とと姉ちゃん 4週20話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 20話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」4週20話のあらすじネタバレと感想です。

まずは4週19話の振り返りを少し。

青柳商店を出て、すぐ裏にある森田屋に住込みの女中としてお世話になることになった小橋家の四人。

そこはまるで戦場のような忙しさと、丁々発止の激しいやり取りが日常の、常子たちがこれまで経験のない別世界でした。

ここで本当にやって行けるのか不安になる常子たちですが、何より不安なのは娘たちの学費の工面に頭を悩ませる君子でした。

その不安を紛らわせるように、夜の神社にお参りする君子の前に隈井が現れ、思いがけないことを申し込んできます。

何と、常子たちの学費を自分に出させてほしい、というものでした。

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とと姉ちゃん 4週20話のあらすじネタバレ

行き倒れ?謎の男の正体は・・・

森田屋の朝は四時から始まります。

常子たちが部屋で寝ていると、まつが鍋をガンガン打ち鳴らし、三姉妹を叩き起こしに来ました。

火をおこしてご飯を炊き、前日に下ごしらえを済ませた野菜を出汁で煮込んでいきます。

その間、卵焼きや焼き魚を準備し、冷ましたおかずを弁当箱に手際よく詰め込み、戦場のような忙しさの森田屋。

「そうなんですか」森田屋のひとり娘・富江と共に配達に出た常子と鞠子は、富江が同い年と聞いて驚きました。

大人びた様子の富江をみて、年上と思っていた二人は同い年と聞き、もっと仲良くなれるかもしれないと嬉しくなりました。

「富江ちゃんかな・・・」「富ちゃんも・・・」富江を愛称で呼ぼうかと盛り上がる常子と鞠子。

「・・・いえ、富江さんで」困惑しているのか、照れているのか、そう言って会話を打ち切る富江でした。

お寺に弁当を届け、富江は住職への報告があるため、常子と鞠子は一足先に帰ることに。

「あれ、見てよあの人」境内にうずくまる男に気付いた鞠子。

病気かもしれないと心配になり、男に駆け寄り声を掛ける常子でしたが、男は別に具合が悪いわけではありませんでした。

日陰での植物の成長を見るために、植物を植え替えていた星野武蔵。

「近年、植物は過酷な条件下で育てると、それに順応して生き抜こうとする事が分かってきました」

「へー、面白い!」そんな星野の話に興味をそそられる優等生の鞠子。

「へー、面白い・・・」ほとんど興味がない、むしろ引き気味の常子。

関わりたくない常子は、尚も男の作業を興味深げに見守る鞠子を引っ張って、早く帰ろうと促します。

妙な男に関わって面倒に巻き込まれたくない、「じゃあ、私達・・・」星野に挨拶だけして帰ろうとする常子でしたが、振り返ると既に男の姿はありません。

「あっち、あっち!」鞠子の指さす方向を見ると、星野が木の表面をルーペで熱心に観察しているところでした。

呆気にとられる常子。

常子の運命の人?帝大生の星野武蔵が登場しました。

が、最初の印象はかなり残念なものになってしまったようで、優等生の鞠子は学者肌の武蔵に興味をそそられますが、常子にとっては苦手な人種のようです。

それにしても常子を取り巻く男たちは、かなり個性的にですね。

風来坊の山師・鉄郎、話せば話すほど幻滅していくナルシスト・清、弟たちと共に三姉妹に絡み続けた挙句常子に恋した玉置長男・茂雄。

彼らに比べれば学者肌の朴念仁など、まだまだ個性が足りないくらいですね。

今後の活躍に期待しておきます。

久しぶりに聞くかかの鼻歌に、常子は・・・

「道は全部覚えたかい?」一緒に配達に出た君子に尋ねるまつ。

「あ、はい、たぶん・・・」君子の曖昧な返事に、たぶんじゃ困るんだよと些かウンザリした様子。

「かかーー」配達を終えた常子と鞠子が駆け寄ってきました。

森田屋のリヤカーを引いているということは森田屋の看板を背負ってるということ、仕事中にはしゃぐなと二人を注意するまつ。

まったく、とため息をついてまつが歩き出したその時、こちらへ向かって歩いてくる滝子と隈井の存在に気付きます。

突然、決別したばかりの母親と顔を合わせることになり、動揺する君子。

「あらー、今日も素敵なお召し物で・・・あんまり真っ白なんで、真夏に雪だるまが歩いてきたのかって・・・」

「大女将の帯こそ、素敵ですわねえ・・・綺麗な芥子色で、見てるだけで目が痛いですわ・・・」

相変わらず互いにけん制し合う、滝子とまつ。

「そう言えば、新しい人、雇ったんですってね・・・」君子に目を向け、他人事のように尋ねる滝子。

ずぶの素人だから鍛え直さないといけない、そう答えるまつに「それは大変ですわねえ」と滝子はあくまで冷静に切り返します。

言いたいことだけ言うとさっさと歩き去る滝子。

「常子、行きましょうか・・・」滝子の後姿を少しの間見ていた君子でしたが、そう言うと既に先を歩くまつに追い付くべく歩き出します。

「ごめんなさい・・・どうしても分かり合えなくて・・・」青柳商店を出るときに君子の口からきいた言葉を思い出す常子でした。

森田屋に戻ると、明日の仕込が待っています。

「ちょっとお、遅すぎなんだよ!遅すぎ!」遠慮なく君子を叱る宗吉。

仕事は丁寧ですが、いかんせん作業が遅すぎる君子に宗吉は苛立っています。

