とと姉ちゃん 4週19話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 19話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」4週19話のあらすじネタバレと感想です。

まずは3週18話の振り返りを少し。

「常子を清の嫁に迎え入れ、この店を任せたいと思ってる」常子をすっかり気に入った滝子は、君子を呼び出しそう告げました。

初めから三姉妹の誰かを青柳家の嫁にするつもりだったのではないか・・・

突然話しを切り出され、滝子に裏切られたと感じた君子は、再び母と決裂してしまいます。

娘たちを連れて青柳家を出た君子でしたが、行く宛てがあるわけではありません。

常子たちに遅れてぼとぼと歩く君子の目に飛び込んできたのは、住込みの女中を求める森田屋の張り紙でした。

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とと姉ちゃん 4週19話のあらすじネタバレ

まるで戦場!森田屋で始まる常子たちの新生活

森田屋に急ぎの仕事が入ったことから、急遽駆り出される常子たち。

主人の宗吉らに何故か睨みつけられ、身がすくむ思いの常子たちでしたが、戦場のような忙しさの森田屋では、戸惑っている暇はありません。

常子は出来上がった弁当をよたよたとリヤカーに積み込み、鞠子と君子の三人で配達に向かいますが、相当な重量に苦戦します。

「おい!お代わり!」その夜、森田屋では主人の宗吉はじめ、大女将のまつ、嫁の照代、娘の富江、雇われ板前の長谷川が同じ食卓を囲み、賑やか過ぎるほどの食事風景が展開されています。

「・・・すいません、お醤油お借りしても・・・」相当遠慮しながら小声で富江に話しかける常子。

小橋家の四人は隣の部屋で、小さなちゃぶ台を囲んでいます。

「ねえ、何で?何であっちよりおかず少ないの?」青柳家を出て初めてありつく夕食の貧相さに、不満の募る美子。

「当然でしょ、雇っていただいている身なんだから」小声で諭す君子ですが、美子は俯いて何も言いません。

改めて挨拶しようとする君子でしたが、その言葉を宗吉が遮ります。

「あんたが青柳さんとこの人間だろうがなあ、特別扱いはしねえからな!」つっけんどんな宗吉。

常子たちに対しても、「働かざる者食うべからず」そう言って、暇なときには仕事を手伝うよう命じます。

「分からないことだらけですが、よろしくお願いします。」お茶をついで回る照代に頭を下げる君子。

「こちらこそ、早く慣れてくださいね・・・」初めてのことばかりで迷惑を掛けるかもしれないと、謙遜する君子。

「大丈夫、早く慣れてくださいね」笑顔で繰り返す照代。

「慣れてくださいね、早く・・・」更に繰り返す照代。

「早く慣れてね・・・」常子たちに笑顔を向け、再度繰り返す照代。

―――常子たちは感じました・・・笑顔が怖い、と

照代が席に戻り、食事を再開する常子でしたが、「バカヤロー!」突然宗吉の怒声が響きます。

味噌汁の味付けに文句をつける宗吉にも笑顔のまま応対する照代を、「あんたには出来過ぎた嫁だよ!」と擁護するまつ。

「ぶくぶく太ってきたから気を使ってんだろ!」というまつに対し「まだ子豚くらいの可愛いもんだろう!」贅肉の付いた腹をたぷたぷと揺らす宗吉。

「じゃあ、豚ってことは認めんだね!汚ねえ腹見せんな!」息子を叱り飛ばすまつ。

丁々発止の二人のやり取りに、おののく小橋家の四人。

と、そこへ雇われ板前の長谷川が良いところでも見せようというのか、大女将と大将の仲介を試みます。

「幸せってやつは、笑顔から作られるんですから・・・」したり顔で、一昨日まつが言った金言をパクる長谷川。

いい加減で女好きの性格をいじられる長谷川、富江に色目を使っていると見られ、宗吉に追い掛け回されます。

平然と食事を続ける森田家の女たち。

「普段からこんなに賑やかなんですか?」そう尋ねる常子に対し、「気になるなら耳栓でもすれば・・・」平然と答える富江でした。

竹蔵が生きていた頃の小橋家の食事風景とは真逆の、今にも取っ組み合いが始まらんばかりの森田家の食卓。

常子たちにかつてない衝撃を与えるものでした。

ただ、言葉はきついものの、宗吉やまつの言葉にはいろいろな気遣いも感じられました。

君子が丁寧に挨拶しようとするのを遮った宗吉ですが、遠慮せずくつろいでいいというニュアンスが言外に込められているように思えましたし、長谷川の軽薄さに注意するよう常子たちに促したり、意外と新入りの四人を気遣っているようにも見えました。

大女将のまつは息子の宗吉を豚呼ばわりするなど、激しくやりあっていましたが、照代を「出来過ぎた嫁」と持ち上げるなど、きつく当たる宗吉とのバランスを取ろうとしているようでした。

