とと姉ちゃん 16週91話のネタバレと感想
NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」16週91話のあらすじネタバレと感想です。
まずは15週90話の振り返りを少し。
花山のおかげで”スタアの装ひ”第二号は無事完売し、これからも編集長を続けて欲しい三姉妹でしたが、一方の花山は「”一度だけ”という約束のはずだ」とつれない答え。
こんな時代だからこそ、伝えなくてはいけないことがあるはず・・そんな考えもよぎる花山ですが、家族を養うため三姉妹の要請を断り、友人の事業を手伝うことに。
しかし、諦めない常子は翌日、「皆さんの生活が、今日よりも明日と、少しでも豊かになるような雑誌」を作りたい、ともう一度花山に頼みに行きました。
常子の考えに賛成しつつ、「夢みたいな雑誌だ」と諦めを口にする花山に、常子は「出来ますよ!私となら!」何の根拠もなく断言し、しつこく食い下がります。
やがて花山は・・「毎日の暮らしこそ、守るべきものだった」そう言うと、常子たちのために再びペンを握ることを決断するのでした。
とと姉ちゃん 16週91話のあらすじネタバレ
まず戦うべきは・・・
「答えが何となく分かったんです・・誰にも真似されない雑誌・・・」人々の生活が今日よりも明日・・と少しでも豊かになる様な雑誌を作りたいと考える常子。
そんな常子の熱意に押され、豊かな生活を取り戻すきっかけを作れる雑誌を目指し、再びペンを握ることを誓う花山。
―――花山と常子たちは・・戦後、庶民の暮らしに寄り添った、全く新しい雑誌を作ることを決意しました。
昭和二十一年十二月・・終戦から一年以上たっても、戦禍の荒廃からの復興は進まず、食べる物も着る物も手に入らない状況が続き、国民の生活は困窮をきたしていました。
「我々が雑誌を届けたいのは・・今ここにいる、我々と同じ庶民だ」常子と共に闇市に繰り出した花山が呟きました。
戦争で一番酷い目にあったのは庶民なんだ・・常子もその言葉に頷きます。
その時・・「何すんだい!あたしが見てたもんに・・・」突然背後から女の争う声が。
「買うまではあんたのもんじゃないだろ!金もないくせにガタガタ言うんじゃないよ!」二人の女が商品を奪い合っています。
そこにさらにもう一人加わり、「だったら私が頂きます」三つ巴の争いに。
そうこうするうち、最初に怒鳴り声を上げた女が弾き飛ばされ、常子の目の前に倒れ込んできました。
「やだねえ・・昔は、こんなじゃなかった・・日本の女だよ・・戦争で負けて、変わっちまった」気遣う常子に、女が嘆いて見せます。
身なりへの気遣いもなく、自分がどう思われようがどうでもいい・・「女であることを、捨てちまったのかねえ・・・」そう言い残し、ふらふらと去って行くのでした。
悲しそうな表情で吐き捨て、遠ざかって行く女を常子が見つめていると、「まず、戦うべきはこれかもしれんな」花山がポツリと呟きました。
”戦う”という言葉に常子が引っ掛かっていると、「我々は雑誌を通して暮しを変えようとしているんだ、立派な”戦い”じゃないか」と、その意義を説きます。
常子が頷くと、「まずは、衣服と戦わんか?」花山がそう提案しました。
「賛成です・・綺麗な物を身につけると、少しだけでも・・気持ちが豊かになる様な気がするんです」
花山を真っ直ぐ見つめ、常子が答えました。
「それが出来れば、この国の暮らしぶりも・・変わるかもしれません」やる気に満ちた表情を見せる常子に、花山は黙って頷くのでした。
綺麗な物を身につけると、気持ちが豊かになる・・常子の言葉聞いていて思い出したのは、戦争中の三宅とのやり取りでした。
美子が端切れを工夫して作った飾りをむしり取り、「こんなものを付けて浮かれやがって・・・」と怒りを露わにした隣組の組長・三宅。
