とと姉ちゃん 6週33話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 33話 ネタバレ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」6週33話のあらすじネタバレと感想です。

まずは6週32話の振り返りを少し。

偶然、自分たちの学費を援助していたのが隈井ではなく、滝子だったことを知った常子。

改めて隈井に相談する常子に、「女将さんと君子さんの仲を取り持つためには、何だってしますから」そう言って隈井が請け合います。

そんな隈井に感謝する常子でしたが、慎重に事を進めるために滝子が援助していることはまだ秘密にしておくよう、隈井に頼みます。

常子の意を汲んで了承した隈井でしたが、酔った勢いで思わず真相を君子に喋ってしまいました。

滝子の力を借りず、常子たちを女学校へ通わせていると信じていた君子は、怒りに震え滝子のもとに・・・

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とと姉ちゃん 6週33話のあらすじネタバレ

深まる対立

「お祖母様は私たちを気遣ってくださっているんです」そうでなければ援助する理由が無い・・常子の言葉に憤りすら覚える君子は、滝子のもとに乗り込みます。

夜中に突然現れた君子を硬い表情のまま迎える滝子。

「隈井さんを使って、常子たちの学費を・・出して頂いているそうですね」いきなりそう切り出され、さすがに滝子も咄嗟には返事が出来ません。

「それがどうかしたかい」重ねて尋ねる君子に対し、強がるように切り返します。

学費をお受け取りすることは出来ません・・君子の拒絶を受け、小さく息を呑む滝子。

それだけ言って立ち去ろうとする君子でしたが、引き留め話をしようとする滝子に怒りが沸いてきました。

「外堀を埋めようって魂胆ですね」常子が青柳への嫁入りを拒めないように仕向けた・・不信感を露わにする君子。

しかし、さすがに滝子も気色ばんで否定します。

奇しくも青柳の近くに住み、自分の力で生きていけることを証明できるいい機会、と考えた君子でしたが、始めから無理と決めつけるような滝子のやり方に、強い拒否感を覚えるのでした。

