ。
偶然居合わせた竹蔵の弟の鉄郎が、この絵を大変値打ちのある絵と鑑定し、小橋家の空気はより一層重くなる。
覚悟を決めた竹蔵は、三姉妹を連れて大迫の元へ向かい「全財産をかけてでも弁償します」と土下座した。
常子たちは、父に土下座までさせてしまったことに胸が苦しくなる。
しかし、大迫の口から意外な事実が告げられる。
実は絵は偽物で価値など無いらしい。
酒の勢いで絵をプレゼントしたものの、ニセモノとばれるのが恥ずかしくなったので返してもらおうとしたというわけだった。
姉妹が力を合わせて絵を修復しようと協力したことに価値を感じた竹蔵は、無料で譲ってくれるという大迫を制し10円でこの絵を買い取った。
竹蔵が結核に!
翌日、お出かけの家訓を守れなかった穴埋めに、浜名湖に紅葉狩りに行くことになった。
紅葉狩りに行った日の夜、竹蔵は仕事が残っていた為、姉妹が寝静まったあとに会社に行こうとしていた。
竹蔵が体を壊してしまうんじゃないかと心配する君子。
しかし竹蔵にはある思いがあった。
幼いころに突然両親を失くした竹蔵にとって、平和で楽しい日常とはいつ壊れるかわからない代物。
だからこそ無理してでも家族との時間を大切にしたいと考えていたのだ。
しかし、竹蔵はその年の暮れに倒れてしまう。
結核だった。
自宅療養となり、竹蔵がいつも家にいる事を美子は喜び甘える。
手作りの桜
年は明け昭和六年。
療養中の竹蔵は、体に負担が掛からず家族でできる遊びはないかと考え百人一首を思いつく。
さっそく始めると君子の圧勝。
常子も負けじと札に飛びつき、ようやく1枚の札を取る。
喜ぶ常子を見て竹蔵と君子は思わず笑ってしまった。
その札は常子の名前の由来となった札だったのだ。
「世の中は常にもがもな渚漕ぐ海人の小舟の綱手かなしも」
世の中がいつまでも変わらないように願う。
漁師が小舟に乗り引き網を引く、そんな普通の情景をいとしく思うという意味だ。
これは小橋家の家訓にも通じており、そんな意味が込められていた自分の名前に感動する。
竹蔵の病は日に日に悪化し、感染を恐れ家の中でも隔離され過ごすようになった。
春までには病気を治し、家族でお花見に行く予定だったのだが、桜はすでに散ってしまった。
なんとかお花見ができないものかと思案する常子。
鞠子は散った花をくっつけない限り不可能だと言う。
その言葉がヒントになった。
常子は桜を復活させる方法を思いつく。
後日、常子は竹蔵を近所の桜の木の場所へ連れ出した。
そこには布で桜の花を作り張り付けた立派な桜の木が!
竹蔵の会社の仲間や、三姉妹、鉄郎とみんなで一緒に手作りしたのだった。
とと姉ちゃん誕生
その夜、竹蔵は常子に二つのお願いをした。
- その独特な発想力を大事にする事
- 自分の代わりに家族を守る事
「約束してくれないかい?ととの代わりを務めると」
常子は、父がすでに死を覚悟していると知り泣きそうになるが、涙を堪えて約束するのであった。
それから3日後、竹蔵はこの世を去った。
家族は動揺したが、覚悟していた常子は気丈な態度を見せた。
竹蔵との約束を守るためには、悲しんでばかりはいられないのだ。
しかし竹蔵の部屋を片付けようとした時、今までの事を思い出し涙を堪えきれなかった。
泣き顔を見せまいと、家を飛び出す。
君子が追いかけてきた。
竹蔵との約束を話すと、君子は優しくこう言った。
「ととになるのは明日からでも良い?今日はまだ私の娘のままでいて」
常子は涙を堪える事はできなかった。
そして翌日、常子は家族の前で「とと」になると宣言。
竹蔵の代わりに家族と何気ない日常を守ると誓うのであった。
以上、とと姉ちゃん1週のあらすじネタバレでした。
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