かつて恩師のチヨから教えられた”ささやかな心掛け”、その実践とも言えることながら、戦争中には全否定されてしまっていました。
それだけに、ようやく戦争が終わって自由が訪れたにも関わらず、身なりへの気遣いを忘れた女性たちをみて、常子はやりきれない思いを抱いたのかもしれません。
そして常子は、花山と共に雑誌を通して日本の暮しを変える、新たな挑戦を始めることに。
考えてみれば、かなり壮大な挑戦ですね。
カリスマ的な編集長の花山を擁するとは言っても、常子たち三姉妹はまだまだ素人同然で、戦力になるには時間が掛かります。
しかし、やる気に満ち溢れた常子は、そんなことを考えるよりも猪突猛進で走り始めるのでした。
会社の土台を作る常子
「経営のヒントねえ・・・」改めて古巣の甲東出版に相談に訪れた常子ですが、社長の谷もそうそう名案は浮かびません。
「結局、読者は・・いかに魅力的な記事があるかどうかで雑誌を選ぶ・・・」それは常子も分かっています。
「目玉企画に話題性があるかどうかが、売り上げのカギを握ってるんだな・・当たり前だけどな」結局、それが結論なのでした。
そこへ五反田が、甲東出版の帳簿と一号あたりの経費の内訳をまとめた資料を持ってきました。
常子が喜んで資料に目を通していると、「小橋君はいくつになったんだ?」唐突に谷が尋ねてきます。
「・・・社長、レディーに歳を聞くなんて・・・」若干引き気味に、注意する五反田。
谷もうっかり失礼な事を聞いたと反省しますが、「いえいえ・・今年で二十六になりました」常子はあっさりとしたもの。
「二十六で社長か!それも女の身で・・大したもんだなあ・・・」谷は、改めて常子の挑戦に感心しました。
肩書きだけ・・そう言って謙遜する常子を、にんまりとして五反田が見つめています。
その様子を見ていた谷が、「先輩社長として・・一つ助言をするとだな・・・」と、二人の注意を引き・・・
「接待だ何だと言って、女の店に入り浸るようなろくでなしは・・雇わん方がいいぞ・・・」
遠まわしに説教されていることに気付いた五反田は、「ん・・あ・・そ・・それは必要経費です」慌てて弁解するのでした。
「失敬・・・」堪らず仕事に戻る五反田を、可笑しそうに見送る常子。
「その辺はうちは大丈夫そうです・・花山さん以外全員女ですから」そう言って、五反田がくれた資料に視線を落とします。
やはり印刷代と紙代に経費が掛かることを確認し、常子は難しい顔で考え込むのでした。
その頃、鞠子と美子は銀座に来ていました。
―――常子たちはこれまでの蓄えに借金を加えて資金を作り、限られた予算の中で事務所を探していました
「銀座で焼け残ったビルなんて限られるよ・・人形町あたりだったら・・・」予算の都合から決めかねている二人に、不動産屋が提案しますが・・・
「いえ!銀座は譲れません、会社は銀座じゃないと」不動産屋の言葉を遮り、”銀座”を強調する美子。
しかし一方の鞠子は、「よっちゃん・・花山さんの言いなりになり過ぎよ」と、妹が心配な様子。
美子は、「全国の人に売るには、東京の中心に会社を構えろ」そう花山に言われたことが頭を離れません。
―――我々は、無名な出版社だ・・銀座に事務所があると言うだけで、読者は信頼してくれるもんさ・・・
「仰る通りだと思うわ」美子は、花山の言葉を信じて疑いません。
だからと言って、全ての要求を聞くほどの余裕はないのも事実。
何とか美子を説き伏せようとする鞠子ですが、「鞠姉ちゃん?花山さんの事が嫌いなの?」美子はかえって鞠子に疑いの目を向けます。
結局二人は感情的に言い合うばかりで、事務所を見つけることは出来ないのでした。
「そう・・結局決まらなかったの・・・」その夜、銀座の地図とにらめっこする鞠子たちに、心配そうに君子が声を掛けました。
美子は明日も別のビルをあたってみる考えですが、「銀座は諦めようよ・・事務所なんかどこでも・・・」鞠子はややウンザリ。
