とと姉ちゃん 7週42話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 42話 ネタバレ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」7週42話のあらすじネタバレと感想です。

まずは7週41話の振り返りを少し。

常子たち三姉妹は、力を合わせついに練り歯磨きを完成させました。

森田屋の人々からも評判は上々、女学校のクラスメートや青柳商店の職人たちにも配って回り、商品を広めていきます。

順調そうに見える常子の事業ですが、そこへ資金を持ち逃げされたうえ、借金まで背負わされた鉄郎が・・・

そんな鉄郎を歯磨き事業に引っ張り込んでしまう常子、鉄郎は早速仕切りはじめ、歯磨きを森田屋の弁当に添えて配ることを提案。

目論見は当たり、常子の練り歯磨きはたちまち評判になっていくのですが・・・

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とと姉ちゃん 7週42話のあらすじネタバレ

常子の決意

初めて事業に挑戦する常子、鞠子と美子の協力もあってついに練り歯磨きは完成。

さらに、鉄郎のアイディアで森田屋の仕出し弁当に歯磨きの試作品を添えて、宣伝することに。

感心する常子たち、鉄郎の目論見は的中し森田屋の客を中心に、瞬く間に練り歯磨きは評判になっていきました。

事業が順調に推移し、足取りも軽く廊下を行く常子。

職員室の前を通りかかった時、チヨが声を掛けてきました。

「東堂先生!」嬉しそうに駆け寄ると、東堂先生のおかげで胸のつかえが降りました・・・そう報告する常子。

すると、「・・妹さんの進学の件も解決されたのね」チヨは先走り、口止めされていた鞠子の秘密を喋ってしまいました。

鞠子さん、ご家族にも言えずに・・尚も話を続けるチヨを前に、常子は固まったまま。

「まあ、私も言わないで欲しいと言われた手前・・・でも、安心しました」やっと話し終えたチヨですが、その場には奇妙な沈黙が流れています。

「・・・進学の件って何ですか?」常子がやっと口を開き、鞠子がまだ家族に相談していなかったことを悟るチヨ。

「・・・平塚らいてうが詩集を出しました!お貸ししましょう!」あからさまに話を逸らすチヨを、常子が問い詰めます。

どういうことですか?と、説明を求める常子に対し、別の生徒さんの話でした・・あくまでシラを切るチヨ。

しかし、はっきり聞いてしまった常子が引き下がるはずもなく、観念したチヨはようやく話し始めました。

「私・・文学を学ぶために、大学に進学したいんです!」林芙美子や平塚らいてうに憬れ、将来は作家として生きていけたら・・・

素敵な挑戦ですね・・鞠子の勇気を振り絞った告白を聞き、チヨも応援しようとします。

しかし、小橋家の経済事情を考えると、女学校に通わせてもらった上、大学にまで進むことは難しい。

「あなたのその熱い思いを口にすることは、決して無駄な事じゃなくってよ」そう言って、君子や常子に相談するよう諭すチヨ。

鞠子の悩みを初めて聞き、様々な思いが常子の胸に去来します。

―――常子の決意は以前にもまして固まりました。歯磨き事業を成功させ、自ら収入を得てみせる

・・・そして鞠子を進学させ、鉄郎の借金も肩代わりする、そう心に誓う常子。

鞠子の進学の件を聞き、にこやかな表情のまま固まった常子の沈黙。

自分のミスに気付き、咄嗟に話を逸らすチヨの表情の切り替え。

コミカル過ぎるかとも思いますが、高畑充希さんと片桐はいりさんお二人とも表情豊かな演技が持ち味。

約7秒の沈黙を挟んで続いた掛け合いが、中々に絶妙な面白さでした。

特に話を逸らそうと、急に真顔に切り替わったチヨのアップがインパクト絶大。