逆に底知れない不気味さ?を感じさせたのが、戦場のような食卓で常に笑顔を絶やさず振る舞う照代です。

いったん切れたらどうなるのか、想像するとなんだか恐ろしいですね。

ひょっとすると、まつは照代が切れたらどうなるか、分かっているのかもしれません。

結局のところ、森田屋の面々も言葉はきついが結構いい人、ということになるのかもしれませんが、今の常子たちにはまだ、そんなことに気付く余裕はないのでした。

送られてきた荷物

「何かみんな怖い」ようやく食事を終え、部屋に戻った美子が呟きます。

「知らない人だからそう見えるだけよ」宥めるように言い聞かせる常子。

対して、美子同様に不安な鞠子も、「怒ってるんじゃないよね?べらんめえだからそう感じるだけよね?」すがるように常子に確認します。

「怒ってなんかいませんよ」娘たちの不安を取り除くように、穏やかに話しかける君子。

突然、部屋の襖を乱暴に開け放ち、「あんたらに荷物だよ」と四人に告げるまつ。

常子たちが慌てて表に出ると、そこには青柳商店に残してきた荷物が。

「まあ、手回しの良いこと・・・」部屋に運び入れようと促す君子に対し、鞠子はこの荷物が狭い部屋に収まるかやや不安です。

若干戸惑いながらも「大丈夫よ、大丈夫!」自分に言い聞かせるようにそう言うと、娘たちと共に作業を始める君子。

四人で協力して部屋へ荷物を運び入れます。

贋作の絵や家訓の額を壁に飾る常子たち、仏壇に桜の樹の下で撮った写真と竹蔵の遺影を置く君子、さらに常子は目標を書いた短冊を並べ、一通りの作業が終わりました。

「さ、明日も朝早いから、あなた達ももう寝なさい」既に疲れ果てて眠っている美子の隣で、ノートを広げ勉強をしている常子と鞠子に、声を掛ける君子。

夏休みが終わったら、すぐに女学校の編入試験です。

優等生の鞠子と違い、常子は不安でいっぱいとあって、眠い目をこすりつつ勉強を続けるのでした。

隈井の指示か、それとも滝子の指示か、青柳商店に残してきた荷物が送られてきました。

それにしても、君子たちは本当に必要最小限の荷物だけ持って、出てきていたんですね。

届けられた荷物の中には、浜松での暮らしを思い出させる多くの品々がありましたが、これほど大事な物を置きっぱなしにしていたのは、どういう訳なんでしょうか。

家訓の額は中身だけならそれほど荷物にはならないし、常子が目標を書いた短冊も持ってこれたと思うのですが。

まさか、滝子に決別を告げた君子の決心がその程度だったとは思えないのですが・・・

思いがけない隈井からの申し入れ

その頃、一人屋台でヤケ酒を煽る隈井。

「これが飲まずにいられますかってんだよ」屋台の主人が飲み過ぎを気遣いますが、隈井は聞き入れません。

ふと、顔を上げた隈井の目には、見覚えのある後姿が。

夜中、そっと部屋を抜け出した君子は近くにある神社にお参りに来ていました。

手を合わせ一心に祈る君子ですが、改めて滝子に言われた言葉が蘇ってきます。

「女なんか今の時代、どこで働いたってろくに稼ぐことなんか出来ないんだよ!」

ふと、振り返るとそこには常子が佇んでいました。

「いけません、こんな夜中に出歩くなんて!」叱りつける君子でしたが、自分を案じて追いかけてきた娘にあまり強くも言えません。

並んで歩き出す二人、常子は君子がどんな悩みがあって神社にお参りしていたのか、気になるところです。

「女学校の学費のことですか?」単刀直入に君子に尋ねます。

青柳家を出た以上、もう援助は望めない、森田屋の給金だけではとても無理なことは常子にも分かります。

内職を見つけて夜も働く、という君子に「では、かかはいつ寝るんですか?」声を震わせ訪ねる常子。

美子が卒業するまでそんな無茶を続ければ体を壊してしまう、自身の心配をする娘の言葉に君子が言葉を詰まらせると、「その通りでさあ」背後から聞き覚えのある男の声が。

君子の姿を見かけ追いかけてきた隈井は、二人の話を聞き、思わぬことを申し出ます。

「そのお金、あっしに出させて貰えませんか」隈井の言葉に驚く二人。

「お願いします」深々と頭を下げる隈井に、君子は戸惑いを隠せません。

家族のいる隈井からそこまでしてもらうことに、さすがに遠慮があります。

それでも、君子たちをほっといたらお世話になった先代に申し訳ない、そう言って食い下がる隈井に君子は「お借りする」ということにさせて下さい、そう言って隈井の厚意に甘えることにしたのでした。

「何年かかっても、必ずお返しします」そう言って借りるという形をとることで、双方折り合ったわけですが、隈井にしてみれば差し上げたも同然。

相手の顔を立てるための大人の知恵、というところですが、何にせよこれで小橋家の経済問題は大幅に見通しが明るくなった訳です。

ところでふと疑問に思ったのですが、隈井にはいったいどれ程の蓄えがあるのでしょうか?

或いは裏でお金を出しているのは実は滝子で、主人の意を汲んだ隈井が一芝居打った、なんてことはないでしょうか。

娘の君子とは決別してしまいましたが、孫の常子たちのことは気にかかっているはずです。

考えすぎかもしれませんが、そうだとしたら将来君子と滝子の和解の糸口になるかもしれません。

4週19話の感想まとめ

―――こうして、森田屋での暮らしが新たに始まったのでした

住込みで働くことになった森田屋には、大女将のまつを筆頭に強烈な個性の持ち主がひしめいていました。

常子たちは編入試験に向けて勉強中ですが、激変した環境の中で苦戦しそうな気配も。

隈井の援助によって、経済的な問題はどうやらクリアー出来そうですが、果たしてこのまま順調に進むのでしょうか?

以上、とと姉ちゃん4週19話のあらすじネタバレと感想でした!

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