とと姉ちゃん 6週34話のネタバレと感想

とと姉ちゃん 34話 ネタバレ

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」6週34話のあらすじネタバレと感想です。

まずは6週33話の振り返りを少し。

常子たちの学費を援助していたのが実は滝子だったと知った君子は、常子が青柳への嫁入りを拒めないよう、外堀を埋める魂胆に違いないと不信感を強めます。

援助を拒絶し、自分の力だけで常子たちを女学校に通わせるべく、無理に無理を重ねる君子。

何とか滝子と君子の仲を取り持とうとする隈井ですが、自分の失態が原因とは気付いていない様子。

「どうしてこんな風になっちゃったんだろう・・・」滝子と君子の仲違いに胸を痛める常子は、青柳商店の前で杉野社長と再会します。

何故そんなところに居たのか?疑問をぶつける常子に、杉野は竹蔵に口止めされていた秘密を話し始めました。

⇒6週33話のあらすじを詳しく読む方はこちら

⇒6週のネタバレをまとめて読む人はこちら

とと姉ちゃん 6週34話のあらすじネタバレ

杉野が語る、竹蔵の秘密

「実はのう・・小橋君に口止めされてたで・・」もう時効だろうと前置きをして、杉野社長が胸に抱えていた秘密を話し始めました。

十五年前、常子が生まれてすぐの頃、杉野と竹蔵は出張の途中で青柳商店に訪れたことがあったのです。

駆け落ち同然で君子と結婚したことが、竹蔵もずっと引っ掛かっていたのでしょう。

「小橋君が必死に・・君子さんと仲直りをしてほしい旨を伝えたんだが・・・」滝子は素っ気なく追い返していたのでした。

ですが、急に許してもらえるはずがないと思い直した竹蔵は、浜松から月に一度、滝子に宛てて小橋家で起こった色々な出来事を書き綴った手紙を送ることに。

「君たちや君子さんに・・秘密にしながら続けるのが大変だったって」そう言って笑ってた、と振り返る杉野。

竹蔵が亡くなるまでずっと手紙を送り続けていたことを、常子は全く知りませんでした。

「・・・だからだ」隣で呟いた鞠子は、ようやく理解しました。

青柳家に来てすぐに滝子から送られたハンカチの色が、自分たちの好みにピッタリ合っていた理由を。

竹蔵は、君子と滝子の仲を取り持ちたいと、ずっと願い続けていたのでした。

「・・小橋君の思いが伝わったか、確かめたかったで」そう言って、竹蔵を懐かしむように笑う杉野。

それが、まさかまた喧嘩別れしていたとは・・力なく笑う杉野の話を聞いていた常子でしたが、「私・・やっぱり説得してきます」突然立ち上がると、一人駆け出すのでした。

滝子は竹蔵からの手紙で、あらかじめ常子たちのことを知っていたのでした。

言われてみれば、最初に対面した時、「こんなに大きくなったのかい・・・」そう言って滝子は感慨に耽っていましたが、改めて考えてみると違和感のあるセリフですね。

しかし、ずっと以前から竹蔵の手紙を通じて、常子たちの成長を見守ってきたのだとしたら、そう言う言葉が自然と出てくるのも納得ですね。

常子の決意

青柳商店を目指し、息を切らして駆ける常子。

「・・では、そのように準備を進めさせていただきます」滝子が客と商談をしていると、突然、店先に常子が現れました。

「ごめんください!」店の中に向かって声を掛け、呼吸を整えると「お祖母様に、お話があります」と、意を決したように滝子を真っ直ぐに見つめる常子。

「・・・帰りな」滝子は戸惑いながらも、客の手前、出来るだけ穏やかに常子を下がらせようとします。

此処はあんたの来るところじゃない・・繰り返し帰るように諭す滝子ですが、常子は構わず店の中に入ってきました。

「お話させて下さい」そう言って自分を真っ直ぐ見つめる常子を、清に命じ追い返そうとする滝子。

乱暴なことは苦手で・・と嫌がりつつ、滝子の命令には逆らえない清が常子に店を出るよう促しますが、「お話させて頂けるまで、私は此処を一歩も動きません!」と常子はその場に座り込んでしまいました。

固い決意の常子を持て余す滝子に、隈井が常子の話を聞いてみては・・と促します。

それでもなお、清に命じて常子を追い出そうとする滝子。

出来るだけ穏便に済ませたい清が、常子に帰るよう促しますが、「嫌です!」きっぱり拒否し清を振り払います。

「意地でもここを動きませんから!」テコでも動かない常子に、とうとう滝子の方が根負けしました。

清に客の相手を命じ、隈井には常子を奥に通すよう指示すると、一足先に奥へ下がる滝子。

「・・よかったですね」隈井が小声で話しかけ、常子を案内します。

直談判を求めてやって来た常子を、滝子が帰らせようとしたのは君子に対する遠慮があったからでしょうか?