鬼気迫るものすら感じさせ、話を打ち切ろうとする強引さが画面に溢れていました。

一瞬、鉄郎を尊敬する常子ですが・・・

「KT歯磨」常子が、半紙に筆で大きく書き出しました。

”Kohashi Tsuneko”から鞠子が考えたブランド名に、君子や鉄郎も期待を寄せます。

商品名も決まり、いよいよ大量生産に乗り出し、大々的に売り始める時。

商売と言うものは手広くやってこそうまくいく、今のままチマチマやっていてもただのままごとに過ぎない。

自分の構想を語る鉄郎を見て、興奮気味の常子ですが・・・君子は元手をどうするのかが気になります。

すると、「ほれ!」鉄郎が分厚い封筒を懐から取り出し、テーブルの上にポンッと置きました。

「・・・どうしたんですか?」常子が恐る恐る中を見てみると・・・鉄郎が用意した虎の子の現金が。

ここで借りずにいつ借りる?得意満面の鉄郎ですが、だったらまず借金を返した方が・・・

KT歯磨ですぐに元手を取り戻せる、と高を括っている鉄郎。

君子たちに大量生産のための場所の確保を頼み、鉄郎自身は常子を連れて”顧客の新規開拓”に乗り出します。

次々と指示を出す叔父に、感心することしきりの常子でした。

そして、いよいよ本格的な販売に乗り出す鉄郎と常子。

箱に入れられた大量のKT歯磨を並べ、”三十銭 十包入り KT歯磨”と大きく書いた看板を立て掛け、準備を整えます。

「よく見とけよ」小声で常子に注意すると、「さあさあー、お立合いお立合い!・・・」口上を始める鉄郎。

「御用とお急ぎでない方は、ゆっくりと聞いていきな見ていきな。遠目山越し笠のうち・・・」鉄郎が流暢に捲し立てていると、興味を持った客が次々と集まってきます。

普段頼りない叔父の意外な一面を見て、呆気にとられる常子。

「さてお立合い!手前、ここに取り出したる品物は、これKT歯磨・・・」

常子も集まった大勢の客と共に、鉄郎の口上を感心して聞いています。

「・・・一塗りすればいい気持ち、二塗りすれば虫歯撃退、三塗りすれば歯槽膿漏がぴたりと止まる!」

どしどし買ってきな!鉄郎に煽られた客の一人が、「よし!買った!」声を上げると次々に注文が入り始めました。

テキパキと客を捌く鉄郎の姿に、生まれて初めて鉄郎を尊敬する常子。

そしてついに完売。

買いそびれて残念がる客に謝りつつ、森田屋でも取り扱っております・・と常子はしっかり宣伝します。

商品が完売したことに常子が興奮していると、「ちょいと御免よ!」突然ドスの利いた声が響いてきました。

鉄郎が振り返るそこにはスーツ姿の男と、着流しを着たチンピラの二人組が。

「随分と景気がよさそうじゃねえか、小橋の旦那」すっかり縮み上がっている鉄郎。

いきなり鉄郎が持つ売上金を引っ手繰るチンピラ。

抗議する常子に、貸した金返してもらっちゃ悪いか?と凄んできます。

ばつが悪そうに常子から目をそらす鉄郎。

「いつになったら百五十円、耳を揃えて返すんだ!」チンピラが声を荒げると、鉄郎は益々縮み上がり平身低頭。

鉄郎は追及から逃れようと、KT歯磨の売上で借金を返済すると勝手に約束してしまいます。

すると、スーツの男がチンピラを呼び、何事か耳打ちを始めました。

心配そうに見守る常子と鉄郎。

「よーし!待ってやる・・」受け入れてくれたのか?鉄郎は、死ぬ気で作って死ぬ気で売ります・・と頭を下げます。

が、「その必要はねえ!」何と男たちはKT歯磨を、十個まとめて一銭で買い取る言い出しました。

元の値段の僅か三百分の一で買い叩き、高く売ろうという魂胆。

それでは大損してしまう・・常子はか細い声で抗議するものの、男たちに凄まれた鉄郎は、あっさり承諾してしまうのでした。

――― 一瞬でも鉄郎を尊敬したことを、常子は深く・・深く後悔しました