「もう・・関わらないでください!」自分の稼ぎだけで常子たちを養っていく、きっぱりと言って部屋を出る君子。

残された滝子は、君子が幼い日のことを思い返していました。

「・・・安心おし、君子。お前に何が起きようが私が守ってあげるから」母の言葉に素直に頷く君子・・かつては気持ちが通じ合っていた二人でしたが・・・

森田屋の前で心配そうに母の帰りを待つ常子と鞠子の元に、君子が足早に戻ってきました。

「かか!」二人の娘が駆け寄ってきます。

「・・二人とも、聞いてください」学費の話はお断りしました。淡々と告げる君子。

「どうして・・かかはそんなに、お祖母様に頑ななんですか」嫁入りの件を知らない常子には、母の態度が理解できません。

援助を受け入れれば、常子を取られてしまう・・滝子への不信感が募る君子は、「私の力で、学校行かせます」そう言って無理に笑ってみせるのでした。

――君子はどうしても常子に話せませんでした・・清との縁談のことを話せば、自分を犠牲にして家族のために嫁ぐと言い出しかねないからです

学費の支払い期日を遅らせてくれるように学校に頼み込んだ君子は、早朝から日が暮れるまで森田屋で働き、常子たちが寝静まった後は内職に精を出します。

何とか自分の力だけで・・無理に無理を重ねる君子の姿を見て、常子は複雑な思いを抱えているのでした。

孫の将来を思って学費を援助する滝子、縁談を断れないよう仕向けるためと疑う君子、母の頑なさが理解できない常子。

何とも切ないことに、三人の思いは噛みあわずより一層亀裂が深まることになってしまいました。

「もう・・関わらないでください!」そう言って君子が立ち去った直後の回想シーンでは、幼い日の君子に「私が守ってあげるから」と優しく話しかけていた滝子。

一方で、二百年の伝統を誇る青柳商店を女手一つで守ってきた滝子は、ついついキツイ物言いになってしまうようです。

さらには、長年関係が断絶していた娘に対して、素直になれない面もあると思います。

もっと穏やかに話すことが出来れば、君子も滝子の言葉に耳を傾けたのかもしれませんが・・・

結局、二人はまたしても決裂。

一方的に不満をぶつけ部屋を出る君子、そんな君子に言葉を掛けることが出来ず、もどかしそうに見送る滝子。

本心では娘と孫たちの将来を案じながらも、何故こんなことになってしまったのか・・という後悔の気持ちが滲んでいました。

どうしてこんなことに・・・悩む常子

君子との溝がなお一層深まり苦悩する滝子でしたが、そんなことはおくびにも出さず、いつもと変わらぬ様子で職人たちを指図しています。

そこへ、「女将さん・・可愛いお客さんをお連れしましたよ」何も知らない隈井が、美子を連れて現れました。

「いつもありがとうございます」おどけた様子で、ぺこりと頭を下げる美子。

ところが、滝子はいつものような笑顔を見せることなく、「悪いけど・・帰っておくれ」出来るだけ美子を傷つけないよう、配慮を滲ませつつも、もうここへ来るのはよしな・・そう促すのでした。

困惑する美子に背を向け、去って行く滝子。

とぼとぼと帰っていく美子の背中を、隈井が寂しそうに見送ります。

「女将さん・・何だってあんなことを」憤る隈井に、学費の件がばれてしまった事を話す滝子。

「・・・どうしてまた」何故君子にばれてしまったのか、疑問を口にする隈井でしたが、「・・あんた軽口叩いてないだろうね?」滝子が疑いの眼差しを向けます。

一瞬、口元がピクッと動いた隈井でしたが、君子と会う時は気を張って注意していた、口が裂けてもいう訳がない、そう言って強く否定しました。

「ああ・・そうかい」さすがにそれ以上は追及する事も出来ず、あっさり引き下がる滝子。

これから常子たちの学費は一体どうなるのか?

「知るもんかい!そんなこと!」心配する隈井をよそに、滝子は完全にへそを曲げてしまったようです。

君子と話をつけようと飛び出そうとする隈井に、「ここから先は、お節介ってもんだ!」もう常子たちとは会わない、放っときな!そう言って滝子は店の奥に引っ込んでしまいます。

「あーあ・・おやつないのか」がっかりする友達を縄跳びに誘う美子でしたが、お腹空いちゃった・・そう言ってさっさと帰ってしまいました。

寂しそうに友達を見送った美子が森田屋に戻ってくると、ちょうど常子と鞠子が配達に出かけるところ。

「とと姉ちゃん、縄跳びしよう」常子を誘う美子でしたが、少しでも君子の負担を減らそうとする二人の姉は、「・・よっちゃん、お友達と遊んでね」そう言って出かけてしまいました。

「どうしてこんな風になっちゃったんだろう・・・」鞠子と並んで歩きながら、思わず嘆息する常子。

東京に来た当初はうまくいっているように思えていたのですが・・・

「母娘・・だからじゃない?」母娘だからこそ意地を張ってしまうのかもしれない。

森田屋の二人を見ていれば・・鞠子の考えに頷く常子。

今朝も、玉子焼きを巡って一悶着あった宗吉とまつのことを思い返します。

「こんなもん、出せるか!」宗吉の出した玉子焼きを、まつは匂いを嗅いだだけで却下。

「食ってから言えよ!」味には自身のある宗吉は、納得いきません。

自分の作った新しい玉子焼きを認めてほしい宗吉と、店の味を守るため頑なに口にすることさえ拒むまつ。

「同じ屋根の下に住んでいてもうまくいかないんだもん・・」ましてや、長い間離れて暮らしていた君子と滝子に至っては・・

自分たちがどうにかすることは、どだい無理な話なのかもしれない・・さすがに常子も諦め始めていました。

何故、学費の件がばれてしまったのか・・へべれけに酔っぱらっていた隈井は、自分が喋ったことを憶えていない様子。

が、本当にそうなのでしょうか?

滝子に問い詰められた隈井の口元が、一瞬ピクッと動いたことが妙に気になるのですが・・・

さらには直後の滝子の「ああ・・そうかい」というセリフの言い方や、視線の泳がせ方が何かを悟っているようにも見えたのですが、穿ちすぎでしょうか?