「そんなに不満なら、直接花山さんに行ったら?」美子もいい加減勘弁してほしい・・と言った様子。
しかし、花山に苦手意識を持つ鞠子は、なんとか美子を通じて抗議しようと考えます。
ですが、「いやよ・・私花山さんに不満なんかないもん」と、にべもなく断られてしまいました。
すると今度は、「じゃ・・とと姉から伝えてよ」そう言って常子に頼みますが・・・
「花山さんが銀座って言うなら・・私は・・従います」算盤をはじきながら、あっさりと答えるのでした。
そんな常子を見て、「すっかり社長の顔ね・・・」君子はいかにも感慨深そう。
まさか、あのお転婆常子が社長さんだなんて・・可笑しそうに笑う君子ですが、早くも資金不足に悩む常子にしてみれば、胸を張れる気分でもありません。
「四月までに雑誌を出さないと・・”スタアの装ひ”で作った資金が、家賃や光熱費などの必要経費に消えていきます」
心配する君子に、内情を打ち明けます。
だったらすぐにでも・・と考える美子ですが、焦っていい加減な雑誌を出す方が、かえって苦しむことになると考える常子。
「・・・けど、私たちは花山さんが創刊号の目玉企画を思いつくのを待つしかないの?」
鞠子はもどかしさを感じていますが、常子は「お一人で考えたいそうだから・・・」と、花山の意思を尊重したいようです。
―――何をすれば衣料品不足を解消できるのか、考えてみようと思う・・君は社長として、いつでも出版できるよう準備をしてくれ・・・
花山の言葉に従い、「まずは・・新しい出版社の土台作りを進めましょう」妹たちに促すのでした。
翌日、再び銀座に事務所探しにやって来た鞠子と美子は、どうやら気に入った物件を見つけたようです。
「ただ家賃がね・・」満足気な二人に対し、不動産屋は渋い顔。
「希望は千三百円だが・・こっちは千六百円だから・・・」何とか値切ろうとする美子ですが、不動産屋は後ろ向きな態度。
美子がうな垂れていると、「じゃあ・・仕方ないわね・・・」鞠子が含みのある言い方で話に割り込みます。
一瞬、鞠子の真意を図りかねる美子、対して不動産屋は「よし、決まりだ」家賃に納得した、と思ったようですが・・・
「ここはやめて、昨日のビルにしましょう」そう言って、さっさと出て行こうと知る鞠子。
話しが全く見えない美子は、慌てて鞠子を止めようと前に回り込んで押し止めます。
すると、「無理することないわ・・昨日のお部屋の方が、安かったし」さらに、目で合図する鞠子を見て、美子もようやくその考えを察しました。
「ああ・・そうね・・そうしましょ」美子は鞠子の手を取って、部屋の出口に向かって歩き出しました。
慌てた不動産屋は、「ちょ・・ちょっと・・待ちな・・千五百円」背を向ける二人に声を掛けます。
立ち止まって少し考えた鞠子と美子でしたが、再び出口へ。
「ま・・待ち・・ちっ・・じゃあ間をとって、千・・四百円でどうだ?」不動産屋はギリギリの線まで下げてきました。
二人は顔を見合わせニンマリ笑うと、「ありがとうございます」不動産屋に駆け寄り頭を下げます。
一芝居打ったのでは・・と疑う不動産屋ですが、後の祭りなのでした。
鞠子が花山の考えに対して一歩引いた立場を取るのは、やはり三姉妹の中で唯一大学まで進み、専門的に学んできたことに対するプライドがあるからでしょうか。
美子の挿絵に付ける見出しが、無駄に”抒情的”であることを酷評され、”分かり易く簡潔”な文章を求められたことが、まだ納得出来ていないのかもしれません。
加えて、「これからは・・そんな感じの言葉でお願いね」と常子から軽く言われたことも、鞠子のプライドを傷つけたのでは・・という気がします。
鞠子が花山の考えを本当に受け入れるには、鞠子自身が仕事を通じて成長し、自分のスタイルを確立して花山に認めさせる必要がありそうです。