後悔先に立たず・・・要領よく立ち回っているかに見えた鉄郎ですが、やはり常子にとってとんでもない疫病神でした。

しかし、普段飄々としている鉄郎があれだけ縮み上がっている様子を見ると、なんだか哀愁を感じますね。

歯磨事業を我が物顔で仕切る鉄郎の姿は、常子を感心させるのに十分でしたが、一瞬にして薄っぺらい化けの皮が剥がれ、今まで以上に評価を下げることに。

これで鞠子の進学資金を稼げると、常子は期待を高めていたはずですが、事業が丸ごと鉄郎の借金のかたに取られたようなもの。

何で鉄郎を引っ張り込んだのか・・・常子の仏心が悔やまれてなりませんが、一体どう切り抜けるのでしょうか。

このままでは、借金取りたちが森田屋に押しかけ、常子たちは益々苦しい立場に追い込まれてしまいそうですが・・・

再び窮地に

「えーーー!」事の顛末を聞かされ、絶望感に包まれる小橋家の四人。

どんなに作っても儲けにならないどころか、大量生産すればするほど赤字です。

「どうしたもんじゃろのう・・」さすがにうな垂れる鉄郎。

とそこへ、事情を知らない宗吉が現れ、鉄郎を飲みに誘います。

鉄郎を睨みつける君子と三姉妹、いかに鉄郎と言えどもこの状況で飲みになどいけないはずですが・・・

歯磨のおかげで店の売上も上がった、この間の礼もある・・上機嫌の宗吉の誘いを、渡りに船とばかりにその場からスタコラサッサと逃げ出す鉄郎。

「叔父さんはやっぱり叔父さんだった・・・」呆気にとられ、立ち尽くす常子たち。

こうなったら、自分たちだけで打開策を考えなければなりません。

「叔父さん・・もう戻ってこないような気がするし・・・」鞠子の不吉な予言。

さすがにそれはないでしょう・・常子はそう信じたかったのですが、嫌な予感程的中するもの。

翌朝、君子が店の外に鉄郎の置手紙が残されているのを発見しました。

「小橋家のみなさまへ・・叔父さんはキャツラを黙らせるだけの金を作って戻ってくる・・・」

それまでは頑張って持ち堪えてくれ、「あばよ」と結ばれた鉄郎の置手紙に唖然、愕然、呆然とする四人。

―――常子たちは、またまた窮地に立たされたのでした

もうここまで来ると、さすが鉄郎!と言うしかありません。

期待を裏切らない、どころかさらにその斜め上を行くダメ人間・鉄郎。

きっとまた、ほとぼりが冷めたころに何食わぬ顔で現れるのでしょうが、その時にはさすがに相当な修羅場になるのではないでしょうか?

それはさて置き、チヨから鞠子が大学への進学を望んでいると聞かされ、決意を新たにした常子でしたが、鉄郎の借金を背負わされ正に窮地に追い込まれます。

しかし、少なくとも鞠子の進学に関しては、滝子に相談すればお金を出してくれそうな気がするのですが・・・

そこまで甘えられないとの思いか、それとも”とと姉ちゃん”としての自負心か、常子はあくまで自分で何とかしたい様子。

滝子が常子たちの現状を知った時、何か動きがあるのかもしれません。

とと姉ちゃん7週42話の感想まとめ

信じられない・・・最後に呟いた常子の一言が全てと言ってもいい、鉄郎のでたらめさ。

順調だったかに見えた歯磨き事業は台無し、常子は次週、一転して職業婦人を目指すようです。

実業家は当たるとデカい、チマチマ働くのが馬鹿らしくなる・・等と放言していた鉄郎を反面教師にしたのでしょうか。

堅実な勤め人の方が、常子には会っているのかもしれませんが・・・給料面では中々に厳しい現実が。

借金の返済あり、鞠子の進学問題あり、トラブルの種が尽きない小橋家・・果たしてどうなるのでしょうか?

以上、とと姉ちゃん7週42話のあらすじネタバレと感想でした!

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