「残りの皮むき、私がやるから」照代にそう告げられ、君子はせめて鍋でも洗おうとしますが、そこには既に長谷川が。

君子は作業の邪魔にしかなっていません。

その夜、編入試験に向けて勉強する常子たちの隣で、君子は滝子に言われたことを思い出していました。

「女なんか今の時代、どこで働いたってろくに稼ぐことなんか出来ないんだよ!」

森田屋で自分の不甲斐なさを嫌というほど味わい、改めて滝子の言葉が胸に突き刺さります。

ふと立ち上がり、寝ている美子の布団を掛け直しながら、自然と鼻歌を口ずさむ君子。

「久しぶりだねかかの鼻歌」鞠子がささやくと、「心配だね」そう応じる常子。

君子が鼻歌を口ずさむのは、暗い気持ちを払拭しようとする時が多いことを娘たちは知っています。

翌朝、流れ作業で弁当箱におかずを詰め込んでいますが、君子だけ作業が遅れ、皆に迷惑を掛けている光景をじっと見る常子。

あまりに捗らないため、業を煮やした宗吉は照代に交代するよう命じます。

板場では何も出来ることがなく、リヤカーのタイヤに空気を入れておくよう宗吉に命じられ、君子は表へ。

黙って作業する君子に、常子は寺の境内で妙な男から聞かされた話をします。

「かか、日陰でも逞しく育ちますか?」寺で出会った星野の話を引き合いに君子を励ます常子でした。

受け売りなんですけど、と白状する常子に「それじゃ、長谷川さんみたいじゃない」そう囁き、二人で可笑しそうに笑うのでした。

あまりに作業の手際が悪く、宗吉から叱られてばかりの君子。

そんな母の姿をじっと見ていた常子でしたが、その内心では何を思っていたのでしょうか。

青柳家を出るときには、君子を全面的に信頼して妹たちを説得した常子ですが、自分の選択を後悔していたのでしょうか。

「家族を守る」竹蔵との約束を、自分は果たすことが出来ていない。

宗吉から邪険に扱われる君子を見て、そんな風に胸を痛めていたのかもしれません。

前回、君子が鼻歌を口ずさんでいたのは妾の話が持ち上がった時ですが、その時以来のピンチという事が言えるかもしれません。

君子のミスか?配達に間違いが!

宗吉と長谷川が将棋を指す横で、照代と富江が”松”の弁当と”竹”の弁当をそれぞれ準備しています。

「長谷川さん、リヤカーまで運んでもらえる?」照代に声を掛けられ、「あ、はい・・・」将棋が気になるのか若干上の空で返事をする長谷川。

配達に向かうのは常子と鞠子ですが、なんだか思ったよりも随分重い弁当。

常子も鞠子もお互い相手が力を抜いているのかと、勘ぐっています。

「ちゃっちゃと配れよ!」激を飛ばす宗吉に、「はい!」元気に返事を返し、よたよたとリヤカーを引いて配達に向かう常子たち。

「配達先間違えんじゃねえぞ!」頼りない常子たちの背中に向けて、渋い顔で怒鳴る宗吉。

こいつら役に立たねえなあ、そんな宗吉の視線を感じとる鞠子に、「実際大したこと出来ないんだし・・・」常子はあまり気にしないようにしているようです。

これ以上役立たずと思われては、追い出されるかもしれず、君子も常子たちも与えられた配達の仕事を黙々とこなします。

配達先に目一杯の愛想を振りまきながら。

「ふざけんじゃねえぞ!」配達から戻った常子の耳に、森田屋の店内から男の怒声が響いてきました。

一体何事か?常子たちが店の中に入ると、「全く冗談じゃねえ!」客と思しき男が、宗吉と照代に怒鳴り散らしています。

奮発して”松”の弁当を注文したはずが、ふたを開けてみれば”竹”。

皆に自慢していた分、笑いものになったと怒りをぶちまける男に、平身低頭し代金を返す照代。

代金の入った封筒を乱暴に引っ手繰り、「こんな店、二度と使わねえからな!」捨て台詞を残し、男は帰っていきました。

「一体何があったんですか?」ただ事ではない様子に、困惑する常子。

「こっちが聞きてえよ!こんちくしょう!」バンッと乱暴に作業台を叩く宗吉は、「おいお前ら、ちゃんと弁当は届けたんだろうな!」君子や常子たちを疑っています。

指示通り届けましたと答える君子たちに、「それがどうやら、”松”と”竹”のお弁当の届け先を間違えちゃったみたいなんです・・・」宗吉の怒りを恐れているのか、おずおずと話す照代。

まさか自分たちが間違えたのか?常子たちはいったい・・・

何かにつけて怒鳴り散らす宗吉に不満の鞠子、一方で常子は君子のこともあり、あまり波風を立てたくない様子です。

実際、大して役に立っていないのだからと、鞠子には言い聞かせますが、内心ではやはり不満があるのではないでしょうか。

お弁当の取り違えの真相は、果たして常子たちに非があるのか?それとも長谷川がへまをしでかしたのか?

もしも後者なら常子たちはとんだとばっちりで、宗吉への不満が爆発することになるかもしれません。

4週20話の感想まとめ

朝早くからまつに叩き起こされ、宗吉からは怒鳴り散らされ、森田屋で始まった新たな暮らしはかなりシビアなものでした。

その上、森田屋の信用にかかわるお弁当の取り違え事件が発生し、常子たちに疑いの目が向けられることに。

一体、常子たちはこの問題をどう乗り越えていくのでしょうか。

そうそう都合よく助っ人が現れてくれるとも思えず、自分たちの力だけで切り抜けなければならないところでしょうが、森田屋の主人・宗吉からは全く信用されていません。

客の男に散々罵倒され、怒り心頭の宗吉に常子たちは・・・

以上、とと姉ちゃん4週20話のあらすじネタバレと感想でした!

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