とと姉ちゃん 2週12話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 12話 あらすじ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」2週12話のあらすじネタバレと感想です。

まずは2週11話の振り返りを少し。

「お医者さんに診てもらったら、お金かかるから」小橋家の経済的苦境を思い、具合が悪いことを言い出せぬまま、高熱を出し倒れた美子。

夜、激しく雨の降るなか意を決して、常子は鞠子と共に医者を呼びに行きます。

途中、小橋家の米櫃を空にした気まずさから、声を掛けられずこっそり後をつけて来ていた鉄郎に気付きますが、実は夜道に不安を覚えていた常子たちに取っては、心強い味方となるのでした。

常子たちの呼んできた医者に診てもらったおかげで、美子は無事に回復しますが、その後新たな問題が。

何と常子に妾の話が持ち上がったのです。

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とと姉ちゃん 2週12話のあらすじネタバレ

かかが妾に?三姉妹はどうする?君子の胸中は?

「他にどんな妾があんだよ」愕然とする常子と鞠子にぶっきら棒に答える鉄郎。

大家に泣きついて相手を紹介して貰おうとしたとしても仕方ない、「俺だって信じ難いよ、でも、カネに困ってんのは確かだろ」そう言った鉄郎は、新たな商売のために新潟へ行ってしまいます。

「カネが入ったら戻ってくっから」全く頼りにならない言葉を残して。

私たちだけでお金を稼ぐしかない、そう決意した常子と鞠子は、翌日から仕事を探し回りますが、女が稼ぐことの難しさを痛感させられただけでした。

「かかが鼻歌歌うのって、暗い気持ちを払拭しようとする時が多い気がするんだけど・・・」家計簿をつけながら鼻歌を口ずさむ君子を見て不安を覚える鞠子。

常子も当然、気付いていますが、君子が妾の話を引き受けるつもりなのかどうか、判断が付きません。

「あ、駄目よ!夜爪を切ると早死にするって」机の引き出しから爪切りを取り出し、爪を切り始めた姉に注意する鞠子。

常子は笑いながら、「意外とそういうの気にするのね」と優等生の妹が迷信を信じていることが可笑しいようです。

「夜」と「爪」で「世を詰める」そんな洒落みたいなものだから、気にする事はないと自説を披露する常子。

「それだけじゃないのよ」二人の話し声が耳に入った君子が部屋に入ってきました。

昔、夜の明かりに乏しい時代、暗い中で爪を切っていると指先を傷つけ、そこから黴菌が入って手足を失ったり、亡くなることもあったのよ、と迷信の正体を娘たちに語って聞かせます。

「お邪魔しました、お休み」美子の布団を掛け直し、部屋を出ようとする君子を思わず呼び止める常子。

「何か悩んでることはないですか?」そう尋ねる常子に、悩みが態度に現れていたことを反省しつつ、「答えは出せたから、心配しないで」と言い残して部屋を後する君子。

そんな母の言葉に、常子と鞠子は驚いて顔を見合わせますが、咄嗟には言葉が出てきません。

まさか、既に妾になることを決意したのか?

切羽詰まった二人は、以前鉄郎が話していた食用鳩の飼育の話を思い出します。

「いやー、どうかな・・・叔父さんの言ってたことだし・・・」鞠子は鉄郎を信用していない様子。

しかし、他にアイディアもありません。

「かかがお妾さんになってもいいの?」そう迫る常子に、仕方なく頷く鞠子。

「私もやる!」突如ガバッと身を起こし、「私も、鳩、捕まえる!」とノリノリの美子。

妹二人を巻き込んでやる気満々の常子は、「よし!やろう!」そう言って自らを鼓舞します。

その頃、一人竹蔵の仏前でため息をつく君子の胸中は?

辺りも静まり返った夜更け、他愛無い雑談に花を咲かせる母と娘たち。

君子が妾になるかも知れないという、不安を覆い隠す様に何気ない日常の風景が描かれます。

これが竹蔵が守りたかったもの、常子に託したこと、ということでしょうか。

意外な博識ぶりを披露した君子ですが、その名前が百人一首から取られていたことと併せて考えると、いかにも良家の子女を思わせますね。

君子を演じる木村多江さんの独特な雰囲気が、君子のおっとりした人物設定とも相まって、絶妙なキャラクターに仕上がっていると思うのですが。

それにして、結局大して役には立たなかった鉄郎ですが、流石に少々冷たい気もしますね。

それとも、内心では義姉を助けるべく熱い思いを抱いて新潟へ向かったのでしょうか。

「掛かれー!」鳩と三姉妹の決闘の行方は?

「あー、鳩のう。一羽五十銭で買い取っていい」焼き鳥屋の主人の言葉に興奮する三姉妹。

まさか、鉄郎の言っていたことが本当だったとは!