誤解とはいえ、学費の援助を常子が清との縁談を断れないよう、外堀を埋めるための策略と思い込んでいる君子。

滝子としても娘との関係をこれ以上悪化させたくない、そのためには常子たちとはこれ以上会うことはできません。

しかし、常子たちに対する愛情もあり、娘と孫たちとの板挟みで苦しい立場です。

いまだに君子と滝子の仲違いの原因を知らない常子は、滝子の苦しい胸の内を知らないまま、無理を押し通すのでした。

常子の涙・・・

青柳商店の奥で向かい合う常子と滝子。

二人にお茶を出し、部屋から出た隈井でしたが、どうしても二人の話の行方が気になり、障子戸の外で聞き耳を立てています。

「用件を早くお言い」硬い表情を崩さない滝子、「もう一度・・かかと話し合ってほしいんです」常子が覚悟を決めたように切り出しました。

返事に困り、目を泳がせる滝子に対し、学費を出してくれたことに対する感謝の気持ちを伝える常子。

「私達を心配して出して下さっているのだなと・・思いました」黙って孫の話に耳を傾ける滝子。

二人の間にしばし沈黙が流れ、常子は慎重に言葉を選びながら続けます。

「どうしても話し合うことが出来ないというなら、仕方ありません」けれども妹たちの学費は今まで通り援助してほしい、勝手なお願いですがと断ったうえで、滝子に懇願しました。

このままでは君子が働き過ぎで体を壊してしまう・・・

竹蔵の代わりになると決めた時、妹たちを女学校に入れ嫁に出す、そう目標を立てた常子ですが、今はその力がありません。

「どうか・・妹たちの分の学費だけ、お貸し頂けないでしょうか?」私は女学校を辞めて働きます、常子の覚悟を聞き思わず息を呑む滝子。

その時、障子戸を勢いよく開き、外で聞き耳を立てていた隈井が入ってきました。

「可愛い孫が頭下げてるんですよ・・つまらねえ意地張るのはもう止しましょう!」そう言って滝子に決断を促します。

君子さんだって誤解しているだけなんですから・・隈井の言葉を聞き、戸惑う常子。

「誤解・・え?誤解って何ですか?」事情を呑み込めない常子に、滝子が縁談の件を打ち明けました。

この家で青柳を守って生きていくことが幸せと信じる滝子は、常子のことを思い清の嫁にと考えたのですが、君子にとっては受け入れ難いこと。

自分にしたのと同じように、常子まで支配しようとしている。

君子が青柳を出た理由を知った常子は、やはり学費の援助をしてくれた滝子の真意が気になります。

「それとこれとは・・関係が無いよ」縁談は縁談、学費の件とは別と説明する滝子。

「でも君子さんは・・常子さんを奪おうとしていると・・」隈井がそう言いかけたところ、突然常子が声を上げて泣き出しました。

「・・・ごめんなさい・・嬉しくて」驚く滝子に謝りながら、尚も感情の高ぶりを抑えきれない常子。

君子と滝子の仲違いの原因が自分にあったと聞き、そこまで深く娘の幸せを考えていた君子の心情を思い、涙がこみ上げてきたのでした。

常子が知れば丸く収めるために、嫁入りすると言い出しかねない。

だから君子は秘密にしていたのだろう・・隈井の説明を聞きさらに泣きじゃくる常子。

「悲しいです・・喧嘩の原因が私だったなんて・・悲しいです」

忙しい娘だねえ・・常子の優しさが嬉しいのか、滝子の表情は穏やかに見えます。

「私を・・憎いとは思わないかい」常子に話を通さず、清の嫁にと考えていた滝子は、やはりどこか後ろめたさもあるのかもしれません。

滝子も君子も共に自分の幸せを考えてくれていたことを知った常子、「感謝こそすれ、憎むわけないじゃないですか」そう言って精一杯の笑顔を見せます。

その答えに黙って頷くと、滝子は文箱に入った手紙の束を常子の前に差し出しました。

「常子の父親から送られてきたものだよ・・全部・・取っておいてある」常子が手紙の束を手に取ります。

裏書きに”小橋竹蔵”とあるのが目に留まり、「ととの手紙・・」そっと呟く常子。

「それを君子に届けておくれ、そして・・伝えてほしいんだがね」

滝子に頼まれた常子は、文箱を胸に抱えて母の元へと駆け出しました。

滝子の口から君子との仲違いの原因を聞かされた常子。

君子と違って、滝子に対する不信感などない常子は、自分のことを気遣ってくれた祖母に素直に感謝します。

そして、母の君子にも同様に感謝の念を抱く常子ですが、何の偏見もなく二人の気持ちを信じる常子だからこそ、胸が苦しくなって感情が溢れてしまったのでしょう。

母と祖母の両方から愛情を受け、そのことが原因となって自分のことを想う二人が対立を深めている・・・

真実を知った時の常子の切ない気持ちは、察するに余りあります。

そんな常子に、竹蔵からの手紙を託した滝子の気持ちは、既に娘との和解に動いているように見えます。

問題は君子がどう受け止めるかなのですが・・・

二人の愛情を信じる常子が、君子の心をどう解きほぐすのか・・やはり手紙がカギを握っているのでしょうか?

君子と滝子の仲を取り持ちたいと願っていた竹蔵は、手紙に一体何を書いているのか、気になりますね。

とと姉ちゃん6週34話の感想まとめ

滝子に託された竹蔵の手紙を胸に抱いて、君子の元へと急ぐ常子。

決裂した娘に対して、滝子は一体何を伝えようというのでしょうか。

清との縁談の件を聞かされた常子は、滝子が自分のことを思ってくれているのだと、素直に感謝していましたが、君子はそれをどう思うでしょうか?

竹蔵の手紙と滝子が伝える言葉、そして常子の思いは頑なになっている君子の心に届くのか、期待と不安が交錯する展開です。

果たしてどんな解決策が示されるのか、楽しみですね。

以上、とと姉ちゃん6週34話のあらすじネタバレと感想でした!

⇒6週35話のあらすじネタバレはこちら

⇒6週のネタバレをまとめて読む人はこちら

⇒とと姉ちゃん各話のあらすじネタバレ&感想の一覧

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