隈井と君子が会っていたあの場には店の主人もいた訳ですから、酔いから醒めた隈井が自分の失態を聞かされていてもおかしくはありません。

しかし、そうは言っても、知っていたのだとしたら隈井の態度はお気楽過ぎますね。

やはり、隈井は自分が母娘喧嘩の原因と知らないまま、滝子と君子の間を右往左往することになるのでしょうか。

杉野社長との再会

「・・あ、すいません」悩みながら青柳商店の前を通りかかった常子は、店の前に立つ男と危うくぶつかりそうに。

そのまま通り過ぎようとした常子たちを、男が背後から呼び止めます。

「社長さん!?」振り返った二人の目に飛び込んできたのは、浜松で小橋家を援助してくれていた杉野社長の懐かしい姿でした。

「やーー、久しぶりやのう!」たまたま出張で東京に出てきた杉野は、ここへ来れば常子たちに会えると思ったとのこと。

戸惑う常子たちをよそに、君子に挨拶しようと青柳商店に入ろうとする杉野。

慌てて引き留める常子と鞠子の態度に、今度は杉野が困惑する番です。

「・・ここには住んでなくって」言い難そうに話す鞠子に、「ここ実家だらあ」と事情が呑み込めない杉野。

取りあえず場所を変え、常子がこれまでの経緯を一通り説明しました。

「そうけえ・・君たちも大変だったねえ」常子たちを気遣う杉野でしたが、大変なのは母ですから・・そう言って謙遜する常子。

「それにしても意外だがや・・・あの君子さんが・・」独り言のように話す杉野ですが、常子はその意味をはかりかねています。

てっきり君子と滝子はうまくいっているものと思っていた杉野は、結局意地の張り合いで・・と話す常子に、「そう言うところも母娘なんだねえ」と何故か事情に通じている様子。

「どうして、母とお祖母様が仲良くやってると思われたんですか?」率直に疑問をぶつける常子。

「え?・・あ・・浜松に帰ってこないから・・」きっとうまくいっているのだろうと思ったと、曖昧な答えを返す杉野。

「・・気になったんですが・・今、滝子さんと仰いましたけれど・・」何故、杉野は滝子の名前を知っているのでしょうか?

「え?・・いや・・どうしてだか・・いや・・」しどろもどろになる杉野に、常子はさらに疑問をぶつけます。

「それにさっき、青柳家に何の躊躇もなく入ろうとされてましたが・・」いらっしゃった事がおありなんですか、と。

尋問受けてるみたいだ・・笑ってごまかそうとする杉野に、「何か・・隠してます?」一緒になって笑いつつ、確信に迫る常子。

「実はの・・小橋君に口止めされてたんだ・・」もう時効だろう、そう前置きして杉野は・・・

今週のお話のキーパーソン、杉野社長がいよいよ登場しました。

いかにも人の良さそうな外見の杉野ですが、どんな秘密を抱えているのでしょうか?

それはさて置き、「何か・・隠してます?」笑顔のまま杉野を問い詰める、常子の表情が印象に残りました。

常子役の高畑充希さんの表情豊かな演技が、とと姉ちゃんの魅力だと思いますが、常子と杉野の軽妙なやり取りが、逆にこれから明らかにされる竹蔵の秘密に対する期待感を高めてくれました。

とと姉ちゃん6週33話の感想まとめ

「もう・・関わらないでください!」娘から三度決裂を告げられた、滝子の悲しげな表情が印象的でした。

致命的な失態を犯しながら、何の自覚もない隈井ですが、今後汚名返上の機会は巡ってくるのでしょうか?

一人蚊帳の外に置かれている感のある美子ですが、大人の事情など分からない無邪気な年頃だからこそ、出来る役割というものもあるように思うのですが・・・

君子と滝子の関係を何とか修復させたいと願う隈井を、美子がどこかで助ける展開もあるかもしれません。

以上、とと姉ちゃん6週33話のあらすじネタバレと感想でした!

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