「ありがとうございます!今すぐ捕まえてきます!」走り出す三姉妹でしたが、そこには思わぬ落とし穴が。

「掛かれー!」横一線に並び、網を構え鳩に迫る三姉妹ですが、一羽も捕らえられず。

その頃小橋家では君子が一人、手紙を認めています。

「生活を考え」「援助を」「どうか願いを」切羽詰まった言葉が並びます。

一方、常子たちは作戦変更。

「鳩と私たち三姉妹との、決闘よ・・・」追いかけまわしても無駄と悟り、罠を仕掛けることに。

罠を仕掛け、岩陰に隠れて鳩の様子をうかがう三姉妹。

罠につながる綱を握りしめる常子、そしてじっと見守る鞠子と美子ですが、鳩は見向きもしません。。

「焦らないの・・・鳩が我々を意識しなくなったその時が勝負よ!」退屈してきた美子に言い聞かせるように呟く常子。

しばらくして、一羽の鳩がエサをついばみながら徐々に罠に接近していきます。

じっと見つめる三姉妹、「えい!」常子が思い切り綱を引っ張ると、鳩の上に籠がガバッと覆いかぶさります。

「やったー!」大喜びの美子、鞠子も笑顔に。

「やった!やった!やった!」跳ね回る美子を見て、「まだまだ行くわよ」悠然と語る常子。

「ひい、ふう、みい、よ・・・十羽!」籠の中の鳩を数えた鞠子の言葉に、「てことは?五円!」思わぬ大猟に常子も興奮気味。

「おーーー!おーーー!」興奮し、まるで鳩のように両手をバタつかせ、はしゃぐ三姉妹。

その頃、帰宅した君子は、届いた手紙を見て小さく溜息をついています。

「え?買い取れないって、どういうことですか?」意気揚々と焼き鳥屋に鳩を持ち込んだ常子でしたが、主人の思わぬ言葉に動揺を隠せません。

三姉妹が捕まえてきた土鳩は一銭の価値も無かったのです。

「カネになるのは雉鳩!こんなにいても、一銭の値打もないね」そう言うと、呆れて三姉妹に背を向ける主人。

奮戦虚しく、戦果がゼロに終わった小橋三姉妹は、途方に暮れるのでした。

話しをちゃんと聞いていない常子たちが悪いのか。

それともいい加減な儲け話を聞かせた鉄郎が悪いのか。

せっかく妹たちを指揮して鳩との決闘に挑んだとと姉ちゃんですが、当てが外れてすべての努力は水の泡と消えたのでした。

十羽もの鳩を捕まえて無邪気にはしゃぎ回る三姉妹が、とても可愛らしかっただけに残念です。

自分たちが捕まえてきた土鳩に、何の値打も無いことを聞かされた時の落胆ぶりと併せ、くるくると表情が変化して楽しませてくれますね。

多感な十代の少女たちの感情の振幅の大きさが、世間の波に翻弄されている様子をよく表していると思いました。

君子の出した答えとは?

「ありがとうございます。よろしくお願いします。・・・はい、わかりました」大家さんの家で電話を借りる君子。

「準備が整い次第、窺います」電話の相手にそう告げ、家に戻った君子は余所行きの着物を着て、髪飾りを付けます。

鏡に向かい、決意を固めたような表情を見せる君子。

しばらくして家に戻った三姉妹は、早番のはずの君子が不在であることに気付きます。

「とと姉!」鞠子の声が響く小橋家、「かかのお着物が!余所行きのお着物!」

まさか、もう?不安に駆られた三姉妹は家を飛び出し、町中を探し回ります。

「居た?」「居ない・・・」かかが何処にも居ない!

その時、「あ!」橋の上を歩く君子の姿を見つけた鞠子。

「かか!かか!かか!」君子のもとに駆けて行く三姉妹。

「あたし、何でもしますから・・・やっぱり私、女学校もやめます!」

「ととも分かってくれると思うし・・・だから!だから!」必死になって母に取りすがる常子。

そんな娘たちの様子に驚く君子。

「かか、あたしたちのためにお妾さんになろうとしてるんですよね?」

「お金なら、みんなで何とかしましょう!」

「一人で抱え込むなんて、そんな悲しいことやめてください!」

君子にすがりつき泣き崩れる三姉妹。

そんな娘たちに対し、君子は笑って否定します。

「私は、お妾さんになるつもりはありません!」大家さんの話はすぐに断っていました。

何だ、美子の勘違いか・・・「ん?では、何処へ行こうとしていたんですか?」余所行きの格好で、と常子。

「女学校です」転校の手続きを詳しく聞くために、という予想外の答えを返す君子に、常子も鞠子もかえって混乱してしまいました。

「実はね、母のところに、お世話になるかどうか、悩んでいたの・・・」

「私の母・・・あなた達のお祖母様」

「え?え?え?」さらに混乱に拍車が掛かる三姉妹。

祖父も祖母も既に亡くなっていると聞かされてきたのに、訳が分からない三姉妹でした。

結局、常子たちの勘違いだった訳ですが、悪いのは誰なんでしょう?鉄郎?

本人は良かれと思っての忠告だったかもしれませんが、常子たちを大いに振り回し、トラブルメーカーぶりを存分に発揮して新潟へと去った鉄郎には、若干の苛立ちを覚えますね。

もうちょっと丁寧にフォローしようよ、十五歳の姪っ子が可愛くないのか?そんな風に思った人もいるんじゃないでしょうか。

全部分かったつもりで中途半端に首を突っ込んで引っ掻き回し、自分はさっさと何処かへ行ってしまう。

実際、こんな人がいるから困ります。

鉄郎にはもう少し頑張って常子たちを支えてほしいのですが、どうなるでしょうか?

2週12話の感想まとめ

―――君子の口から知らされた思わぬ祖母の存在、常子たちは驚くばかりでした

いよいよ浜松編は終了し、舞台は東京・深川へ。

大地真央さん演じる祖母・青柳滝子、秋野暢子さん演じる仕出し屋の大女将・森田まつ等、強烈な個性を放つ人々が待ち受けるなか、常子はどう立ち向かっていくのでしょうか。

君子と滝子の確執の原因は何なのか?そして、常子の運命の出会いはどうなるのか?激動の展開に期待したいところです。

以上、とと姉ちゃん2週12話のあらすじネタバレと感想でした!

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