一方の美子は、担当した挿絵をやはり酷評され、泣かされかけたにも関わらず、すっかり花山の言葉を信じ切っているようです。
女学校に通っていた頃は、二人の姉と比較されて劣等感を抱いていただけに、無駄なプライドに縛られずに済んでいるのかもしれません。
とは言え、美子の態度を柔軟とみるか、それともしたたかで要領のいい性格の表れとみるか、見方によっては印象が全然変わりますが。
そして、慣れない社長業を任され手探り状態の常子は、甲東出版に谷を尋ね助言を求めることに。
しかし、結局妙案と呼べるようなものはなく、五反田から貰った資料が唯一の収穫・・という結果でしたが、それでも相談できる相手がいるだけでいいのかもしれません。
誰かと話をすることで、自分の考えが整理されていくということもあるでしょうし、同じ社長同士でなければ分からないこともあるでしょう。
あまり身になる話を聞けなくても、谷と話をするだけで色々なストレスから解放されるのかもしれませんね。
どう見ても遊んでいる?花山
一週間後・・水田にも手伝ってもらって、鞠子たちは事務所に荷物を運び入れていました。
「これは、どちらに?」水田が美子と一緒に机を運んできました。
それを見た鞠子が、「すみません、お手伝い頂いて」恐縮したように頭を下げます。
「・・・僕は、やりたくてやってますから・・しかし、男手がいない中・・準備するのも大変ですね」
さりげなく自分の貢献をアピールする水田。
「ホントは一人いるんですけど・・すぐに何処かに行ってしまうので」鞠子はそんな水田の事より、花山の姿が見えないことに若干苛立っているようです。
「いやー、闇市で色々荷物抱えて歩いてたから・・思わず”気になって”、声掛けちゃったんです」
さらにアピールを繰り返す水田を、美子がニヤニヤしながら見守っていますが、当の鞠子は型通りのお礼を返すのみ。
もっとも、水田はそれだけで十分嬉しそうですが・・・
「あの・・ひとつお話したいことが・・・」やや真剣な表情を見せ、鞠子に話しかける水田。
「あの・・実は・・・」真顔で鞠子ににじり寄る水田ですが、次の瞬間「おはようございます!」と大きな声で挨拶し、花山が事務所に入ってきました。
「その机は、この奥の部屋にね」鞠子と水田の間を通り、花山と机が進んでいきます。
机が運び込まれる様子を見て満足気な花山でしたが、「誰だ君は」不意に目に留まった水田に絡んできました。
「誰なんだ!」若干語気を強める花山に恐れをなしたのか、「あ・・み・・水田です」いかにも小心そうに頭を下げるのでした。
しかし、「名前じゃない!何なんだ君は!」苛立ちを強める花山。
「・・・な・・何なんだ?・・何なんでしょう・・僕」水田は焦ってしどろもどろに。
「あ・・この方は・・・」見かねた鞠子が助け船を出そうとしますが、「彼に聞いてるんだ!」花山は取りつく島もありません。
「僕は・・あの・・僕は・・」完全に縮み上がっている水田にしびれを切らした花山は、「はっきり喋りなさい!」厳しく一喝。
「す・・すみません!・・お・・お邪魔しました!!」恐れをなした水田は、そのまま事務所を飛び出して行ってしまいました。
――その頃常子は・・少しでも節約しようと、安くて腕の良い印刷所を探していました
「女の社長なんて初めてだけど・・面白いじゃないか・・カラーの挿絵も多くて大変だけど、頑張れよ!」
無事引き受けてもらえることになり、ひと安心する常子なのでした。
これで、いつ花山が目玉企画を決めても大丈夫・・そう考える常子でしたが、一方で鞠子たちは微妙な反応。
「ちゃんと考えて下さってるのかしら」鞠子がポツリと呟くと、「うーん・・・」美子も何だか不安そうです。
そんな二人の様子を見て、君子も何かあったのかと気掛かりになりました。
「花山さん・・ここ数日机を探してただけのようですし・・今日も机運び込んだら、編集長室に閉じこもっちゃって」
不信感を露わにする美子に、「・・・集中されてただけなんじゃない?」何とか弁護しようとする常子ですが・・・
「いや・・・」二人は揃って首を振り、「お白湯をお持ちしようと声掛けたのね・・でも返事がなかったから覗いたら・・・」鞠子が昼間の出来事を話し始めました。
ノックをしても返事はなく、二人が覗いてみると・・花山は机に座って他には目もくれず、知恵の輪で遊んでいたというのです。
耳を疑う常子でしたが、「もうそれ見たら急に不安になっちゃって」鞠子は話しているうちに、余計に不安が強まった様子。
何か考えがあって・・君子や美子はそう信じたいようですが、「目玉企画・・考えて下さってるのかしら」鞠子はさらに表情が曇ります。
「さすがに遊んでるなんてことは・・・」常子が言いかけた時、玄関を叩く音に続いて「ごめん下さい」女性の声が聞こえてきました。
「あら・・綾さん・・・」常子が出てみると、訪ねてきたのは親友の綾でした。
何だか疲れたように見える綾を気遣いますが、どうやらあまり食事を取っていないようです。
「いずこも同じね・・よかったら入って」常子が促しますが、綾はそれを断り少し躊躇った後に話を切り出しました。
「少し・・お金を貸して貰えないかしら・・家賃を値上げされて困ってるの・・お願いします」
綾がお金を無心して、頭を下げる様子を目の当たりにした常子は・・・
完全に我が道を行く花山、常子もある程度は分かっていたはずですが・・ひたすら知恵の輪で遊んでいたと聞かされ、若干不安が過っています。
妹たちの不安がる姿を見ても、まだ信じる気持ちはあるのかもしれませんが、それでも花山の御し難い性格を改めて思い知ったのかもしれません。
これからどうやって一緒に仕事をしていくのか、花山と妹たちの間に出来た溝を埋めることが出来るのか、会社の土台作りだけでも大変な中、常子の悩みは尽きません。
それに加えて、親友の綾が借金を申し込みに訪ねてくるという、常子にとってはショッキングな出来事まで発生します。
女学生時代、家も裕福で成績も優秀、そして誰もが憧れる美人だった綾が、お金を借りるために自分に頭を下げている光景に、常子は何を思ったのでしょうか?
常子にしても生活が苦しいのは同じですが、花山の協力を得られたことで何とか出版社を立ち上げ、社長として忙しく働く日々。
対して綾は、女学校を卒業後すぐに結婚して子供を産み、戦時中には模範的とも言える人生を歩んできたはず。
それが戦後には、まるで世の中から見捨てられたかのように、どんどん落ちぶれて行くのですから、やりきれない話です。
常子はまさに綾のような女性たちのために、新しい雑誌を作っている訳ですが、今回の出来事がこれからの常子の仕事にどんな影響を与えるのでしょうか?
とと姉ちゃん16週91話の感想まとめ
庶民の暮らしに寄り添った新しい雑誌の最初の企画として、衣服の問題に取り組むことを決めた常子と花山ですが・・・
目玉企画の構想を練っているとばかり思っていた花山が、知恵の輪で遊んでいたと聞き常子もさすがに不安になってきます。
ただでさえ、慣れない社長業を任され手一杯になっている常子に、花山と妹たちの不協和音という新たな問題が圧し掛かり、早々に暗礁に乗り上げかかっている様子。
さらには、家賃を値上げされて困窮した綾が金の無心に訪れ、個人的な心配事まで追加されるという、問題山積の中での新たな船出となったのでした。
常子や鞠子にとっては、水田が良いサポート役になってくれそうなのですが・・花山が大きな壁として立ちはだかっている状況。
果たして、何処かに突破口はあるのか、そして常子は花山を信じ切ることが出来るのか、最初の試練と言えるかもしれません。
以上、とと姉ちゃん16週91話のあらすじネタバレと感想でした!